作:ジェラール・ロ・モナコ/訳：うちださやこ/出版社：アノニマ・スタジオ

はじめにご紹介するのはフランスのしかけ絵本の名手、ジェラール・ロ・モナコ氏の「おもちゃばこ」です。絵本の中からトラックや消防車、ヨットなど合計10種類の可愛いおもちゃが登場します。

こちらは両端の矢印の部分を左右に引っ張ると、のこぎりが実際に動き出す「うごくのこぎり」。2人の木こりがギーコギーコとのこぎりを動かしながら、木を切る様子がユーモラスに描かれています。次々と登場する可愛らしいおもちゃ、優しいタッチのイラスト、鮮やかな色彩。見ているだけで楽しい気持ちになれる―そんなたくさんのワクワクが詰まった素敵な一冊です。

作：アヌック・ボワロベール、ルイ・リゴー/訳：松田 素子/出版社：アノニマ・スタジオ

続いてご紹介するのは、自然豊かな森を舞台にした絵本「ナマケモノのいる森で」。こちらはフランスの絵本作家、アヌック・ボワロベールと、ルイ・リゴーの作品です。6つのポップアップページには、森の木々や動物たちが飛び出す楽しい仕掛けが施されています。

絵本には開発によって自然が失われ、また森が蘇る様子が描かれています。子供向けの絵本でありながらも環境問題についても考えさせられ、大人の心にも深く響く作品です。立体的な仕掛けや可愛いイラストとともに、自然の大切さも学べる珠玉の一冊です。

作：アクセル・ドッペルト/訳：ウエダノブユキ/出版社：アノニマ・スタジオ

花火・時計・顕微鏡など18のインベンション（発明）とその歴史を、ユニークな仕掛けとともに学べる「発明絵本 インベンション！」。翻訳は「プレイフル・ラーニング」の提唱者としても知られている上田信行教授です。

ユニークな仕掛けや可愛いイラストを楽しみながら、先人たちの数々の発明について知ることができます。絵本から飛び出す飛行機に触ったり、仕掛けを引っ張って花火を打ち上げたり。子どもはもちろん、大人も童心にかえって楽しめる素敵な一冊です。

作：とだこうしろう/出版社：戸田デザイン研究所

昔から日本人に親しまれてきた22の伝統色と、色の名前の由来について紹介した絵本「22の色」。子どもから大人まで幅広い世代に読まれている本書は、1985年の初版から30年来愛され続けているロングセラー絵本です。

あさぎいろ・ももいろ・やまぶきいろ…日本人が大切にしてきた美しい伝統色。素敵なイラストとともに色の名前と由来について学べる「22の色」は、世代を超えて大切に読み継いでいきたい一冊です。

作：レオ・レオニ/訳：谷川 俊太郎/出版社：好学社

「スイミー」や「フレデリック」など、数々の素敵な作品でおなじみの世界的な絵本作家、レオ・レオニ作の「じぶんだけの いろ」。周りの環境や行く先々で自分の色が変わってしまうことに悩む、一匹のカメレオンを主人公にしたお話です。

カラフルな色彩や可愛いイラスト、大人の心にも響くストーリー展開。様々な魅力が詰まった「じぶんだけの いろ」は、幅広い世代から愛されている名作絵本です。小さいお子さんはもちろん、お友達やご家族への贈り物にもおすすめですよ。

作：リサ・ラーソン、ヨハンナ・ラーソン/出版社：サンクチュアリ出版

北欧を代表する人気デザイナー、リサ・ラーソンと、娘のヨハンナ・ラーソンによる色彩絵本「BABY COLOUR BOOK」。可愛いイラストはリサ・ラーソンが、鮮やかな色彩構成はヨハンナが担当しています。

絵：皆川 明/文：谷川 俊太郎/出版社：クレヨンハウス

続いてご紹介するのはミナペルホネンの皆川 明さんと、谷川 俊太郎さんによる絵本「はいくないきもの」。皆川 明さんの素敵な絵と、谷川 俊太郎さんの楽しい俳句で構成された贅沢な一冊です。

どこかユーモラスで風変わりな生き物たちと、楽しいリズムの不思議な俳句。モデルになっている動物を想像してみたり、言葉のリズムで遊んでみたり。絵本を感覚的に楽しめる素敵な作品です。

作：アイノ-マイヤ・メッツォラ/出版社：大日本絵画

マリメッコを代表するデザイナーの一人、アイノ-マイヤ・メッツォラによるしかけ絵本「どうぶつのパレード」。ジグソーパズルで遊びながら、絵本に登場する動物たちの大きさを学ぶ知育絵本です。

動物が描かれているカードの部分は取り外すことができ、ジグソーパズルとして遊ぶことができます。蝶々・ゴリラ・ライオンなど様々な動物たちを小さい順番に並べて、それぞれの大きさを学習できます。アイノ-マイヤ・メッツォラのイラストに、大人も思わず引き込まれてしまう―そんなおしゃれで可愛い世界に魅了される絵本です。

作：ファニー・マルソー、ジョエル・ジョリヴェ/訳：内田 沙矢子/出版社：アノニマ・スタジオ

フランス人作家ファニー・マルソーと、画家のジョエル・ジョリヴェによる画集のような絵本「本の中には」。美しいイラストで構成されたフランス生まれの絵本は、アート作品としてお部屋に飾っておきたくなるような素敵な一冊です。

女の子・鳥・お姫様・ねずみ…次々に登場する可愛い版画のイラスト。ただ眺めているだけで楽しい気持ちになれる絵本は、小さいお子さんへのギフトはもちろん、アート好きなお友達へのプレゼントにもぜひおすすめですよ。

出版社：クロニクルブックス

アメリカ・サンフランシスコの出版社、クロニクルブックスによる知育絵本「ABCワードプレイ」。アルファベットを並べて順番を覚えたり、パズルのように組合せて単語を作ったりと、楽しく遊びながら英語を勉強できます。

アメリカらしいポップでカラフルなアルファベットは、見ているだけで楽しい気持ちにさせてくれます。小さいうちからアルファベットに親しんでおくと、英語を勉強するのが好きになりそうですね。お誕生日や子供の日など、お子さんの成長を祝う特別な日に、ぜひプレゼントしてみてはいかがでしょうか。