エッセイは頼れる心の栄養剤


笑いたい時に読みたいエッセイ

凡人すたいる。大盛り詰め合わせ|まめ|KADOKAWA出版
ワイルドサイドをほっつき歩け|ブレイディみかこ|筑摩書房
在英保育士であり作家のブレイディみかこさんによる、イギリスの愛すべきおっさん(おばさん)たちのお話を集めたエッセイ。
イギリスに住む中高年の恋や離婚・失業など、英国の現代事情が分かる一冊です。21篇のショートストーリー構成になっているので、さくさくと読めてしまうのも嬉しいですね。
社会人大学人見知り学部 卒業見込|若林正恭|角川文庫
「さすがはお笑い芸人さん!」と思わず唸りたくなる笑いが詰まった一冊。今でこそメディアで活躍されている若林さんですが、昔は若手芸人の下積み期間と呼ばれるモラトリアム時代が長かったと言います。
そんな日々を過ごす中で社会との違和感を感じ、遠回りをしながらも内面を見つめ自身と向き合っていく姿が描かれています。笑いだけでなく、勇気や希望をもらえる作品です。
気づきを得たい時に読みたいエッセイ

新・魔法のコンパス|西野亮廣|角川文庫
現代の革命家と呼ばれ、年齢を問わずファンが多い西野亮廣さん。ビジネス書は苦手、という方でも肩の力を抜いて読める分かりやすさが魅力です。
その時だけでなく、これから先もずっと使えそうな生き方や働き方についてのヒントやノウハウがぎゅっと詰め込まれています。西野さんから読者へ綴られた手紙は、その真摯な思いに胸がじんわり熱くなるはず。
病院というヘンテコな場所が教えてくれたコト。|仲本りさ|いろは出版
看護師として働く作者が、ひたむきに描き続けたノンフィクションのイラストエッセイ。患者さんの死や、避けては通れない自分自身の死をテーマにしています。
看護師としての経験が描かれていますが、人としてどうあるべきかを学ぶことができます。今、「死」というものを身近に感じている方に手に取っていただきたい一冊となっています。
ウチら棺桶まで永遠のランウェイ|kemio|KADOKAWA出版
SNSやYouTubeで話題なだけでなく、歌手やモデルとしても活躍しているkemioさんのエッセイです。独特の言い回しで名言も多く、若者の支持を集めるkemioさん。
もとからポジティブだったわけではなく…クラスで変な人扱いをされ、無視されたこともあったそう。そんな彼が赤裸々に綴る人間関係や恋愛についてのエッセイからは、気づきを得ることが多いはず。
前向きになりたい時に読みたいエッセイ

天才はあきらめた|山里亮太|朝日文庫
南海キャンディーズ・山里さんは、どんなに悔しいことがあってもそれを糧に頑張れる人。コンビ不仲という暗黒時代を乗り越え再挑戦したM-1グランプリのことや、単独ライブでの経験などを綴ったエッセイです。
「努力の天才」と呼ばれる山里さん。社会への復讐心や自身の劣等感を糧に様々な困難を乗り越えていく姿に、共感すること間違いなしです。
私は私のままで生きることにした|キム・スヒョン|ワニブックス
韓国で70万部を突破し、日本でもわずか3ヶ月で15万部を突破したエッセイ。めまぐるしく変化する社会に疲れてしまった人、やりたいことがあるのに上手くいかなくてモヤモヤしている人に読んで欲しい一冊。
今欲しい言葉が溢れていて、読み終わった後は心がじんわりと温かくなるはず。「人と比べなくても良いんだよ」と語りかけてくれるような優しい文章は、自己啓発系は苦手という方にも読みやすいですよ。
さらに、やめてみた。|わたなべぽん|幻冬舎
累計30万部突破 やめてみた。シリーズの最新作エッセイ。「こうあるべき」と考えられているものをやめることで、自分を肯定する暮らし方や考え方を提案しています。
「やりたいことがあるのに我慢している」「ルールに縛られる人生から抜け出したい」という方はぜひ読んでみてください。読み終わった後は心のモヤモヤが解消され、前向きな気持ちになれるはず。
感じるままに本を選ぼう。

インスタグラム、ブログなどで人気を集めるまめさんのコミックエッセイ。3人の子供を育てるシングルマザーであるまめさんの、ちょっとシュールでユーモラスな日常生活が描かれています。
独自の視点で捉えた普段の“なんでもない日常”に、共感と笑いが溢れてくる作品ですよ。