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【vol.100記念】陶芸家 リサ・ラーソンさんへ15の質問。
毎日を素敵に過ごすためのヒント

モノやコトに込められた思い、それにまつわる人を紹介してきたこの連載。「キナリノ」がスタートした当初から、職人、作家、ショップなど、様々な素敵な人たちにお会いしてきました。今回、連載100回目を記念してお話を伺ったのは、日本でも数多くのファンをもつ陶芸家のリサ・ラーソンさん。人の手から生み出されるものには、その人の生き方が表れます。これからもキナリノは、ものづくりを愛するすべての人を応援していきます。(2019年04月19日作成)

取材協力:株式会社トンカチ 文:キナリノ編集部

photo by トンカチ

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スウェーデンを代表する陶芸家、リサ・ラーソン。ユニークな動物のフィギュアやイラストなど、きっと一度は彼女の作品やキャラクターを目にしたことがあるはず。独自の視点で様々な作品を生み出し、いつも人々を楽しませてきたリサさん。ちょっとニヒルな顔つきの動物、やさしく愛らしい子供たち――豊かな表情をもつ彼女の作品には、自分や大切な人たちに似た顔を見つけることができます。

20代で陶芸家としてのキャリアをスタートさせ、今年88歳を迎える彼女の好奇心は、未だ衰えることがありません。それは、リサさん自身が、日々の何気ない瞬間の中にもきらめくものを見つけながら暮らしてきたから。今回の記事では、暮らしのことからものづくりのことまで、キナリノからの15の質問に答えてくれました。目の前のことに、いつも喜びと感謝を忘れない。そんな彼女の生き方に、ものをつくる人もそうでない人も、きっと勇気をもらえることでしょう。
photo by トンカチ

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Q1.自分を動物にたとえるなら?

「猫かしら?私は、水を欲しがって擦り寄ってくる猫のような感じです!」

Q2.最近、ご自身の作品で特に気に入っているのは?

「我が家の棚には、私が今まで作ってきたたくさんのユニークな“犬”が並べられています。今見ると『結構おもしろいなあ』と、改めて思うようになりました。皆さんにもぜひお見せしたいです」
photo by Joi Grinde

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Q3.この仕事のどんなところが好きですか?

「自分が想像したものを、粘土で自由に表現できるところ!私は子供のころから、いつもとてもアクティブに、手で何かをつくってきました」

Q4.尊敬しているアーティストはいますか?

「グンナル・ラーソン!」(*1)
*1 画家であり、リサさんの夫。公私ともに、彼女の一番の理解者。現在日本で開催中の「リサ・ラーソン展」では、グンナルさんの作品も見ることができる。

Q5.制作で行き詰まったり、迷うことはありますか?また、そんな時はどうしていますか?

「もちろん、たまに何を作ってもうまくいかないときはあります。そんなときは、過去の作品の中で満足できたものを眺めて、自信を取り戻すようにしています。または、夫のグンナルと、芸術家の視点で話し合うこと。私は常にたくさんのアイディアを持っているのですが、それを形にする時間が少なすぎるのです」
photo by Joi Grinde

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Q6.作品を作るうえで一番大切にしていることは?

「自由と許容性。そういう意味で、私が働いていたグスタフスベリ社(*2)は本当に素晴らしい環境でした。興味を惹かれる材料を使用することができましたし、道具も良いものばかり。優秀なアシスタントたちにも恵まれていましたね。そしてスティグ・リンドベリ(*3)は、影響力のある優れたデザイナーでした」
*2 1825年創業、スウェーデンを代表する食器メーカー。リサさんは26年間在籍し、優れた作品を生み出した。

*3 1940~60年代に、グスタフスベリ社でアートディレクターを務めたデザイナー。リサさんを同社にスカウトし、動物シリーズの制作を勧めた恩師。

Q7.なんでもない風景に「Fantastiskt(*4)」な物事を見つけ出してきたリサさん。素敵なものや愛おしいものを探す秘訣は?

