ひとつのモノが生まれ変わる。東北発祥の「裂き織り」とは

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普段着ている服などが古くなってくると、裂いて麻の紐などと一緒に織り直して掛け物や帯などに作り直します。それが古くなると、今度は全てほどいて、子どもを背負うための「おんぶ紐」などに使われていたそう。
ひとつのモノを最後まで使い切る裂き織りは、江戸時代の女性が毎日の暮らしの中で行う、重要な手仕事でした。
「裂き織り」はどうやって作るの?
デザインと色合いが楽しめる裂き織りの服飾雑貨たち
デザインも使い勝手もいい裂き織りバッグ
手作りの質感が個性を引き出すコサージュ
とにかく丈夫!暮らしに寄り添う裂き織りの生活雑貨たち
吸水性抜群な裂き織りマット
色鮮やかな裂き織りスリッパ
洗濯OK!裂き織りコースター
厚手で丈夫な裂き織り座面のベンチ
あなたの家にも、素敵な宝物が眠っているかも

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裂くことができる布ならどんなものでも使えるうえ、初めての方でも挑戦しやすいのが「裂き織り」の魅力です。丁寧に裂いて織り込む事で、使い込んだ布地がより強く、よりしなやかに生まれ変わります。
お気に入りだったけれどもう着ない服や、古くなってしまった着物。もういちど手を加え、命を吹き込んでみませんか?
お気に入りだったけれどもう着ない服や、古くなってしまった着物。もういちど手を加え、命を吹き込んでみませんか?
日本で「裂き織り(裂織)」が始まったのは江戸時代中期。布製品が貴重だった東北地方で、「ひとつのものをより長く、大切に使いたい」という人々の工夫から「裂き織り」という織り方が生まれました。