ワイヤーアートはその名の通り、ワイヤー（針金）を使った作品です。ワイヤークラフトとして趣味のジャンルの一つにもなっています。

材料のワイヤーは様々な種類・太さがあり、スチール・ステンレス・アルミ・銅・シルバーなど多様な素材のものがあります。メッキやエナメル加工・ビニールコーティングされたものなど、その色合いも実に豊富。道具は、柔らかいものであれば素手で曲げることも十分可能ですが、先の細いペンチやニッパー、ヤットコなどがあると作業が格段に楽になります。

はじめての方は入手しやすいスチール線か曲げやすいアルミ線で作るのがおすすめ。また工具はラジオペンチが一本あると良いでしょう。

北欧モチーフが目にも楽しいガーランド。シンプルな線だからこそ壁をさりげなく演出してくれますね。

針金のラインで花束をかたどった魅力的なワイヤーアート。このように面に色を乗せる技法もあります。
こちらの作品はビニールコーティングされたワイヤーとマニュキアを使って色をつけています。ステンドグラスのような透明感が素敵ですね。

面に色をのせるには、マニュキアを使う方法が一番簡単ですが、アメリカンフラワーの分野ではワイヤーで作った枠をディップ液に浸して膜を作る方法（ディップアート）を駆使して、専門的なディップ液や硬化用アイテムなどを用いて製作します。

こちらのDIYアイディアは絵を描くようにワイヤーアートが楽しめます。セリアで売っている発泡スチロールブロックに固定させることで、初心者さんでも簡単キレイにワイヤーが差し込めるんです。あっという間に素敵なカフェボードのできあがり！

気球型のワイヤークラフトとキャンドル型ライトを組み合わせて。細いワイヤーと太いワイヤー、チェーンとの組み合わせで完成度が高い作品になっています。

ポスター感覚で飾れる平面のワイヤーアート。レトロなモチーフに影が落ちて、ふわっと空中を走っているかのような浮遊感をお部屋に演出してくれます。

ワイヤーを使用したフレームオブジェ。ワイヤー同士をワイヤーで束ねても良いですが、ワイヤーの接合部を半田付けすると仕上がりが美しくなります。

コツさえつかんでしまえばさっと作れるワイヤーアートは季節のモチーフ作りにもぴったり。クリスマスらしいモチーフが楽しいツリーの壁掛け/吊り下げオブジェ。

クリスマスのオーナメントにもワイヤークラフトが活躍。ちょっとした歪みやたるみも、枝のラインとあいまってナチュラルな魅力になりますね。

ワイヤーのライン、ブランチのシルエット、インテリアをすべてモノトーンでまとめて。シンプルなお部屋にもしっくり溶け込みます。白壁がメインのお部屋なら、モノトーンでも明るい雰囲気になりますね。

こちらはワイヤーを素材にしたハンギングのDIYアイディア。セリアのアクセサリー用の繊細なチャームを細めのワイヤーでつないでオーナメントを作っているところがポイント。

オリーブの枝で作ったリースをセリアのアイアンサークルフックにひっかけて、オーナメントを吊したらできあがり！

全体はこんな感じ。日差しの中できらめくモチーフが素敵です。

鹿のトロフィーオブジェをワイヤーでDIY。エアプランツとワイヤーといった異なった素材感のアイテムが洒脱なセンスで組み合わされた作品。

モチーフワイヤーにドライのお花をちょこんとディスプレイするアイディア。エアープランツはもちろん、ボタンやキャンディなどを入れてもアンティーク感が出てかわいいかも♪

コウモリランにコウモリのモチーフを合わせた、遊び心のあるピック。サイズのバランス感、すっきりとした見せ方はつい真似したくなりますね。

シンプルな螺旋のワイヤーにエアプランツがちょこんとディスプレイされたDIYアイディア。ワイヤーはアイアン系の小物とも相性が良いですね。

ロマンチックな鳥かごモチーフに、ニュアンスカラーの多肉植物がよく合います。ぷっくりとした多肉植物たちを引き立て、全体感をまとめてくれるワイヤークラフトです。

ワイヤーで作ったアクセサリーは繊細さが魅力。シンプルなラインだからいつでも気軽につけてお出かけできそう。

揺れる繊細な弧が美しいピアス。
手作りしたいけれど「肌に触れるものを自分で加工するのは不安・・・」という場合はワイヤータイプのピアス金具をチョイス。自分でワイヤーを曲げることなく手軽にワイヤーアクセサリーに挑戦できます。

ここにこんなスタンドがあったらな、と思ったら、気軽に自分で作れちゃうのもワイヤークラフトの良いところ。材料の針金（ワイヤーも可）と、ペンチやニッパーがあればささっと取りかかれます。
こちらのコーヒーフィルターホルダーはシンプルながらサイズ感も雰囲気もスペースにぴったり。買うとそれなりにお値段がしてしまうものも、各スペースに合わせて作れるのが嬉しいですね。

イメージに合うシェードがなかなか見つからない時には、作ってしまうのも一つの方法。ワイヤーを使ったシェードはインダストリアルな雰囲気を演出してくれます。また、布地や紙を貼ってカスタマイズも可能。可塑性の高いワイヤーならではの自由度です。

※照明器具の電気や熱に注意して制作してください。

ベースに「鉢スタンド」を使い、ワイヤーをメッシュ状に施したワイヤーバスケット。ローコストで始められるのもポイント。編み方のアイディア次第で様々な表情を見せてくれそうです。

ワイヤーにはエイジング加工を施すこともできますが、ワイヤーの材質によって使える素材が異なります。手に入りやすいスチールワイヤーなら、「塩水につける」「サンポールなど酸性の液につける」などの方法で実際の錆をつかせることも。

※薬剤を使用する際は、有害なガスが発生する組み合わせもあります。組み合わせに問題がないか調べた上で、換気の良い場所でテストされることをおすすめします。また、エイジング加工の有無に関わらず、素材により錆浮きや強度劣化など経時変化が予想されます。汚したくないものや、植物などイオン変化が気になるものと合わせて使用する際は、変化しにくい素材を使用し、適時チェックするようにしましょう。