一眼レフを使って撮る本格的な写真が素晴らしいのはもちろんですが、最近のスマホは一眼レフ顔負けの美しい写真を撮ることができるんですよね。ぼかしの程度も変えられますし、シャッターを押した数秒間の動きを捉えるというようなユニークな写真を撮ることもできます。

秩父鉄道長瀞駅から徒歩5分ほど。荒川中流域にある長瀞は、数十メートルもの高さを誇る秩父赤壁とよばれる岩壁やさまざまな巨岩がならび、雄大な自然の光景を楽しむことができるスポットです。

東京から車で一時間半ほどの距離にある大洗海岸。荒波の真っただ中に立つのは美しい赤い鳥居です。こちらの鳥居は大洗磯前神社の神磯鳥居とよばれる鳥居で、日の出の名所としても知られています。東に向いた鳥居越しにお日様が輝く様は圧巻です。

大洗海岸が美しいのは日の出の時間だけではありません。こちらは日没直後にスローシャッターで撮影した写真です。波がまるでふんわりとした雲のようにも見えて、とても幻想的ですね。

東京から車で1時間50分ほどの距離にあるロックハート城はスコットランドから移築された歴史ある本物のお城です。ドラマや映画のロケ地としても有名で、フォトジェニックなスポットとして多くの人が訪れています。

お城の中を見学するほか、ドレスを着てプリンセス体験をしたり、謎解きイベントに参加したりとロックハート城でしかできない体験ができます。風情あるお城や周囲の風景は、どこを切り取っても絵になるところばかり。素敵な写真が撮れたら、SNSにアップしてみんなに見てもらいたくなってしまいます。

東京から車で1時間50分ほど。瀧谷洞と並んで関東で最大級と言われる日原鍾乳洞では、成長した石筍、石柱の数々が乱立する幻想的な世界を見ることができます。洞内は年間を通じて11度で、ひんやりとした心地よい空間になっています。

洞窟内は暗いのでカメラ初心者さんにはすこし難易度が高いスポットです。初心者さんは自然の光が入るスポットや光源のあるエリアを中心にたくさん枚数を撮ってみるようにしましょう。帰ってから明るさなどを調整してみると、案外面白い写真が撮れているかもしれませんよ。

千葉県木更津市にある江川海岸は、実に不思議な風景を見ることができるエリアとしてSNSで一躍話題になったスポットです。海中に浮かぶような電柱がずらりと並ぶ様は、本当に幻想的。凪いでいるときは、その水面に電柱が水鏡となって映るところも人気の秘密です。

江川海岸は潮干狩りのスポットとしても有名で、東京湾で唯一、自然の干潟が残っているエリアなんです。潮干狩り場の最南端がこの海中電柱を一直線に見られるポイントです。広々とした海と人工物のコラボを存分に味わいたくなりますね。

神奈川県川崎の浮島町にある工場群は夜になると、まるでSFの世界のように煌びやかで幻想的な雰囲気に一変します。昨今の工場夜景ブームに乗って、この迫力のある夜景を撮影するために多くの人が訪れています。

いくつもの配管やライト、電線など工場ならではの光景は圧倒的。夜景の撮影になるので三脚は必須です。自分でシャッターを切るとぶれてしまうので、セルフタイマーを2秒で設定すると安定した写真が撮れますよ。

遠くにおでかけするのは疲れてしまうなと思う人は、近場でテーマ性のある撮影の旅に出てみるのはいかがでしょうか？自分でこれ、と決めたテーマに沿って、いくつかのスポットを日を分けてお出かけしてみるのです。撮りためた写真はSNSにアップしたり、フォトブックにまとめたりすると素敵ですね。

写真のテーマとしてもっとも身近なものがカフェ。インテリアの素敵なカフェをチェックして、室内の様子を撮影しつつ、お茶の時間を楽しんでみましょう。カフェの店内で撮影するときは、お店の人に一声かけるのがマナーです。

