
希望につながる諺
失敗は成功の基

失敗は、成功への単なる通過点。何がダメだったのか反省し、改善して次につなげればいいのです。くよくよせず、元気を出してもう一度トライして。
良い花は後(あと)から

早く咲く花より、あとから咲く花の方が美しいという意味から転じた諺です。つまり何事でも優れたものは、時間をかけなければできないということ。すぐに結果が出なくても、焦る必要はありません。
蟻の思いも天に届く
雲の上はいつも晴れ

天気が悪くても、雲の上はいつでも青空。雲が流れれば、晴れの日が訪れます。今うまくいっていなくても、それを乗り越えた後には明るい未来が待っているはず!
背中を押してくれる諺
思い立ったが吉日

何かをはじめようと思い立ったら、すぐに着手するのがよいということ。外国でも「今日できることを明日に延ばすな」という同じ意味の諺があるように、悩む前に動くことの大切さは万国共通なんですね。
案ずるより生むが易し
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥

知らないことを聞くのが恥ずかしく思えても、その恥ずかしさはその時だけ。一生知らないままで過ごす方が、よっぽど恥ずかしいことです。分からないことは躊躇せず、どんどん聞いていきましょう。
人間関係を良好にする諺
魚心あれば水心
袖振り合うも他生の縁
親しき仲にも礼儀あり
心に留めておきたい諺
笑う門には福来たる
初心忘るべからず
起きて働く果報者
言いたい事は明日言え
健康にまつわる諺
朝起きは三文の徳

朝早く起きると健康にいいだけでなく、仕事や勉強がはかどっていいコトばかり。最近ではさらに朝活ブームで、美容やメンタル面などのさまざまな「徳」が見直されていますね。
腹八分に医者いらず

胃を使いすぎると万病の原因に。食事はお腹いっぱいまで食べず、腹八分くらいが健康の秘訣です。満腹の1歩前で食事を終えるには、よく噛む、野菜から食べる、意識的にお箸を置く、などがいいそうですよ。
食は医なり

日常の食事に気をつけることが最良の薬であり、病気の予防につながるということ。栄養面はもちろん、添加物や食べ合わせなどにも配慮したいところです。
最後に。
古くからある考え方ですが、現代でも十分通用するものばかり。先人もわたしたちと同じように迷ったり悩んだりしていたんだなあと、感慨深くなります。そんな大切な教えを、ぜひ取り入れて暮らしに役立ててくださいね。
諺(ことわざ)は人生で大切なことを教えてくれる、今で言うキャッチコピーのようなもの。現代でも残っているものは特に、時代に左右されない普遍的な真理でもあります。今回はその中でも、心の支えになるような、前向きになれる諺を集めてみました。