普段耳にすることはできませんが、海や森などの自然からは、密かに微細な音の震えが放たれています。そしてなんと、レコードにもこの高周波が収録されているのです。

※ちなみにCDは、「耳に聞こえないから」という理由でこの響きをカットして作成しています。

自然に触れると本能的に癒されるように、耳に聞こえない高周波こそが人を癒す力を持っているのかもしれません。自然やレコードの持つ微細な音の震えは細胞まで行き届き、体に喜びを与えてくれます。

気分の1枚を選んでプレーヤーにセットし、針を乗せる...少し手間のようにも思えるこの一連の動作。しかしこれを行うことで、音楽との距離がとても近くなるんです。

CDにはないレコードの重みや脆い作りには、『モノ』としての魅力を感じられるでしょう。

データでは表すことができない柔らかな響きは、レコードがもつ唯一無二の魅力です。アーティストの奏でる音楽を、嘘偽りなく立体的に聴くことができます。

専門のショップには、所狭しと並べられたレコードが溢れています。何万ものレコードがある中で、どれを手に取るのか、どんな新しい出合いがあるのか、その可能性は無限大です。

日常を邪魔しないレコードの響きは、読書、料理、お茶の時間、就寝前など、どんなシーンにもぴったり。気分や時間帯によって最適な1枚をチョイスして、ぜひ1日を彩ってみてください。

古いレコードには、収録された音楽の歴史や制作背景が書かれた【ライナーノーツ】というペーパーが挟まれていることも。じっくり読むことで、より音楽への興味も広がりますよ。

レコードを楽しむ時は、アーティストのこだわりが詰まったジャケットにも注目してみてください。パッと目を惹くジャケットを購入してみると、思わぬ魅力的な音楽に出合えるかもしれません。