出自も様々、多種多様な人々が暮らす大都会「東京」。同じ都内でも街によって色も違うし人々の趣向も変わる。そんな東京ならではの個性的な本屋さんをエリア別に130店紹介した本書は、本を探しがてら東京を旅しているような気分にさせてくれる本。オールカラー、マップ付きという丁寧さも嬉しい。迷わず、気になるお店に辿り着けますよ。

読書体験はただ本にある内容からだけではなく、環境や気分も作用します。だから、本と出会う時も場の空気が大事だと思うのです。東京を拠点に独自の世界観で本との出会いを提供するお店にクローズアップする本書。かもめブックスやROOT BOOKSなど今注目を集めているお店も登場しています。

「東京 わざわざ行きたい街の本屋さん」が好評につき、全国版も登場。エリア毎に分かりやすいマップがついているので、地方の方も見やすく、また本好きさんには嬉しい限り。行ったことがなくても、ちょっと足を運んでみようと背中を押される感じがするかもしれませんよ。

新刊、売れ筋、話題の本...はどの書店にも並ぶけれど、絶版や古本など、機会がなければなかなか出会えない本もあります。店主のこだわりが詰まった小さな書店は、セレクトショップのようなその店々独自の品揃えが楽しい。そんな味のある書店を日本全国から23店ピックアップし紹介した本書。お気に入りのお店を見つければ、きっとリピートしたくなります。

大小関わらず、個性豊かな日本の本屋を抜粋して紹介。各店のこだわりが分かる本棚をオールカラーで見せてくれるのが楽しい。本選びする前から、大いに好奇心が刺激されます。

世界の各所にある夢のように美しい本屋さんを特集した本。立地や建物、豪華な本棚、集まる人々...写真に写し出される本屋さんの風景は、それぞれため息が出るほど魅力的で、何度見返しても飽きることはありません。特別本が好きという訳ではなくても、旅の記念に訪れたくなる場所ばかり。様々な視点から幅広く楽しんでいただけるはずです。

荻窪のブックカフェ「６次元」の店主が世界の本屋さんを案内。アジア、ヨーロッパ、アメリカの本屋さんを巡り、豊富な知識をもとに、各国の本に関わる現状を丁寧に解説してくれています。書店のみならず古本市や図書館情報があるのも嬉しい。旅のガイドブックのような感覚で参照しても楽しいですよ。

世界から選りすぐった1000冊の必読書と本屋さん・図書館をかわいいイラストで紹介した人気本。描写が細かいイラストに懇切丁寧なコメント、レイアウトもポップで楽しい気分にさせてくれます。どのページから読んでも面白いので、気まぐれな読み方でも問題なし。ただ楽しすぎて結局夢中になってしまうかもしれませんので、ご注意を。

世界にある75の本屋さんに取材し、それぞれのお店が持つ特別な逸話を紹介する本書。ヘミングウェイやエドワード・ゴーリーといった巨匠から、マドンナ、デヴィッド・ボウイなどのスター...華麗な著名人たちの素の表情が垣間見られるのも楽しい。美しいイラストにウィットに富んだ文章。大人のための素敵な絵本を読んでいるようなワクワク感を与えてくれます。

イタリア、トスカーナ地方にある小さな山村、モンテレッジォ。現在、数十人の村人が暮らすばかりの素朴な場所が、イタリアの権威ある書店賞の発祥の地だという。その謎を追い、著者が実際に滞在取材し書かれたノンフィクション本。本屋さんの紹介というには趣が異なりますが、小さな村の本屋の足取りを追うことで、世代を超え受け継がれてきた本と人々の歴史を垣間見ることができます。本を愛する全ての人に読んでいただきたい名著です。

独自の信念を感じさせる11店の小さな街の本屋さん。その店主たちが、開業の苦労から経営の工夫、そしてこれからの展望まで、丁寧に語ります。どのストーリーも個性豊かでありながら、共通しているのは、本に対する愛情。良い本はやっぱり世の中に必要だし、こういうお店から発信されていくのだなと感じさせる良書です。

本屋の息子として生まれ、長く書店業に携わってきた著者が、今心血注いでいるのは、やはり本と人を繋ぐこと。売ると決めた本はあらゆる手法で徹底的に売る。そこには本に対する誠実さもあるし、本の目利きとして誰にも負けない愛情を感じます。読了後には、こんな人から本を買ってみたい！と思うでしょう。

ひょんなことから1.5坪の極小スペースに絵本屋さんを開業することになった著者。しかも、本屋としてはズブの素人、流通の仕組みもわからない状態からのスタート。かなり無謀にも思えるけれど、立ち止まらない、引き返さない著者の潔さがとても小気味好い。インディーズ系絵本を売ることからはじめ、成り行きで絵本レーベルを立ち上げ、面白そうなイベントも色々企画しちゃうそのバイタリティには感動も覚えるほど。読めば前向きな気持ちになれる！おすすめの本です。