冬は心温まる音楽で、ホッと一息つきませんか?
Emerald(エメラルド)
初めにご紹介するのは、6人組バンドEmerald。ジャズ、ネオソウル、AORなど多彩なジャンルを織り込んだ楽曲に、ボーカル中野陽介の伸びやかな歌声が心地よい、極上のポップ・サウンドが楽しめます。
2011年結成。2017年にリリースされた2ndアルバム『Pavlov City』では、近年のチルウェイブ等の要素も取り入れサウンドをアップデート。Spotifyにて複数のプレイリストにピックアップされるなど、各方面から高い評価を受けている。2018年1月、渋谷WWWにて2nd Album Release Party『Neo Oriented』をゲストにbonobos、O.A.にeckeを迎えて満員御礼の中で開催された。
シングル「ムーンライト」のMV。一度聴いたら忘れられないキャッチーなメロディーと切ない歌詞が光る、普遍的な名曲に仕上がっています。「月」と「コーヒー」をテーマに現実と非現実が交錯する映像は、何度も見たくなるような中毒性があり、必見です!
こちらはラッパーの環ROYとのコラボレーションライブの様子。浮遊感のあるサウンドと心地よい歌声に、思わず体が揺れ出してしまう人も多いはず。
2018年12月12日に発売されたミニアルバムは、5曲全てが書き下ろしの新作です。ゲストにDADARAYのえつこ(コーラス)、TAMTAMのユースケ(ギター)らが参加。ブラックミュージックとポップスの要素に10年代のサウンドをのせた、今この時代に聴いてほしい「最新のポップス」が詰まっています。
showmore(ショウモア)
続いては根津まなみ(ボーカル/作詞/作曲)、井上惇志(キーボード/作曲/編曲)からなるセンセーショナルなポップユニット、showmore。ジャズやヒップホップを下敷きに、キャッチーな歌詞とメロディーで、切なくアダルトな世界観を描き出します。
2015年11月に結成。結成直後から、りんご音楽祭2016出演やモーションブルー・ヨコハマでのワンマン公演など精力的に活動し、MV「circus」は全国流通盤リリース前にもかかわらず瞬く間に50万回再生を突破し一躍話題となる。2018年5月に1stアルバム『overnight』をリリース、同6月には「恋をした/circus」の2曲を7inchアナログ盤としてアルバムからシングルカット。
「正しい事ばかり言わないで。人は寂しい生き物でしょ」
こちらが、公開からすぐに50万回再生を突破し一躍話題となったMV。主演にermhoi、Kai Takahashi(LUCKY TAPES)、大比良瑞希らを迎えたスタイリッシュな映像とともに、都会の夜を思わせるサウンドと胸を締め付けるような歌詞が、心の奥深くに入り込んできます。
2018年5月には、初の全国流通盤『overnight』をリリース。今までとこれからのshowmoreをパッケージした、アーバンでポップな、夜に聴きたくなる作品です。
同アルバムに収録されている「恋をした」はCharaのカバー。原曲とはひと味違う、お洒落なアレンジが魅力的です。2020年2月5日(水)に開催する恵比寿リキッドルームのワンマンライブがソールドアウトした彼ら。ぜひ今後のイベントで、最も注目すべきバンド、showmoreのステージを体感してみてくださいね。
大比良瑞希(おおひらみずき)
こちらはシンガーソングライター&トラックメイカーの大比良瑞希。スモーキーな歌声と、エレキギターを爪弾きながら歌うスタイルは、明るくも物憂げな唯一無二の世界観を作り出しています。
2015年ミニアルバム「LIP NOISE」のリリースでソロ活動をスタート。2016年アルバム「TRUE ROMANCE」をリリース。2017年8月より3ヶ月連続シングルのデジタルリリースを発表。FUJI ROCK FESTIVALのほか、SOMMERSONIC、りんご音楽祭、音泉温楽などフェスへの出演も多数。歌とギターのほか、企業CMへの楽曲提供や様々なアーティストのサポートワークでも注目を集めている。
2018年9月には、3thアルバム『unify』をリリースしました。3ヶ月連続で配信リリースした「アロエの花」「Real Love」「見えない糸~Never Be The Lonely One~」を収録した3曲に加え、tofubeats、STUTS、Kai Takahashi(LUCKY TAPES)によるリミックスも収録した注目作!
やわらかな空気をまといつつ、心のある凛とした歌声を聴かせる彼女。揺れ動く女性の心を歌い上げながらも、根底に音楽家としてのスキルとパワフルさを持つアーティストです。
ソウルフルかつオルタナティブに新時代の歌謡曲を紡ぐ、大比良瑞希。ときにたおやかに、ときにゾクゾクさせるメロディーと歌声で、これからますます聴き手を魅了し続けるに違いありません。
ものんくる
吉田沙良(ボーカル)と角田隆太(作詞/作編曲、ベース)からなるユニット「ものんくる」。ジャズを基軸にした独自のサウンドに詩情豊かな日本語詞を織り交ぜ、ジャンルの枠を超えた音楽を作り上げています。
2011年結成。2017年に発売された3rdアルバム『世界はここにしかないって上手に言って』がAmazon、iTunes、AppleMusicなど各配信チャートジャズ部門1位を獲得し、オリコンチャート初登場70位ながら、洗練されたポップセンスが大きな注目を集めた。FUJI ROCK FESTIVAL 2015への出演、BLUE NOTE TOKYO単独公演SOLD OUTなど、全ジャンル対応でボーダレスに駆け巡る。
2018年9月にリリースした『RELOADING CITY』は、これまで菊地成孔のプロデュースで3枚のフルアルバムを出している彼らの、初のセルフプロデュース作品。ポルノグラフィティの「アポロ」のカバーも収録した、彼らにしかできないジャジーで洗練された仕上がりです。
アルバムタイトルでもあるこの楽曲は、踊れるビートとエキゾチックなボーカルが堪能できる、スマートでお洒落なナンバー。さまざまな仕掛けがあるMVからも目が離せません。
吉田沙良の意志を持った澄んだ歌声と、ときに聴き手を励まし、孤独を和らげるような歌詞も、このユニットの大きな魅力。「何度でも繰り返し夢見る」は、一度は聴いてほしい“泣ける曲”です。
TAMTAM(タムタム)
最後にご紹介するのはTMATAM。クロ(ボーカル/トランペット/シンセサイザー)、高橋アフィ(ドラム/プログラミング)、ともみん.(キーボード/コーラス)、ユースケ(ギター)からなる4人組オルタナティブバンドです。
クロの透明感と力強さを併せ持つ歌声を中心に、レゲエ、ダブを土台に培った緻密な音楽性は、ときにクールに、ときにホットに聴き手の音の旅へと誘います。
2018年7月に発売されたアルバム『Modernluv』は、都会で今を生きる人々の日常や心の風景を描いた、甘美できらびやかな作品。ゲストにGOODMOODGOKUのほか、入江陽、YutaFukai、塩谷唯摩が参加しています。ドライブ・ミュージックにもぴったりな1枚!
ラッパー・シンガーとして注目を集めるGOODMOODGOKUとのコラボ曲は、GOKUの甘くささやくような歌声が曲を彩るラブ・ソングです。ロマンチックなひとときや、恋人を想う夜に聴いてみてはいかがでしょうか?
寒さが深まるこの季節、皆さんはどうお過ごしですか? 今回ご紹介する5組のバンドの音楽は、どれも聴く人の心に寄り添うステキなものばかり。きっと日々の生活を彩ってくれるに違いありません。