一日の終わりは心穏やかでいたいもの。でも日々生きていると色々なことがあって、イライラしてたりクヨクヨしたり、落ち込んだり…そんな眠れない夜もありますよね。そんな時は、早めにお布団に入って、心が落ち着くような本をめくってみませんか？

身体をヨガの深い呼吸で整えるように、心の中も前向きな状態にできたら…。こちらは、ヨガの考え方、心のありかたをシンプルに実践する本です。84項目ありますので、嫌なことがあってネガティブになってしまった日や、気持ちの疲れた夜に少しずつ読みたいですね。

「水に流す」「花を飾る」「静かに座る」などの、日常に取り入れやすいレッスンで自分を解放していきます。その日の気分にピンとくるページを選んだり、たまたま開いたページのレッスンをするというのも良いかもしれません。

イラストレーター・紙版画家、坂本千明さんの愛猫「楳」の視点で出会いと別れを描いた画文集です。紙版画のあたたかな絵と、淡々と静かに綴られる言葉たち。私家版として作られた本が、SNSなどで話題になり書籍化されました。

猫を飼っている人は愛猫を傍らに撫でながら、飼っていた人は思い出に浸りながら、そうでない人も大切な人を想いながら、ゆっくり読みたくなる本です。

「泣かないで…」となぐさめたくなるような、ちょっと寂しげな表紙のこちらは、青と濃紺のシンプルな夜の色合いが美しい絵本。アーティスト・青柳拓次さんと画家・nakabanさんによる“あるつきのよる”のおはなしです。

「つきがないています なみだがおちていけになりました」
涙の池には次から次へと森の動物たちがやってきます。夜の静けさや月の明かり、澄んだ涙の水。ページをめくるうちに心も静かになっていきます。

作家・山崎ナオコーラさんの、書店員の夫との日々を綴ったエッセイです。ロマンチックで可愛い表紙は、みつはしちかこさん。ナオコーラさんの飾らず誠実な文章、そして夫婦がお互い尊重し合って過ごしている様子には、ほのぼのするだけでなくぎくっとしたり、うんうん頷いたり。新聞に連載されていた短いエッセイなので、寝る前にちょこっと読むのにちょうど良いです。

寝る前にファッション誌やスタイルブックをめくるのは楽しいひと時…♪こちらは「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「パリの恋人」などのオードリーヘップバーンのスタイルを、大橋歩さんのイラストで楽しめる本です。

時代を経ても色褪せない、可愛かったりマニッシュなスタイルたち。明日のコーディネートのヒントも見つかりそうです◎

サブタイトルは“旅に出かけた気分で、みんなと食べるワクワクごはん。”美味しいごはんにワクワクして、旅気分も味わえて。誰かにおもてなしもしたくなっちゃいます。次のお休みに作ってみたいレシピがいっぱい♪

可愛い装丁や美しい写真たち。ワクワクを通り越してお腹が空いてしまうかもしれませんね！

こちらは片づけ法や収納術の指南書ではなく、古今の作家や著名人たちの片づけについてのエッセイです。著者はジェーン・スー、佐藤愛子、柴田元幸、佐野洋子、出久根達郎、沢村貞子、向田邦子、内田百聞、有本葉子、川上未映子など。32編あるのでじっくり楽しめます。

「もったいない病と散らかす美学」「ああ、すっきりしたい！」「片づけは人生だ！」など、目次からわくわく♪片付けから始まる様々な人生観にうんうんと共感したり、垣間見える作家さんの素顔が面白かったり。マニュアル本ではないけれど、明日私も片付けをしようかな？と、楽しみに思えてきます。

北欧雑貨のお店スコープやレタスクラブで連載されてきた「スキップするように生きていきたい」。主人公「山椒ぴりこ」さんの、いたって普通の日常をほのぼのとしたイラストで描く漫画です。でもそんな日常風景が、なんだか楽しくて心地よい。自分の身の回りの“幸せ”にも目を向けたくなります。
また、山椒ぴりこさんは普段からスコープでお買い物をしているようで、ちょこちょこ出てくるアイテムや使い方もスコープさん好きには楽しいんです。

スコープの独自企画で、単行本に可愛い手ぬぐいが添えられています。手ぬぐいも欲しい方は、こちらから購入すると良いですよ♪

本の世界に浸って心が落ち着いたら、電気を消して目を瞑りましょう。明日の朝はまたすっきり明るく始まりますように…。