ワクワク楽しみ広がる、クリスマス絵本を贈ろう

人気絵本シリーズのクリスマスのおはなし
3歳から
読み聞かせにおすすめの名作絵本
■ぐりとぐらのおきゃくさま|中川李枝子(作)山脇百合子(絵)|福音館書店■
長年子どもたちに愛され続けるぐりとぐらシリーズのクリスマス絵本です。森の中を散歩するぐりとぐらが見つけた、大きな足跡をたどって行くと…小さい頃読んでいたという方もいらっしゃるかもしれませんね。ぐりとぐらシリーズらしい、おいしそうな絵も楽しめます。
5歳から大人まで
ムーミン好きの方へのプレゼントにもおすすめの1冊
■クラシック・ムーミン絵本 ムーミン谷のクリスマス|トーベ・ヤンソン(原作)アレックス・ハリディ(文)セシリア・ダヴィッドソン(文)フィリッパ・ヴィードルンド(絵)オスターグレン晴子(翻訳)|徳間書店■
短編集「ムーミン谷の仲間たち」の一編「もみのき」を題材にした絵本。いつもは冬眠しているムーミンたちが、はじめてクリスマスを迎えるお話です。ムーミンの世界観を感じられる繊細な絵に、クスっとほほえましいおなじみのキャラクターたち。読み聞かせにもプレゼントにもおすすめです。
クリスマスについての知識を深める絵本
続いては、ちょっと得した気分になるクリスマスに関する知識を増やせる絵本の紹介です。小さなお子さんにクリスマスについて説明したり、大人になった今読み返したり、楽しみ方はいろいろです。
1歳から
クリスマスのことが良く分かるしかけ絵本
■しかけえほん クリスマスって なあに|ディック・ブルーナ(文・絵)ふなざきやすこ(翻訳)|講談社■
ミッフィーの作者ディック・ブルーナさんが手掛けたクリスマスの本当の意味を教えてくれる絵本です。他のミッフィー絵本に比べ文章はやや多めで、小さなお子さんには少し難しいですが、しかけ絵本になっているので楽しんで聞いてくれますよ。毎年読み聞かせれば理解も深まり、成長を感じられる1冊になりそうです。
5・6歳から
クリスマスの物語を楽しく知ることができる絵本
■クリスマスってなあに?|ジョーン・G・ロビンソン(文・絵)こみやゆう(翻訳)|岩波書店■
少し大きくなったお子さんには、こちらもおすすめ。イエス・キリストの誕生からクリスマスを迎えるためのプレゼントや飾り付けの準備、サンタクロースのことなど、クリスマスにまつわる謎の全てが詰め込まれた絵本です。飾っておきたくなるような、素敵な表紙も魅力的ですね。
5・6歳から大人向け
自分で読むなら小学校低学年からがおすすめ
■クリスマスのものがたり|フェリクス・ホフマン(文・絵)しょうのこうきち(翻訳)|福音館書店■
著名なスイスの絵本作家、フェリクス・ホフマンが日本の子どもたちのために書き下ろしたクリスマス絵本です。聖書に書かれたクリスマスの物語に、忠実に向き合って表現された貴重な1冊になっています。大人になった今なら、美しい絵画をじっくり味わうのもいいですね。
サンタクロースが主役の絵本

続いて、クリスマスといえば…サンタクロースにまつわるハートフルな絵本を紹介します。子どもたちにも大人気のサンタさん。絵本にも興味を持ってくれること間違いなし!
0歳の赤ちゃんから
乳児期から幼児期まで長く楽しめるクリスマス絵本
■さんかくサンタ|tupera tupera(ツペラツペラ)(作・絵)|絵本館■
丸・三角・四角を使って表現された、サンタさんの絵本です。tupera tuperaさんのリズミカルな言葉が心地よく、まだ物語がよく分からない小さなお子さんも楽しく世界観に入り込むことができます。ユーモアあふれるあたたかなイラストは、大人もほんわかした気持ちになれそうですね。
2・3歳から
子どもが喜ぶ仕掛けがつまったクリスマス絵本
■まどから おくりもの|五味太郎(作)|偕成社■
ちょっぴりおっちょこちょいなサンタさんがプレゼントを届ける様子が描かれた絵本です。家の窓の穴あき部分に仕掛けがあったり、子どもが喜ぶ工夫がたくさん!お子さんの年齢に合わせて、仕掛けを楽しんだり、物語を楽しんだり。長く楽しめるクリスマス絵本です。
4歳から
海外でも人気のクリスマス絵本
■さむがりやのサンタ|レイモンド・ブリッグズ(作・絵)|すがはらひろくに(翻訳)|福音館書店■
「やれやれ、またクリスマスか!」のセリフで有名な、寒がり屋のサンタさんのお話です。やさしく穏やかなサンタさんのイメージとはちょっと違う、人間味あふれる姿がほほましく描かれています。同じ作者さんの「サンタのなつやすみ」と合わせて読んでみてはいかがでしょうか。
小学生から大人まで
大人も読みたい、心あたたまるクリスマス絵本
■サンタクロースっているんでしょうか?|ニューヨーク・サン新聞・社説(作)|東逸子(絵)|中村妙子(翻訳)|偕成社■
サンタクロースって、いるんでしょうか?そんな8歳の女の子からのお手紙に応えた、アメリカの新聞社の社説をまとめた絵本です。本当はサンタさんなんていないんでしょ?そんな質問をするようになったお子さんに、ぜひ読んでもらいたい1冊。大人が読んでも、やさしくあたたかい気持ちになれます。
クリスマスツリーにまつわる絵本
続いては、クリスマスツリーを題材にした絵本です。ツリーの飾り付けをする前に、お子さんと一緒に読んでみてはいかがでしょうか。クリスマスまでの期間もよりワクワク楽しめるはず!
