でも、妊婦さんと仲が良ければ良いほど、「まずは、新しい命を授かったことをお祝いをしたい」と思う人は多いのではないでしょうか。1人だったらプレゼントを渡すのが手っ取り早いですが、仲のいいグループがいるような場合は、ベビーシャワーがおすすめ。みんなでお祝いすると素敵な思い出になりますよ。

そもそもベビーシャワーは、お腹の赤ちゃんが元気に生まれてくることを願ったアメリカ発祥のイベント。妊娠8カ月前後に、家族や友人を招いて行うことが多いようです。

ベビーシャワーのシャワーは、「降り注ぐ」「浴びせる」といった意味。赤ちゃんが生まれてからママや赤ちゃんが困らないよう、ゲストが祝福の言葉やプレゼントを妊婦さんに降り注ぐように送る(＝シャワー)という由来があります。

一昔前までは、ベビーシャワーは女性のみが参加する男子禁制イベント。しかし、今では男性も一緒にお祝いするケースもだいぶ一般的になりました。母親になる前に、女性だけでの女子会を思いっきり楽しんでも、男性も交えてにぎやかにワイワイするのもどちらも楽しそうですね。

ベビーシャワーの主催者は、妊婦さん本人の場合もありますし、家族または友人というケースもあります。妊婦さん以外が主催者の場合は、まずは妊婦さんと相談しながらゲストを決めましょう。

ゲストが大体決まったら、開催場所と日時を決めます。誰かの家でパーティをする場合は、アットホームで妊婦さんがリラックスして参加できますし、どこかレストランを押さえる場合はおいしい料理と特別な雰囲気を堪能できますね。

ベビーシャワーの文化で特に特徴的なのが、ベビーレジストリー（Baby Registry）。これは妊婦さんにあらかじめ欲しいもの・必要なものを聞いてリストを作り、ゲストに公開するもので、ゲストはそのリストを見ながら妊婦さんに必要なものを買って当日プレゼントします。オンラインで公開すると、誰かが買ったらリストから消える仕組みにすることもできるので、プレゼントが被りにくくなりますよ。

会場を可愛くデコレーションして、会場の雰囲気を華やかに。定番と言えば、おむつケーキですが、そのほかにもガーランドやバルーン、イラストなどを使うのもおすすめ。たっぷりフォトジェニックな会場にして、ゲストがつい写真を撮りたくなるようにしましょう。

まずは、妊婦さんの腹囲を当てようゲームです。ビニール紐とハサミをみんなに渡し、ゲストには妊婦さんの腹囲が今どれくらいあるか想像して、適当な長さに切ってもらいます。もっとも妊婦さんの腹囲に近い人が勝ちです！

会場が一気に盛り上がるのが、哺乳瓶早飲み競争。中身はミルクに限らず、ココアでも、アルコールにしてもいいかも？

ゲストの赤ちゃん時代の写真を持ってきてもらい、「この赤ちゃんは誰でしょう？」とクイズにするゲームも人気です。集めた写真を、会場のデコレーションとして飾っておいても素敵ですね。

最後は赤ちゃん福笑い。パパとママの顔が写った写真を、目・鼻・口・眉毛などとパーツごとに切り分けて、みんなで赤ちゃんの顔を予想して作ります。目隠しして作っても楽しめそうですね！

もらったプレゼントを開封してみんなの前でお披露目するのも◎。プレゼントをその場で開けて見せるなんて…と思うかもしれませんが、ベビーシャワーは赤ちゃんグッズが送られることが多く、見るだけでも顔がほころんでしまうもの。日本だとなかなか馴染みがありませんが、意外と盛り上がるかもしれませんよ。