SIRUP(シラップ)
ルーツであるR&B/ソウル、ヒップホップなどをベースにジャンルを超えて様々なクリエイターとコラボし、新しいものを生み出していく。その変幻自在なボーカルスタイル、五感を刺激するグルーヴィーなサウンド、そして個性的な歌詞でリスナーを魅了する。SIRUPは、Sing & Rapからなる造語。
2019年5月にリリースされた初のフルアルバム『FEEL GOOD』は、オリコン初登場7位を記録。甘く魅惑的なボーカル、シンプルでありながらも奥深い歌詞、多彩な表情を見せる楽曲の数々が、音楽ファンを次々と魅了しています。
こちらは収録曲「Do Well」。グルーヴィーなサウンドに、日本語と英語を織り交ぜたキレのあるフロウが乗ったダンサブルなナンバーです。Honda『VEZELTOURING』のTVCMソングに起用され、一躍話題となりました。ライブハウスのような照明に照らされたジャングルの中で歌う映像が印象的!
同じく収録曲の「Evergreen」は、「Do Well」も手掛けた映像ディレクター・笠井裕輔の案で、SIRUP本人の家族が撮影している映像も入っています。様々な発想や自身の魅力が切り取られたMVも、SIRUPというアーティストならではの特長です。6月末から始まった初の全国ツアーは追加公演含め全公演即ソールドアウト、“SUMMER SONIC 2019”や“ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2019”をはじめ、多くの夏フェスに出演が決定しています。彼の音楽を体感したい人は、ぜひチェックを!
優河(ゆうが)
“一瞬で世界を変える歌声”の持ち主として、着実にその名を世に広げているシンガーソングライター、優河。思わず息を呑むほど深く透明感のある声と、どこか遠くの世界が目の前に広がるような歌詞やサウンドメイクで、独自の世界観を築いています。
2011年からシンガーソングライターとして活動開始。2015年11月、プロデューサーにゴンドウトモヒコを迎え、1stフルアルバム『Tabiji」をリリース。2016年10月よりNHK Eテレ「シャキーン!」に提供した楽曲『朝にはじまる』がオンエアされる。2017年2月、おおはた雄一とのツアーの集大成となるミニアルバム『街灯りの夢』をリリース。2018年3月には2ndフルアルバム『魔法』をP-vineレコードからリリースし、クールかつダイナミックな音像で好評を博す。2019年、中野量太監督の『長いお別れ』の主題歌を担当。TVCMナレーション(UNIQLO、POLA等)やサウンドロゴの歌唱など、幅広く活躍している。
2019年5月にリリースしたミニアルバム『めぐる』の表題曲「めぐる」は、日本アカデミー賞ほか国内映画賞計34 部門を受賞した映画『湯を沸かすほどの熱い愛』中野量太監督の最新作、『長いお別れ』の主題歌としても話題になりました。
こちらが映画のために書き下ろされた「めぐる」のMV。体に沁みわたる美しい歌声や、一言ひとこと丁寧に紡がれた言葉は、すべての大切なものに想いを馳せたくなるような奥行きがあります。
シングルカットされた「JUNE」は、研ぎ澄まされたサウンドと涼し気な歌声が心地よいミディアム・ナンバー。何度も聴きたくなる、洗練された1曲です。今年は“FUJI ROCK FESTIVAL '19”に出演、9月24日には『めぐる』のリリースライブを渋谷WWWで開催するなど、今後の彼女の活動からますます目が離せません!
1983(イチキュウハチサン)
1983年生まれの新間功人(Ba/Vo)を中心に、多様なバックグラウンドを持つ腕利きのメンバーで結成された6人組バンド。初期キリンジを彷彿させる関信洋(Vo/Gt)のやさしくも渋さをまとった歌声と、重層的でポップなアレンジが、耳の肥えたリスナーを掴んで放しません。
1983年生まれのベーシスト、新間功人を中心に結成された、80年代+α生まれの6人組。各個人の音楽史観をルーツミュージックと解釈し、日本ポップスの可能性を追求。ベーシックな4リズムに、トランペットとフルートが華を添える。6人はそれぞれoono yuuki、森は生きている、トクマルシューゴ、王舟、シャムキャッツ、柴田聡子inFIRE、折坂悠太、蓮沼フィル、寺尾紗穂などの録音に参加。
2019年5月にリリースされた最新作『渚にきこえて』は、これからの季節にぴったりの1枚。聴けば思い思いの夏の風景が目の前に広がるに違いない、ドライブミュージックとしてもイチオシの作品です。管楽器や鍵盤の音色がリゾートチックな世界観を際立たせた、キラキラしつつも根底には大人の香り漂う、名曲ぞろいの必聴版!
