「裏具ハッチ」は、和のオリジナル文具を扱う「裏具」の姉妹店。八坂の塔へと続く石畳の路地にあります。
店名の「裏具」は「嬉（うら）ぐ」という言葉から付けられたのだそう。大切な相手にうれしい想いを伝えたい時や贈りたい時、その気持ちをつなぐ道具でありたい、という意味も込められています。

こちらが店内です。鮮やかだけれど深みのある浅葱色の壁が印象的。和の雰囲気に浸れる落ち着いた空間です。

多くの商品の中でも特に大人気なのが、こちらの手のひらサイズの小さなメモ帳、「まめも」です。たっぷり200枚綴りでお値段もお手頃。全部で29種類もあり、どれも魅力的な柄ばかりです。小さな便箋としても使えますし、贈り物にしても喜ばれますよ。

爽やかな青と小枝の紅が組み合わされた「梅奴」。初春の青空に映える梅の枝を思わせるデザインは、和柄なのにどこか北欧のパターンにも似た可愛らしさがあります。

こちら、象の背中に五重塔が乗っていますが…その名も「ゾウトウ品」。クスッと笑えるこんな洒落っ気も素敵ですね。

華やかに広がる花弁が印象的な「まいまい菊」。中の紙面も女性らしい趣で、ちょっとした言伝をメモして渡すときにも重宝しそうです。

漆黒に緑の松葉が散った「松千代」は、大人っぽいシックなデザイン。洗練された和の風情には独特の格好良さがあり、男性でも気兼ねなく使える柄です。

紅色のまん丸な花びらに雄しべがちょこんと描かれた「椿姫」は、水玉模様のような可愛らしさもあります。こんなシンプルなフォルムがちゃんと椿に見えるのも、和柄の面白いところかもしれません。

葉書にもついつい欲しくなる柄がたくさん揃っています。こちらは「ネコシマ」。格子模様のすみっこを、ちょいとめくってもぐり込む猫のお尻がたまりません。こんな洒落た葉書でもらうお便り、嬉しいですよね。

扱われている便箋は、上質な白一色のもの。光にかざすと柄や罫線が透けるタイプや、改まった席にも相応しい巻き箋タイプのものがあります。こちらは蓮ニ鯉の柄が浮き上がる、美しい巻き箋です。

ちょっとしたご挨拶を添えるのに便利な一筆箋も、さまざまな種類が揃っています。こちらは厄除けや縁起物の象徴として親しまれてる瓢箪柄です。

同じ水瓢箪の柄でも、こちらは模様が浮き出たタイプ。たくさん使う方にもおすすめの475枚綴りです。陶器のケース入りなので、そのまま文机に置いておいても絵になりそうですね。

活版印刷独特の僅かなおうとつも味わい深い、一言札のセットです。6柄がワンセットになっていて、こちらは裏具ハッチさんで扱われているもの。裏具さんの方にはまた別の絵柄のセットがあるそうですよ。

こちらは手のひらに収まるサイズの言守。大切な方へのメッセージを綴るのにぴったりです。こんなカードを貰ったら、お守りのように大事にとっておきたくなりますよね。

裏具さんの枝折（しおり）はほっそりしたスマートタイプです。4枚1セットで、裏側にはメッセージを書ける欄もありますよ。こちらのほかに、別の4柄がセットになったタイプもあります。

美しいブルーのグラデーションに赤富士が組み合わされた「赤岳」は、いかにも日本らしい絵柄。すっきりしたフォルムの富士や雲の描き方には、モダンな雰囲気も漂います。こちらはヨコ約7cm×タテ約12cmの大きめサイズのぽち袋（大）です。

滑空するツバメと雨の描写がなんとも粋な「雨つばめ」。こちらはヨコ約6cm×タテ約10cmのぽち袋（小）で、3ッ折にしたお札がちょうど入るサイズです。

こちらはたくさん並んだ折り鶴と、ベロの部分の赤がポイントになった「折られ鶴」。ヨコ約3.3cm×タテ約6cmと、500円玉がちょうど入る小さなぽち袋です。このサイズ感も可愛いですよね。

TOYOBOの新技術とコラボして生まれた、折れるポリエステル製の「ブックカバー」。
こちらは本店でなく、裏具ハッチさんとURAGNO（ウラグノ）さんのみでの取り扱いです。どの柄もシンプルでとても洗練されています。迷路のような模様にじっと目を凝らすと、ちゃんと「いろはうた」が読めるようになっている、遊び心をくすぐるデザインです。

家族やお友達など、大切な人の記念日などを書き込んでおける蛇腹タイプの手帳「吉帖KIRA」。誕生花や誕生色なども記載されているので、贈り物を選ぶ際の参考にもなります。お祝いやお返しの贈答品として使える桐箱入りもありますよ。

メールやラインで手軽にメッセージを送れる現代ですが、手書きのお便りはやはり貰ったときにも印象深く、しみじみと嬉しいものです。裏具ハッチさんの豊富な品揃えの中から「あの人にはこの絵柄が似合いそう」なんて選ぶ時間もきっと楽しいはず。ぜひ一度、実際に手に取ってみて下さいね。