いきなり堂々と言うことでもないのですが、自他ともに認める「不器用・ずぼら・面倒くさがり」の三冠王です。ですが、2年半前に娘を産んでからというもの、元来の性質とは対極にあるはずの「成長の記録を、自分の手で形にしたい」という願望を抱くようになりました。
手作り・記録という言葉は不器用・ずぼらと最も相性が悪いといってもいいでしょう。母子手帳の毎月の記入欄ですら三日坊主で終わり、3か月検診前日に夏休み最終日の小学生のごとく突貫工事で仕上げたくせに、なぜ無謀な願望を……と自分でも困惑しています。
でも、抱いてしまったものは仕方ない。できることなら、不器用な手先でもそれなりの体裁を保って作りたい。そして本当にできればでいいけれど、将来娘にも見てもらえたら嬉しい。
そんな親のエゴと見栄を優しく包み込んでくれたのが、雷鳥社さんから出版されている『BIRTHDAY BOOK』です。
手作り・記録という言葉は不器用・ずぼらと最も相性が悪いといってもいいでしょう。母子手帳の毎月の記入欄ですら三日坊主で終わり、3か月検診前日に夏休み最終日の小学生のごとく突貫工事で仕上げたくせに、なぜ無謀な願望を……と自分でも困惑しています。
でも、抱いてしまったものは仕方ない。できることなら、不器用な手先でもそれなりの体裁を保って作りたい。そして本当にできればでいいけれど、将来娘にも見てもらえたら嬉しい。
そんな親のエゴと見栄を優しく包み込んでくれたのが、雷鳥社さんから出版されている『BIRTHDAY BOOK』です。

“子どもが誕生してから20歳になるまでを記録し、成人したわが子にプレゼントするメッセージブック”なのですが、購入の決め手はその仕様。1年に1度だけ誕生日のタイミングで記録をつけ、それを20回繰り返せば1冊の本が完成する仕組みです。
しかも、1歳ごとの記録ページは4ページと簡潔。そのうち2ページには身長・体重の記入欄から「好きな遊び」「楽しかったこと」「驚いたこと」など少し情緒的な内容をつづれる項目まで、あらかじめ用意されています。残りの2ページは方眼紙のようになったフリースペース。写真や子どもの作品、一緒に行った遊園地のチケットを貼るなど自由にアレンジできます。
※0歳のページだけ、1カ月ごとの記入スペースが用意されています。0歳児の1カ月って特に濃密なので、これはとてもありがたい!
こまめな記録は挫折する未来しか見えないけど、1年に1度の振り返りならわたしでも続けられるかも。いびつな文字も、時間を作れず雑に記した記録も、この美しい本がきっとあたたかくカバーしてくれるはず。
そう思わせてくれた、作り手の懐の深さや優しさを感じられるアイテムです。
しかも、1歳ごとの記録ページは4ページと簡潔。そのうち2ページには身長・体重の記入欄から「好きな遊び」「楽しかったこと」「驚いたこと」など少し情緒的な内容をつづれる項目まで、あらかじめ用意されています。残りの2ページは方眼紙のようになったフリースペース。写真や子どもの作品、一緒に行った遊園地のチケットを貼るなど自由にアレンジできます。
※0歳のページだけ、1カ月ごとの記入スペースが用意されています。0歳児の1カ月って特に濃密なので、これはとてもありがたい!
こまめな記録は挫折する未来しか見えないけど、1年に1度の振り返りならわたしでも続けられるかも。いびつな文字も、時間を作れず雑に記した記録も、この美しい本がきっとあたたかくカバーしてくれるはず。
そう思わせてくれた、作り手の懐の深さや優しさを感じられるアイテムです。

随所にちりばめられたイラストがまた可愛い。森の中で1匹のくまが誕生し、森の動物たちや親に見守られながら少しずつ大きく成長していく様子を、ページをめくるごとに追っていけます。子ぐまの姿をついつい娘と重ね、まだ手つかずのページを見ながら勝手にグッとくる日々です。
本が完成するまで、あと17年半。17年半後、自分なりに一生懸命紡いだ文章や、綴ってきた時間と記憶を肴に、娘とビールでも飲めたら最高だな……そんな夢を見ています。
本が完成するまで、あと17年半。17年半後、自分なりに一生懸命紡いだ文章や、綴ってきた時間と記憶を肴に、娘とビールでも飲めたら最高だな……そんな夢を見ています。
紹介したアイテムはこちら
装丁・デザインがリスのバージョンもあります(内容は同じです)
この記事を書いた人

キナリノ編集部
編集 michaka
お酒とくだもの、酸っぱいものに目がありません。小さい娘との暮らしの中、おしゃれと生活感の狭間で永遠にゆらゆらしています。寝かしつけ後に小説・漫画・映画を楽しみながらひとり晩酌するのが至福。
(左)森の中、木々を見上げるくまの後ろ姿が愛らしい表紙カバー。(右)カバーを外すと布張りの装丁に、銀色の箔押しで「BIRTHDAY BOOK」の記載が。子どもが成長しても違和感なく手元に置いておけるデザインです。娘の友人“オオカミさん”とぱしゃり。