満天の星空が映画館。アフリカの子どもたちの未来へと続く、素敵な映画プロジェクト

満天の星空が映画館。アフリカの子どもたちの未来へと続く、素敵な映画プロジェクト

「アフリカの子どもたちにはじめての映画体験を」そんな想いから、ウガンダを拠点に活動しているプロジェクトがあります。それが「cinema stars アフリカ星空映画館」。映画を通して子どもたちの未来を作る、素敵な活動をご紹介します。2019年09月21日作成

カテゴリ:
アート・カルチャー
キーワード
映画世界
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「はじめての体験」は刺激をくれる貴重な経験

©︎naoko sakuragi

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何事においても「はじめての経験」は、価値観や考え方を左右するきっかけになりますよね。幼い頃ならなおさら、その影響の大きさは計り知れません。
©︎cinema stars

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今回ご紹介するのは、アフリカの子どもたちに「はじめての映画体験」の機会を届けているプロジェクト。映画も映画館も知らないアフリカの子どもたちが「未来」を描くきっかけづくりの活動です。

「cinema stars アフリカ星空映画館」とは?

©︎cinema stars

「cinema stars アフリカ星空映画館」は、ウガンダを拠点とした映画プロジェクト。フォトグラファーの桜木奈央子さんが、ウガンダの友人とともに代表を務めています。

©︎cinema stars

「cinema stars アフリカ星空映画館」は、ウガンダを拠点とした映画プロジェクト。フォトグラファーの桜木奈央子さんが、ウガンダの友人とともに代表を務めています。

はじまりは、ウガンダがまだ内戦中だった頃に、ノートパソコンを使って子どもたちと映画を観たこと。10年後、その時の少年と再会した際に贈られた言葉が、この活動の原点なんだとか。

はじまりは、ウガンダがまだ内戦中だった頃に、ノートパソコンを使って子どもたちと映画を観たこと。10年後、その時の少年と再会した際に贈られた言葉が、この活動の原点なんだとか。

その10年後、そこにいたある少年のひとりが大人になってこんな言葉をくれました。

「星空の下でみんなで観た映画が、大人になった今でも、忘れられない」

彼の輝くような笑顔に「映画の力」を痛感しました。
出典:cinema stars アフリカ星空映画館 – 大人になったいまでも、星空の下で見た映画が忘れられない
©︎naoko sakuragi

現在はもちろんノートパソコンではなく、プロジェクター、スクリーン、スピーカーを準備して本格的に上映するというスタイルに。満天の星空の下、みんなで鑑賞するはじめての映画。中には、チケットの半券をずっと大切にしている子どももいるそうです。

©︎naoko sakuragi

現在はもちろんノートパソコンではなく、プロジェクター、スクリーン、スピーカーを準備して本格的に上映するというスタイルに。満天の星空の下、みんなで鑑賞するはじめての映画。中には、チケットの半券をずっと大切にしている子どももいるそうです。

©︎naoko sakuragi

移動映画館としてこれまでに800人以上の子どもたちに映画体験を提供するほか、日本の小学生との交流やワークショップなどさまざまな活動を行っています。星空よりもキラキラの笑顔が、遠い異国の地で今日も輝いているかもしれません。

©︎naoko sakuragi

移動映画館としてこれまでに800人以上の子どもたちに映画体験を提供するほか、日本の小学生との交流やワークショップなどさまざまな活動を行っています。星空よりもキラキラの笑顔が、遠い異国の地で今日も輝いているかもしれません。

アフリカの子どもたちは希望そのもの

©︎taro kurushima 

豊かな自然の中で、のびのびと暮らすウガンダの子どもたち。学校に通える子は勉強もたくさんします。

©︎taro kurushima

豊かな自然の中で、のびのびと暮らすウガンダの子どもたち。学校に通える子は勉強もたくさんします。

©︎naoko sakuragi

ですが水道や電気のない村では、子どもたちも大切な労働力。赤ちゃんのお世話、炊事、畑仕事など、お手伝いするのは当たり前。なかなか教育に触れる機会がありません。

©︎naoko sakuragi

ですが水道や電気のない村では、子どもたちも大切な労働力。赤ちゃんのお世話、炊事、畑仕事など、お手伝いするのは当たり前。なかなか教育に触れる機会がありません。

©︎naoko sakuragi

そんな子どもたちに「知る」機会を与えたら…?乾いた土地に水がどんどん染み込むように、そこから生まれるのは無限の可能性。

©︎naoko sakuragi

そんな子どもたちに「知る」機会を与えたら…?乾いた土地に水がどんどん染み込むように、そこから生まれるのは無限の可能性。

©︎naoko sakuragi

内戦から10年以上経ち、すっかり平和になったウガンダ。「復興」から「発展」への過渡期に差し掛かり、今こそ必要なのは、ウガンダの未来を背負う子どもたちへの「教育」。この映画プロジェクトが、その学びの一端を担います。

