お部屋のインテリアがなんだか物足りない…

インテリアに絵画をプラスして♪

壁に絵画をひとつ飾るだけで、部屋全体が華やかで洗練された印象に変わります。絵画は高価なイメージがありますが、複製画であれば有名な作品でもリーズナブルに手に入れることができますよ。ぜひ気軽にインテリアに絵画を取り入れてみましょう。
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絵画の飾り方

絵画は、額縁に入れて壁に掛ける飾り方が一般的。壁にフックを取り付け、額縁の裏にある紐を引っ掛けるだけでOKです。現在の住宅の壁はほとんどが石膏ボードですので、ピンを刺すだけで簡単にフックを取り付けることができます。ただし、コンクリート壁や土壁の場合はピンを刺すことができないので注意しましょう。

部屋に絵画をひとつ加えるだけでも十分華やかになりますが、壁が広い場合は、こちらの写真のようにいくつか並べて飾るのもおすすめ。色やデザインの組み合わせを楽しんでみましょう。

まっすぐに並べるのではなく、額縁を縦横にずらしてランダムに飾るのもおしゃれですね。

こちらは、壁一面を絵画で埋め尽くしたインパクトのあるコーディネート。絵画のテイストや額縁の色を合わせているので、ごちゃごちゃしすぎず統一感のある空間に仕上がっています。
額縁を壁に直接掛けるのではなく、棚に立て掛けるという方法もあります。壁にフックを取り付ける必要がないので、とっても簡単ですね。

絵画は高い場所に飾るだけでなく、床に置くのもおすすめ。壁に掛けるのが難しい大きくて重さのある絵画や、フックを取り付けられない住宅などで活用できるアイデアです。

広い空間には、思い切って巨大なアートを取り入れてみるのも良いでしょう。かなりインパクトがあるので、その他のインテリアはシンプルにまとめるとバランスが良くなります。
おすすめの画家・名作絵画
クリムト

それではここから、お部屋にぜひ飾りたいおすすめの画家と作品をご紹介していきます。ひとつめは、オーストリア・ウィーンの画家であるグスタフ・クリムトの作品。女性をモチーフにした華やかで優雅な作品が特徴的で、中でも1907~1908年に制作されたこちらの「接吻」という作品が有名です。

金箔をふんだんに使用した煌びやかな作品、「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 I」。「接吻」と同じく1907年に制作されたもので、この時期の作品には金箔が多用されていることから“黄金の時代”とも呼ばれています。

こちらは1904~1907年に制作された「水蛇Ⅱ」という作品です。柔らかな曲線で描かれた女性たちと、カラフルな花の模様が印象的。先ほどご紹介した2作品よりもゴージャス感は控えめでフェミニンな雰囲気ですね。
モネ

印象派の巨匠として知られるクロード・モネ。柔らかな色彩と繊細な光の表現が魅力的です。また、絵の具を混ぜずにキャンバスに置いて描く「色彩分割(筆触分割)」という手法も特徴となっています。

こちらはモネの代表作のひとつである「印象・日の出」という作品。「印象派」という言葉の由来にもなっています。

淡く温かみのある色彩で描かれた、ロンドンの「チャリング・クロス橋」。モネの作品はやさしくふんわりとした雰囲気のものが多いので、インテリアとしても非常に取り入れやすいですよ。

ひなげしが咲く丘を下る親子の様子を描いた、「アルジャントゥイユのひなげし」も素敵です。ひなげしの赤と青空のコントラストが印象に残ります。
ミュシャ

続いては、アール・ヌーヴォーを代表するグラフィックデザイナーである、アルフォンス・ミュシャの作品をご紹介。繊細で優美なイラストレーションが特徴的で、さまざまなポスターや装飾パネルなどを制作してきました。

ミュシャの作品は、版画の一種である「リトグラフ」という技法を用いて描かれています。柔らかな曲線で描かれた女性たちと、繊細で美しい装飾が印象的です。ポスターとして制作されたものが多いので、ほかの有名絵画よりも気軽に取り入れられそうですよね。

空を見上げる女性の周りに、シクラメンやライラックなどのさまざまな花を散りばめた「モナコ・モンテカルロ」という作品。こちらは、鉄道会社のポスターとして制作されたものなのだそうです。

1897年制作の「花」という作品。全体が淡い色合いでまとめられており、上品でやさしい雰囲気に仕上がっています。うっとりと見とれてしまうほど美しい作品です。
マグリット

最後にご紹介するのは、ベルギーの画家ルネ・マグリットの作品です。シュルレアリスムを代表する画家であり、現実と非現実の狭間を描いた不思議な作品を数多く残しています。

マグリットが1953~1954年に制作した「光の帝国」。空は青いのに、家の周辺だけが暗く街灯の明かりがともっています。昼と夜が共存している、マグリットらしい不思議な世界です。

こちらは、1963年に制作された「大家族」という作品です。どんよりとした空が鳥の形にくり抜かれ、内側だけ爽やかな青空となっています。鳥や空とはいまいち結びつかない、「大家族」というタイトルも不思議ですよね。

1959年制作の「ピレネーの城」という作品。海上に巨大な岩が浮かんでおり、その頂上には城が佇んでいます。ファンタジー感あふれるとても美しい作品ですよね。不思議な世界観ですが淡くやさしい色合いをしているので、どんなお部屋にも取り入れやすいですよ。
お部屋に絵を飾ろう♪

お部屋に絵画を飾る方法やおすすめの画家・作品をご紹介してきましたが、いかがでしたか?絵画は美術館で観るものといったイメージがあるかもしれませんが、インテリアのアクセントとして身近に取り入れるのもとってもおすすめです。なんだかお部屋が寂しいな…と感じたら、ぜひお好みの絵を飾ってみて下さいね。

















家具やラグなど、お部屋のインテリアにこだわっているのになんだか物足りない…ということありませんか?そう感じるのは、壁面のせいかもしれません。部屋の面積を多く占める壁が殺風景だと、寂しい印象になってしまうのです。