一口に菜食主義と言っても、その分類はとても幅広いんです。以下に代表的なベジタリアンの種類を挙げてみました。

・ラクトベジタリアン：乳製品も食べる乳菜食者
・ラクトオボ・ベジタリアン：乳製品と卵も食べる
・ペスコベジタリアン：乳製品と卵と魚も食べる

そしてこの中で、徹底して動物性食品を一切食べない【完全菜食者】の人々のことを【ヴィーガン/ピュアベジタリアン】と呼びます。

上記のことから、ヴィーガンはベジタリアンの種類のひとつということがわかりますよね。知れば知るほどさまざまなタイプに出会えるので、気になる方はぜひこの機会に調べてみてください。

べジタリアンに段階があるように、ヴィーガンにもいくつかの種類があります。

具体的には、レザーなどの動物製品をも身に付けないエシカル・ヴィーガン、食事面のみ動物製品を取り除くダイエタリー・ヴィーガンなど。

ただいずれも、ヴィーガンは徹底して動物に関わるものは口にしないのが特徴。そのため、目に見えない部分の食材（鰹節の出汁やゼラチンなど）も食べることはありません。

日本にも、健康を理由にヴィーガンになる人は非常に多くいます。実際にアメリカの調査では、『ヴィーガンになることで癌のリスクを防げる』という効果が期待できると報告されています。

この他にダイエットやコレステロール値の低下などにも効果があると言われていますが、これらが全てヴィーガンのおかげだと断定できるわけではありません。何事も、取り入れ方次第で健康にも不健康にも傾いてしまいます。

人々の中には、環境問題を懸念してヴィーガンになる人もいます。森林伐採や地球温暖化などのさまざまな環境問題が取り巻く中、畜産はこのような環境破壊に大きく影響している側面を持っているためです。

もちろん畜産業があることで保たれる世界や暮らしも非常に多くあります。しかし人々の中には、そんな地球の未来を想ってヴィーガンになる人もたくさんいるんです。言い換えれば、自身の心の健康のためにヴィーガンになっているとも言えるでしょう。

先ほどの項目で触れた【エシカル・ヴィーガン】に分類されるのが、動物愛護の精神でヴィーガンになったとされる人々です。彼らは、動物が関係して生産された食べ物、衣服、化粧品、イベントなどに対して厳しい目を向けています。

「可能な限り動物の搾取に加担したくない」という願いを、ライフスタイルに反映しているんですね。

まずは、ちょっとしたおやつや食事でヴィーガン対応のものを食べてみるのがおすすめです。ここ最近では気軽に購入できるカフェやお店が増えましたが、時間や材料がある時は自分で作ってみると新たな発見があるかもしれません。

みかんやイチゴなどの身近なフルーツから、簡単にヴィーガンおやつを作ることができます。仕上げにアーモンドなど食感の良い食べ物もプラスすれば、満足感も十分に得られるはず。

豆乳やアーモンドミルクは、ヘルシーで栄養たっぷり。ここ最近では、豆乳で作られたヨーグルトも非常に人気なんですよ。

このように、1週間だけ牛乳を辞めてみるだけでも十分にヴィーガンライフを経験することができるんです。

「週に1回はヴィーガンの日を作ろう」「おやつにはナッツを食べよう」など、期間やルールを決めてヴィーガンライフを楽しむのも◎ぜひ無理のない範囲で続けて、自分のペースを掴んでみてください。