「非日常の宿泊体験」が味わえる特別な場所
東京タワーや麻布十番にほど近い東麻布エリアに位置する『NIBUNNO』は、日本に拠点を置く台湾のデザイン事務所が手掛けた新感覚のギャラリーホテルです。館内の至る所にアート作品が展示され、様々な芸術作品に触れながら宿泊するという「非日常」のひとときを過ごすことができます。
想像に満ち溢れた空間づくりを通して、クリエイティビティを日常に取り入れ、身の回りのモノ・コトから豊かな美を育んでいきます。NIBUNNOにちりばめられた素敵なクリエイションと出会うことで、今までにない宿泊体験を味わえます。
“解体途中”をイメージした「4年間限定」のギャラリーホテル
モダンな外観が目を引く『NIBUNNO』は、もともとは自動車部品倉庫として使われていたビルをリノベーションしてオープンしました。リノベーションを手掛けたのは、日本と台湾で活躍する建築家・虎尾 亮太氏。建物の内装は白で統一され、シンプルで洗練されたおしゃれな空間が広がります。
館内をよく見てみると、まるで空間を上下に分けるような「上半分はコンクリート、下半分は真っ白い壁」という、ユニークな内装であることに気が付きます。実はこの建物は「時間の経過」をコンセプトに設計され、『NIBUNNO(二分の)』というネーミングの由来にもなっています。
NIBUNNOは空間デザインの既成概念を打ち破り、空間の解体を半分にとどめることで、過ぎ去った残り半分の時間を表現しています。
『NIBUNNO』はリノベーションをしてオープンしましたが、東京オリンピックが開催される2020年には、地域の再開発により取り壊しが決定しているそうです。自動車部品倉庫から現在の姿へ、そして4年後には解体され更地に。もとの倉庫を「1」とするならば、更地の状態は「0」。ちょうどその中間にある現在の状態を「1/2」ととらえ、“解体途中”をイメージさせる内装で時の経過を表現しています。
日本と台湾の「デザイン&アートの発信地」
2020年までの期間限定でオープンした『NIBUNNO』は、 “日本と台湾におけるクリエイティブな交流の拠点を作り、クリエイターが活躍できる場を作りたい”という李 章聖オーナーの思いから誕生しました。建物自体が一つの芸術作品である館内には、日本・台湾のクリエイターによるオリジナル作品が展示され、アートをより身近に感じることができます。
“泊まれるギャラリー”という今までにないユニークなコンセプトも話題になり、そのおしゃれな空間づくりが雑誌に掲載され注目を集めています。一体中はどのような雰囲気なのか、さっそく館内を覗いてみましょう。
アートな滞在を満喫♪想像に満ち溢れた『NIBUNNO』の芸術空間
地下1F~5Fまである建物は2部屋の宿泊スペースをはじめ、展示スペースやデザインスタジオなど、6つのフロアから構成されています。まずは2~3F部分の客室から見ていきましょう。
2F・3F:宿泊スペース
客室のインテリアは全て白で統一され、清潔感溢れるおしゃれな雰囲気です。部屋にはダブルベッドが2つ備えられ、大人4人まで宿泊可能。“二分”されたコンクリート×白の壁がモダンでクールな印象です。
テーブル・椅子・照明など、さりげなく配置されたインテリアも素敵ですね!館内のインテリアは台湾国籍のデザイナー・林 唯哲氏が設計。「想像力を連れて旅へ」をテーマにデザインされたお洒落な空間は、ゲストに心地よい安らぎと、新たなインスピレーションを与えてくれそうです。
さらに2フロアに分かれた宿泊スペースでは、それぞれの客室ごとに日・台のアート作品を楽しむことができます。2Fの部屋には日本人アーティスト、3Fは台湾人アーティストの作品が展示されています。作品は3か月ごとに交換されるので、時期を変えて宿泊するとまた違った空間を味わうことができますよ♪
2F・3Fのフロアにはトイレとシャワールームがあり、歯ブラシセット・タオル・スリッパなどのアメニティも完備。客室には冷蔵庫やダイソンのドライヤーが備えられ、館内全域で無料Wi-Fiも提供しています。(※お部屋での食事は禁止されていますが、5Fのラウンジで召し上がれます。)
そしてどのフロアからも東京タワーが見える、贅沢なロケーションも魅力です。都内の観光スポットにアクセスしやすいため、日本人はもちろん、外国人の方も多いそうです。日本と台湾の様々なアート作品に触れながら、特別なひとときを過ごしてみませんか?
5F:ラウンジスペース
5Fのフロアには宿泊者だけが利用できる、素敵なラウンジスペースが用意されています。こちらのフロアにも日・台双方の美術作品を展示しているので、アートを身近に感じながら食事を楽しむことができますよ♪
白いインテリアを中心にしたラウンジスペースは、清潔感溢れるおしゃれな雰囲気です。窓からは心地よい光が差し込み、のんびりと優雅な気分が味わえそう。ゲスト同士の交流スペースとしても利用できそうですね。
ラウンジにはアート系の雑誌もあり、コーヒーを飲みながら自宅のように寛ぐことができます。居心地の良いアットホームな雰囲気も、『NIBUNNO』ならではの魅力です。
1F:レセプション・アートショップ
1Fのレセプションにはアートショップが併設されており、日本人と台湾人のデザイナーによる作品を販売しています。アートショップは11:00~21:00までの営業時間内であれば、宿泊者以外でも利用できるそうです。センス溢れるおしゃれな作品の中から、お気に入りの逸品を見つけてみませんか?
地下1F:ギャラリースペース(NIBUNNO LAB)
いかがでしたか?
“泊まれるギャラリー”をコンセプトに誕生した『NIBUNNO』は、 日本と台湾のアート作品に囲まれながら、贅沢な時間が過ごせる場所です。
才能豊かなクリエイターたちが発信する素敵な作品と出会うことで、自分の中に眠っている感性が刺激され、「非日常」の特別な時間が過ごせそうですよね。
「時の経過」を表現した建物や、「想像力を連れて旅へ」をテーマにデザインされたインテリアなど。
日本と台湾のクリエイションを融合した『NIBUNNO』は、館内の至る所で様々なアート作品を楽しむことができます。
2020年までの期間限定オープンなので、ぜひ一度足を運んで「今までにない宿泊体験」を味わってみませんか?
2017年6月、東京・東麻布に“泊まれるギャラリー”をコンセプトにした複合施設『NIBUNNO(ニブンノ)』がオープンしました。
コンクリート造りのモダンな6階建てのビルには、2部屋の客室・展示スペース・ショップ・デザインオフィスなどがあり、従来のホテルとは一線を画すユニークなスタイルが特徴です。
今回は“日本と台湾を繋ぐアートの発信地”としても注目されている、『NIBUNNO』の魅力をたっぷりご紹介します♪