東京メトロ銀座駅から徒歩3分。フランスの田舎町のアパルトマンをイメージしたというこちらのカフェは、レトロで味わいのあるインテリアがとてもフォトジェニックと人気になっているお店です。落ち着きのあるカラーリングと、椅子やテーブルといった調度のセレクトに心が惹かれます。

銀座の雑居ビルの1室であることを忘れてしまうほど、お洒落な雰囲気のお料理が並びます。カフェごはんやティータイムのスイーツもひと品ひと品、ボリュームもありとても丁寧に作られているのが感じられます。カフェの写真は、やっぱり美味しいごはんやドリンクもしっかり撮影しておきたいですね。

新日本橋駅から徒歩1分ほどの距離にあるこちらのカフェ。コンクリートと木のインテリアがとてもバランスよく、お洒落な雰囲気です。小さなお店ならではの緩やかな心地よさがあります。

美しい建造物も被写体としては最高です。都内には建造当時のままの姿を保つ素晴らしい建物がたくさん残されています。建物巡りをしてみたら、古き良き時代の息吹を感じることができそうです。

都営大江戸線、若松河田駅から徒歩1分。東京都選定歴史的建造物にもなっているこちらの建物は、もともと旧小倉藩藩主の伯爵小笠原長幹の邸宅として1927年（昭和2年）にこの地に建てられた歴史ある建物です。一時、取り壊しも検討されましたが、2002年からはレストランとしてリスタートを切りました。

日本におけるスパニッシュ建築はとても希少性が高いんですよ。広々と優雅な風情は撮影心をくすぐりますね。実はレストランを訪れる以外にも撮影することができます。月に一日程度、無料公開日が設けられています。無料公開日は事前予約必須なのでご注意を。ホームページで無料公開日などの情報もアップされています。

広々とした公園は、昔から愛されてきたフォトジェニックスポットです。緑の木々の下、深呼吸をしながら撮影スポットを探したら、心も体も癒されそう。

東京を代表する公園のひとつである新宿御苑は手入れのしっかりとされた公園です。新宿御苑の中でもっともおすすめのフォトジェニックスポットは、フランス式整形庭園のプラタナス並木です。紅葉の季節はとくに美しいのですが、一年を通して、それぞれ異なる木々の風景を味わうことができます。

旧御涼亭からの眺めは、建物がシルエットになって趣深い味わいに満ちています。シルエットにしても、こんなに印象的な風景を撮影することができるんですね。

水辺を撮ると、その瞬間の公園の表情だけではなく、風の揺らぎやお日様の光まで感じることができますね。人の手の入った公園ならではの整えられた雰囲気は、山や海とはまた違ったものがありますね。

お寺や神社は私たちに力を与えてくれるパワースポットです。凛とした空気の中、可愛らしいアイテムを見つけたら、すぐにカメラを構えたくなってしまいますよね。でも、お寺や神社で撮影するときは、まずは心を静めてお参りをしてからにするのがマナーです。

境内に井伊直弼の墓があることでも知られる豪徳寺。キュートな招き猫がたくさん祀られており、SNS映えするスポットとして人気があります。事前にしっかりとどのようなお寺なのかを勉強してからうかがうと、実際にそれぞれのスポットを見たときの感動が高まります。

境内のいたるところにみられる招き猫たちは、まさにフォトジェニックなアイドルです。ずらりと並んだ招き猫たちは、大きさはもちろんのこと、みんな表情が微妙に違っていて、じっくりと観察したくなります。

根津神社は1900年ほど前に千駄木に創祀されたといわれる神社です。国の重要文化財にも指定されており、御本殿は1706年の完成から全てが欠けずに今に至るそう。根津神社のもっとも有名なフォトスポットは、こちらの赤い千本鳥居。とても華やかで幻想的な日本の風景を撮影することができます。

神社やお寺では建物のパーツも凝った装飾のものが多いので、長い時を経た建物が持つ色気のようなものを感じながらシャッターを切っていきたいですね。