秋はなんとなく、寂しい
人恋しい気分のときは友達を誘ってお茶したり、家族に電話をかけてみたりするのもいいけれど、予定も入れられない夜や日中の変な時間にすとんと寂しくなってしまうことだってありますよね。
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ブランケットみたいにあたたかい。おすすめの本&音楽12選
1.Carole King「You've Got a Friend」
アルバム『Tapestry(つづれおり)』の中の1曲です。
「落ち込んでしまったり、うまくいかないことがあったりしたら、私を思い出して」と友達に語りかけるあたたかい歌詞と、飾りけなく素朴な歌声にほっこり。
2.青葉市子「月の丘」
どこかはかない世界観とそよ風のように柔らかな声が心に響きます。
やさしさの中にノスタルジーを感じる歌詞が、行きどころなく切ない気分にそっと寄り添ってくれるよう。
3.Novo Amor「Carry You」
Novo Amorによる柔らかで美しいオルタナフォークです。
この曲はNovo Amorが「5年前に行ったある場所」について表現したもので、ロマンティックにも感じられるほどの「懐かしさの表現」を試みたものなのだそう。
秋には自分にとって「ノスタルジーを感じる場所」を思い出してみるのも素敵ですね。
4.Billy Joel「Piano Man」
土曜日の9時のバーに集まってくるのは、昔懐かしい記憶に酔う老人や夢追い人たち。みんなは「ピアノマン、歌ってくれ」と言い、ひととき元気づけてくれる音に浸ります。
そんな情景が浮かぶ『Piano Man』ですが、歌詞の中に登場する人物たちにはそれぞれ実在の人物のモデルがいるそうです。
5.The Monkees「Daydream believer」
美しい奥さんを娶った幸せ者が朝の身支度をしながら考えたことが歌詞になっている、明るい名曲です。様々なアーティストにカバーされ続けてきました。きっとどこかで一度は耳にした事があるはず。
1.『たんぽぽのお酒』レイ・ブラッドベリ
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1ページ目に1928年6月、12歳の少年の夏が始まり、最後のページでその夏は終わります。
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夏を見送りながら読んでみては。
2.『十月はたそがれの国』レイ・ブラッドベリ
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こちらは後味「ほっこり」とはいかないかもしれませんが、ファンタジックで奇妙な詩情を感じる珠玉の短篇集であることは間違いありません。
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3.『ブルックリン・フォリーズ』ポール・オースター
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様々なあやまちをおかしながらブルックリンの街にたどりつく登場人物たちですが、彼らに注がれる主人公の眼差しはゆるくも温か。そのおかげで、客観的に見るととんでもない事件が起きている場面さえ、どこかユーモラスに読めてしまいます。
大人による大人のための物語を秋の夜長に♪
4.『トマシーナ』ポール・ギャリコ
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母のない少女メアリ・ルーの飼い猫・トマシーナは、港で大けがをします。歩けなくなったトマシーナはメアリ・ルーの反対も空しく彼女の父に安楽死させられ、少女はたった1人の父親への信頼感も失ってしまうのでしたが……。
折々に挟まれる猫の視点もユニークなあったかファンタジーです。
5.『猫語の教科書』ポール・ギャリコ
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「果たして人は猫を飼っているのか?飼われているのか?我々は猫にしもべとして使われているだけなのでは?」というかすかな疑いを抱いたことがある人もいるのではないでしょうか。
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かわいらしい声や姿・気品のある佇まいで、「いかにして人間の家を乗っ取るか」を書いた猫による猫のための教科書です。
6.『しっぽちゃん』群ようこ
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時にかわいく時ににくたらしく、それでもやっぱりどこかにくめない、そんな家族とペットのすっぴんの付き合いはユーモラスでほほえましい!登場人物がそのあたりの家からひょいと顔を出してくれそうな親近感を覚えます。
7.『トムは真夜中の庭で』フィリパ・ピアス
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おじさんもおばさんも知らないその庭には季節外れの花が咲き乱れ、不思議な1人の少女がいます。
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「私たちはみんな、じぶんのなかに子どもをもっているのだ。」とピアスは書きました。
大人にとっても滲むような輝きを放つ、児童文学の傑作です。
秋の寂しさもいっときのこと
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よい秋をお過ごしください。
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