こちらは今にも泳ぎ出したくなるような、静かなワクワク感に満ちた収録曲「Swim」のMV。手紙入りのボトルが旅をする、どこかキュンとくる素敵な物語に仕上がっています。
メンバー全員で執筆した初のzine「渚のうらがわ vol.0」も、全国のレコード店や書店で配布中です。これを読めば、新作や1983のことがもっと分かるはず! 漫画家の日向山葵によるイラストも個性的でキュートです♪ 8月31日には“青山 月ミル君想フ”でワンマンライブを開催する彼ら。ぜひ足を運んでみてくださいね。
showmore(ショウモア)
根津まなみ(Vo)、井上惇志(Key)の2人からなるshowmore。根津のアダルトで情感豊かな歌声と、井上のジャジーでどこか色気のあるキーボードが、ときにクールに、ときにエモーショナルに絡み合う、他にはない存在感を放つユニットです。
ジャズやヒップホップを下敷きに多彩な表情を持ち、キャッチーな歌詞と旋律で切なくアダルトな世界観をビビッドに描き出す。2017年9月より始動し配信シングル「circus」をリリース。先行公開されたMVがYoutubeで話題となり250万回再生を超える。2018年5月に1stアルバム「overnight」をリリース。配信限定シングルや7インチ/LPなどアナログのリリースも精力的に重ね、自主企画/ワンマンは軒並みソールドアウトとなるなど今後が注目される。
「正しいことばかり言わないで。人は寂しい生き物でしょ」
シンガー&ラッパーのSIRUPをフィーチャーした「now」は、SNSについて歌った1曲。誰もの心をドキリとさせる歌詞、絶妙にかけ合う伸びやかなボーカルとラップ、知らず体がリズムを刻んでしまう音作りは、まさに最新かつ極上のポップスと言っても過言ではありません。
こちらは代表曲「circus」が収録された『overnight』のアナログ盤。痛いほどに伝わる女心や、都会的で生きるリアルな想いが濃縮された1枚は、レコードで聴くとまた違った趣が味わえるはず。
7月3日には、SOUL、R&Bシンガー・ZINがshowmoreをフィーチャーした「in the mirror」を配信限定でリリース。ZINとの化学反応で生まれた、2人の新しい一面を感じさせる切なくも美しいラブ・バラードは必聴です!
森永陽実(もりながあきみ)
ブラジル音楽からアイドル歌謡まで、幅広い音楽を昇華した新世代のシンガーソングライター、森永陽実。聴き手を瞬時に妖しくも魅惑的な物語の中へ連れていく、今注目すべきアーティストです。8人編成のバンド「森永陽実とイル・パラディソ」のボーカルとしても活動しています。
ボサノバ、MPB、ニューミュージック、アイドル歌謡、レゲエ、AORなど、様々な音楽ジャンルを吸収し、独自のコンテクストで昇華する中南米歌謡ポップスSSW。短編小説の様な作家性と、ポップミュージックとしてのフィジカルな快楽が同居する楽曲群は、煌びやかな中毒性に溢れている。
現在都内を中心に、アコースティックスタイルや8人編成 { Ryosuke Tomita (Drums)、二階堂亜美 (Piano)、渡辺洋輔 (Violin)、石川ゆう太 (Guitar)、カガユウ (Chorus)、高野いづる (Chorus)、坂本宗介 (Bass)} の大所帯バンド「森永陽実とイル・パラディソ」名義で活動中。2018年、デモテープをもとに1年がかりで制作した6曲入り1st EP『オマージュの部屋』を発表。
ボサノバや歌謡、レゲエ、ポップスなどを独自に解釈した彼が紡ぐ言葉やメロディーは独創的で、一度聴けばたちまちその中毒性にやられてしまうこと間違いなし! その世界観が映像からも伝わるMV「もののけ天使」は必見です。
1st EP『オマージュの部屋』は、どこか童話や短編小説の香り漂う、不思議で謎めいた引力を持つ1枚。古い映画のワンシーンを思わせる独特の歌詞や、現実をふと忘れさせるようなバンドの音作りが、誰も見た事のない風景を描き出します。
そんな彼が、初の音源配信からわずか8か月にも関わらず“FUJI ROCK FESTIVAL '19”の“ROOKIE A GO-GO”にバンド編成で出演決定! まだまだ新しい表情を見せてくれるに違いない森永陽実とイル・パラディソ、今のうちにぜひチェックしてくださいね。
Voli(ボリ)
東京を拠点に活動するアーティスト、鶴堀貴之(つるぼりたかゆき)のソロプロジェクト。弾き語りで培った歌を軸に、ブルース、ファンクなどのブラックミュージック、オルタナティブ、アンビエントを取り入れ、レトロフューチャーな世界を描きます。
イギリスでアニメーションを作りながら作曲を始める。帰国後、路上からはじまり、ライブハウスやバー、カフェなどで弾き語りスタイルにて演奏を続けつつ、音楽と自作のアニメーションを融合させたパフォーマンスも行う。2017年5月、原宿LUCKANDで初となる映像と音楽の個展を開催。BSフジ「be ポンキッキーズ」では音楽パペット劇「ボリオ」のレギュラー放送やEテレ「Q 〜こどものための哲学〜」にて作曲・歌も担当。2018年1月、ソロプロジェクトVoliを開始。
2018年12月にアゲハスプリングスの新レーベル、agehasprings TracksよりEP『MOMENTS』をリリースした彼。収録曲の「mornin' mornin'」のMVは、自身が手がけたキャラクターとVoliによる絶妙にキュートでクールな映像に仕上がっています、幅広いジャンルで才覚を発揮するVoliの魅力が詰まった作品!