「それは計画できるものではありません。アクティブでクリエイティブな心があれば、いくつでも思い浮かぶのです。私は頭で考えるのではなく、自発的に、そして感情のままに仕事をしています(ただ、常にいろいろな物事への関心と、気配りは必要かもしれませんね)。私の場合、大体のアイディアは横になって休んでいるときに思いつきます。逆に、指定があるオーダーを受けると、思考回路がストップしてしまうことが多いです。そうならないためには、まずは自由な時間に、自由に作品をつくること。そして、夫とアイディアについて話し合うことが何よりも大切なのです」
*4 スウェーデン語で「素敵」や「素晴らしい」の意味。リサさんの口癖でもあるのだそう。
photo by トンカチ

photo by トンカチ

Q8.現在日本で開催している「リサ・ラーソン展」で、特に思い入れのある作品を教えてください。

「特別に思い入れがある作品というのはありません。そのときの気分によって、自分のお気に入りも変わるから。展示を見に来てくださった方々が、それぞれの“お気に入り”を見つけてくれたら、私はうれしいです」
photo by トンカチ

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Q9.作家の道を志しているすべての人へ、エールをお願いします。

「ちょっと月並みかもしれませんが……『自分自身を信じて、一生懸命その道で働く覚悟をしなさい!』」

Q10.最近の1日の過ごし方を教えて下さい。

「午前中いっぱいのんびり過ごして、午後から夜にかけては行動的になります。夜に向けて少しの粘土を取り出し、どんなに日中の疲れが残っていても、時間を忘れてただ作品作りに打ち込んでいます」

Q11.家具やテーブルウェアなど、暮らしの中のプロダクトに求めることは?

「まずは機能性。あとは特にこだわらず、1つずつ必要なものを買い足してきたことで、現在のような個性的なスタイルの家になったんです。私たちのような芸術家にお金持ちは少なかったですから、昔はとてもシンプルな家に住んでいました」

Q12.幸せを感じるのは、どんなときですか?

「自然はいつも幸せな気持ちにさせてくれます。四季の変化を見るのが好きですね。あとは、粘土に触れているとき。それから、家族や、友人たちのことを考えているときです。

私は、母を早くに亡くしました。私の叔母であるアンナはとても愛に溢れた人で、いつも私を強く抱きしめてこういいました。「リサはとっても繊細だね」と。私はよく些細なことで泣いていたから、誰も母のことについて触れようとはしなかったし、私も叔母を悲しませたくなかったので、何も聞きませんでした。彼女もまた、自分にとても近い存在であった妹を亡くして悲しんでいたのです。後で聞いた話によると、母はとてもきれいな字を書く人だったそう。しかしその形跡を遺す封筒などは、何ひとつ残っていません。刺繍も上手で、彼女が縫った壁掛けやテーブルウェアを何枚か持っています。母を亡くしたことで、若い時はあまり幸せとはいえませんでした。でも私には3人の子供がいて、もうすぐ10人目の孫が産まれようとしているの!今では、私はなんて幸運だったんだろうと思います」
photo by トンカチ

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Q13.好きな言葉を教えて下さい。

「それはやはり『Fantastiskt!』でしょう」

Q14.あなたの夢は何ですか?

「憎しみの代わりに、人々が互いに助け合える、愛で溢れた地球であってほしい。それが私の夢です」
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Q15.最後に、日本のファンにメッセージをお願いします。

「私の作品が、日本の皆さんに喜んでいただけていると聞くたびに、私はうれしくて涙が出てきます。もし自分が生まれ変わるなら、今度は日本に生まれて陶芸の仕事をしたいです!私のような年齢になると、こういう夢を見ることも必要なのです」
取材協力/株式会社トンカチ
翻訳/佐藤公美
構成・文/長谷川詩織

Information

4月20日は、「リサ・ラーソン」のキャラクター、マイキーのお誕生日。日本でも大人気のマイキーは、今年で11歳を迎えました。

これを記念して、特設サイトがオープン!
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詳細は以下のリンクからチェック!

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LISA LARSON|リサ・ラーソンLISA LARSON|リサ・ラーソン

LISA LARSON|リサ・ラーソン

スウェーデン出身の陶芸家。大学卒業後、陶芸製作会社Gustavsberg(グスタフスベリ)社に入社。 26年間の在籍中に優れた作品を生み出し、スウェーデンを代表する陶芸デザイナーとして一躍人気を集める。 独立後、1992年に「Keramik Studion Gustavsberg」社を設立。素朴で温かみのある表情豊かなフィギュアなどは、本国スウェーデンや日本のみならず、世界中で数多くのファンが急増している。 作品復刻のほか新作を発表するなど、現在も精力的に活動を続けている。

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