1歳から
小さなお子さんも楽しめる、キラキラカバーのクリスマス絵本
■ツリーさん|新井洋行(作・絵)|講談社■
主人公であるもみの木・ツリーさんを飾り付けしていくお話です。ページをめくる度にどんどん綺麗に飾り付けられていくツリーさんに、子どもたちも大興奮間違いなし♪しっかりオチもあって、みんな夢中になれます。キラキラの表紙もかわいらしくて、クリスマスシーズンにぴったりです。
2歳から
2019年出版のクリスマス新刊絵本
■いろいろクリスマスツリー|おおでゆかこ(作・絵)|アリス館■
絵本のタイトル通り、いろいろなクリスマスツリーが登場する絵本です。リスたちが飾るツリー、ペンギンたちが飾るツリー、魚たちが飾るツリー、鳥たちが飾るツリー…大人になると忘れがちな自由な発想で、いろいろなクリスマスツリーを楽しむことができます。ツリーを飾る前にぜひ読んでみてください。
3歳から
世界中で愛されるクリスマス絵本
■エリーちゃんのクリスマス|メアリー・チャルマーズ(作・絵)|おびかゆうこ(翻訳)|福音館書店■
主人公のエリーちゃんが、友達の動物たちとクリスマスツリーを飾り付けしていくお話です。やさしいタッチの絵が、とってもかわいい◎パッと目を引く真っ赤な表紙も素敵ですね。子供から大人まで、みんなのこころにまっすぐに届いて、あたたかな気持ちになれること間違いなし!
6・7歳から大人まで
アンデルセンの名作をマリメッコデザイナーが描いた1冊
■モミの木|ハンス・クリスチャン アンデルセン(作・絵)|サンナ アンヌッカ|小宮 由(翻訳)|アノニマスタジオ■
マリメッコのデザイナーによる洗練されたイラスト&装丁が美しいクリスマス絵本。アンデルセンの名作「もみの木」が現代風にアレンジされています。ずっと「早く大きくなりたい」と背伸びし続けていたモミの木…しんと静かな夜に開きたい1冊です。
今年はクリスマスツリーの代わりにこちらの絵本をお部屋に飾ってみてはいかがでしょう?
他にもいろいろ!おすすめクリスマス絵本
クリスマス会におすすめの絵本を集めました。楽しいお話であるのはもちろんのこと、大きめの絵本でイラストも見やすいので、読み聞かせにぴったりですよ。
3歳から
大勢のサンタさんに子どもたちも大興奮!
■100にんのサンタクロース|谷口智則(作)|文溪堂■
個性豊かで愛嬌のあるサンタさんが100人も登場するお話です。みんなでクリスマスの準備をする様子が、カラフルでポップなイラストで描かれています。サンタさんひとりひとりの表情も魅力的で、細部までじっくり見て、何度も読み返したくなる1冊です。
5・6歳から
小学生への読み聞かせにおすすめ
■サンタクロースと小人たち|マウリ・クンナス(作・絵)|稲垣美晴(翻訳)|偕成社■
北欧の村で、たくさんの小人たちと共にプレゼント作りに励むサンタさんの様子を描いた絵本です。この本を読めば、クリスマスまでの1年間、サンタさんが何をしているのか丸分かり!サンタさんに抱く想像も膨らみますし、子どもたちのサンタさんへの素朴な疑問も解消されるでしょう。
英語で読むクリスマス絵本
映画化された名作絵本
■The Polar Express/急行「北極号」|クリス・ヴァン・オールズバーグ(作)|村上春樹(翻訳)|Andersen; Special版/あすなろ書房■
クリスマス前夜、サンタを待つ少年が体験したワクワクドキドキの不思議な物語です。2004年には映画化もされました。迫力のある絵も魅力的!英語版だけでなく、日本語版の絵本もあるので、2冊読み比べながら読むと英語の勉強にもなりますね◎
まずは、人気の絵本シリーズの中から、クリスマスをテーマにした作品をご紹介します。まだ文字が読めない小さなお子さんも読み聞かせてあげることで十分楽しめますし、大人も一緒になって楽しめる絵本ばかりです。