最近はVoli & The Chips( Pf/石川さやか、Dr/まことU.S.A、Ba/開輝之)というサポートを加えたバンド編成で活動することも多い彼ですが、そのライブは打ち込みを多用したスタイリッシュな音源とはひと味違います。どこか泥臭く、息を呑むような歌いっぷりとバントセッション、瞬時に場の空気を変える生々しさのギャップに、きっとシビれてしまうはず。一度は観ていただきたいステージです。
Emerald(エメラルド)
様々なジャンルや年代の音を取り込みながら、常にカルチャーの流れを捉え、時代に沿ったオリジナリティ溢れる音楽を発信し続けるEmerald。
2011年結成。ジャズ、ネオソウル、AORといったジャンルを軸にした楽曲群に、Vo/中野陽介の持つジャパニーズポップスの文脈が加わったサウンドは、新しいポップミュージックの形を提示している。2017年リリースの2ndアルバムはSpotifyプレイリストにピックアップされるなど、各方面から高い評価を受けた。2018年12月には1stミニアルバム『On Your Mind』をリリース。2019年は都内主要サーキットフェスに加え、野外フェスへの出演も決定している。
1stミニアルバム『On Your Mind』のリードトラック「ムーンライト」が複数のラジオ局でパワープレイに選ばれるなど、ますます注目度を上げる彼ら。こちらも『On Your Mind』収録曲「東京」のMVです。その重層的かつ煌めくサウンドと、中野(vo/gt)の伸びやかでロマンチックな歌声は、聴き手を瞬時に圧倒的な音の波と心地よさで包み込みます。
最新の配信リリースは、フィッシュマンズのカバー曲「ゆらめき IN THE AIR -Fishmans cover.-」。Emerald独自の洗練されたエッセンスが散りばめられた、ソリッドで浮遊感溢れる秀逸な楽曲に仕上がっています。
また過去作のアナログ化を目指したクラウドファンディングでは、達成度175%を記録! それにより、彼らの魅力の核が詰まった名盤『PAVLOV CITY』のレコード化が決定しました。CDとは違う音質でじっくり楽しんでいただきたい1枚、ぜひ手に取ってみてくださいね。
中村翔(なかむらしょう)
ライブハウスやカフェ、新宿ゴールデン街のバーでの投げ銭ライブなど、全国津々浦々で歌い続けてきたシンガーソングライター、中村翔。ほっと息をつける温かい歌声、深く、奥行きのあるギターの音色が持ち味です。
高校時代よりギターを始め、様々なバンド活動を経た後、2006年よりソロ活動開始。ジャンルレスな要素を取り込んだ楽曲を作り始め、自らボーカルをとることになる。ビートのあるギターに温かみのある歌声が、聴く者の耳を惹きつけてやまない。2015年12月に下北沢440でのワンマンライブを行う。2016年7月27日にAirplane Labelより初の全国流通版「RE:BEST」を発売。映像作品への楽曲提供など、全国津々浦々、精力的に活動中。
ポップでありながらも根底にジャズやブルースのエッセンスが息づき、聴けば聴くほど楽しめる彼の歌ですが、その歌詞にも魅力が。一聴すると明るい「春が来る」にも、裏の意味が隠されています。映像にもヒントがあるので、ぜひチェックを!
2019年4月に3日連続でリリースされた「くじらの街」「Airplane」「会いに行くよ」は、サブスクリプションで聴くことができます。どれもライブで歌い込まれた曲ですが、そのアレンジは様々で、聴きごたえ満点です。誰もの心にそっと寄り添いつつも、彼の歩いてきた道が滲み出るような、味わい深い中村翔だけの音楽。どうぞ触れてみてください。
R&B、ソウル、ヒップホップをベースに、ジャンルを超えて様々なミュージシャンやクリエイターとコラボレートし、今最も音楽シーンを賑わしているSIRUP。