暖かな春を迎え、桜が咲きだすと本当に嬉しいものですね。縦に長い日本では、地域によって開花時期がだいぶ異なります。桜とともに移動しながら各地の桜を楽しむという方も多いのではないでしょうか。

文化13年（1816年）創業の商家で、今はほうきやカゴなどの荒物と、生活雑貨を扱う「ござ九」。趣のある町屋造りと中津川沿いから見える土蔵群が盛岡市の保存建造物に指定されています。

2012年8月まで岩手銀行の業務が行われていた赤レンガの建物は、今は文化財として一般公開されています。東京駅を設計したことで知られる辰野・葛西建築設計事務所によるものです。

1927年に完成した、近代コンクリート建築の先駆けである「岩手県公会堂」。今も多くの市民や県民の活動の場として利用されています。創業87年になるフランス料理店「公会堂多賀」もあり、ひと味違うランチなども楽しめます。

1913年に消防番屋として建てられた「紺屋町番屋」。屋根の上には望楼が備えられ、消防番屋として使われていた頃の雰囲気を残します。今ではこの場所で寄席を行うなど、市民のイベントも開催されています。

盛岡で古くから愛されている喫茶店「珈琲六分儀」。

自家焙煎コーヒー豆の喫茶店「クラムボン」。コーヒー豆の販売も行っています。お店が近づくとコーヒーの良い香りが漂ってきて、迷わずお店にたどり着けるはずです。

じゃじゃ麺の老舗「白龍」。香り豊かな味噌がなんとも言えない美味しさです。じゃじゃ麺は、ニンニクやショウガ、酢やラー油など、自分の好みで味を変えながら食べるのがおすすめですよ。

桜をメインにして、買い物や街歩き、ご飯までしっかり楽しめる盛岡の街。派手さはなくてもなんとなく心に残る良いところです。桜とともに訪れてみてはいかがでしょうか。