©︎naoko sakuragi

内戦から10年以上経ち、すっかり平和になったウガンダ。「復興」から「発展」への過渡期に差し掛かり、今こそ必要なのは、ウガンダの未来を背負う子どもたちへの「教育」。この映画プロジェクトが、その学びの一端を担います。

「cinema stars アフリカ星空映画館」の主な活動

映画の上映

©︎naoko sakuragi

このプロジェクトのメインとなる活動。日本のアニメや子どもたちが制作した映像作品の上映を通して、生き方の可能性を広げます。ただ上映するのではなく、チケットやポップコーンといった、わくわくする仕掛けもたくさん用意して、子どもたちの「はじめての映画体験」を盛り上げます。

©︎naoko sakuragi

このプロジェクトのメインとなる活動。日本のアニメや子どもたちが制作した映像作品の上映を通して、生き方の可能性を広げます。ただ上映するのではなく、チケットやポップコーンといった、わくわくする仕掛けもたくさん用意して、子どもたちの「はじめての映画体験」を盛り上げます。

日本の子どもたちとの交流

©︎naoko sakuragi 

日本とウガンダの子どもたちが、もしかすると10年後にはなにかの機会で出会い、一緒に仕事をすることもあるかもしれない。そんな未来のために、子どもたちの交流の橋渡しも盛んに行っています。ビデオレターや写真の交換、歌や演劇の披露、共同制作など、子どもたちの交流に国境はありません。

©︎naoko sakuragi

日本とウガンダの子どもたちが、もしかすると10年後にはなにかの機会で出会い、一緒に仕事をすることもあるかもしれない。そんな未来のために、子どもたちの交流の橋渡しも盛んに行っています。ビデオレターや写真の交換、歌や演劇の披露、共同制作など、子どもたちの交流に国境はありません。

ワークショップ

atelier cinema stars

©︎naoko sakuragi

実際に映画館を見たことがないウガンダの子どもたちに向けて、「映画館とはどんな場所なのか」というワクワクを膨らませ、実際に映画館を作るワークショップ。「映画館」というひとつのものを作りあげる体験を通して、子どもたちのクリエイティビティを育みます。

©︎naoko sakuragi

実際に映画館を見たことがないウガンダの子どもたちに向けて、「映画館とはどんな場所なのか」というワクワクを膨らませ、実際に映画館を作るワークショップ。「映画館」というひとつのものを作りあげる体験を通して、子どもたちのクリエイティビティを育みます。

アートワークショップ

©︎naoko sakuragi

絵の具を使ったことのないウガンダの子どもたちに、「はじめての絵画体験」をしてもらうワークショップです。作品作りを通して、子どもたちの想像力を伸ばします。

©︎naoko sakuragi

絵の具を使ったことのないウガンダの子どもたちに、「はじめての絵画体験」をしてもらうワークショップです。作品作りを通して、子どもたちの想像力を伸ばします。

映画制作

子どもたち自らがカメラを持ち、出演、脚本、照明などを担当。制作した映像をスクリーンで上映・鑑賞します。

子どもたち自らがカメラを持ち、出演、脚本、照明などを担当。制作した映像をスクリーンで上映・鑑賞します。

子どもたちの未来がもっとキラキラ輝くために

満天の星空が映画館。アフリカの子どもたちの未来へと続く、素敵な映画プロジェクト
子どもたちの心に撒いた「はじめての体験」という種。キラキラ輝く笑顔から、どんな大きな実が育つのでしょうか。日本の子どもたちも関わっているこの活動、わたしたち大人も注目して見守っていきたいですね。
cinema stars アフリカ星空映画館 – 大人になったいまでも、星空の下で見た映画が忘れられない

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