“気持ちの落ちつきどころ”持ってる?変化の中で心を穏やかに保ち、道を拓く「先人の教え」集

“気持ちの落ちつきどころ”持ってる?変化の中で心を穏やかに保ち、道を拓く「先人の教え」集

春は出会いや別れも多く、新しい環境に心揺れ動く季節です。そんな変化の中でも自分の「気持ちの落ち着きどころ」があれば、静かな心を保つ事ができるかもしれません。古くから伝わる先人の教えは、気持ちがゆらぐ時の「ヒント」になります。「気持ちの落ちつきどころ」や「どんな時もこうありたい」という理想の人の姿「仁」を語った孔子の言葉のほか、生き抜く戦略を語った「孫子」や、マイナスに見える物事にプラスの光を当てた「老子」の言葉など、“今”に役立ちそうな教えをご紹介します。 2018年04月04日作成

カテゴリ:
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あなたの「気持ちの落ちつきどころ」は何ですか

Photo by Giulia Bertelli on Unsplash
出典:unsplash.com

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春先は、出会いと別れも多く、中には「新しい環境」に飛び込む人もいて、変化の多い心揺らぐ季節です。

しかしめまぐるしい変化の中でも、自分の「気持ちの落ちつきどころ」さえおさえておけば、乱れてもまたすぐ元に戻る水面のように、静かな心を保つことができるかもしれません。
何に満足感や安心感、楽しみを見出し、「自分の心の居場所」であるように感じるかは、人それぞれ。

儒学の開祖・孔子は、そんな「自分の気持ちの落ちつきどころがどこなのか」について、「人間は自分をごまかそうとしてもごまかせるものではない」と言った人です。
Photo by Georgia de Lotz on Unsplash
出典:unsplash.com

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自分でもごまかしようのない「心の落ちつきどころ」。それをきちんと把握し大切にすることで、それぞれの真価を発揮できるのかもしれません。

先人たちは何を「心の落ちつきどころ」とし、自分を支えてきたのでしょうか。孔子・孫子・老子など、古の先人の言葉に学んでみませんか?

先人が考えた「どんな時もこうありたい」人のすがた

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出典:unsplash.com

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孔子は「至上の徳」として「仁」をあげ、「人としてどうありたいか」を語りました。
「どんな時もこうありたい」姿がはっきりしていれば、変化の中での「言動の指針」になるかもしれませんね。

では、「仁」とはどのようなものなのでしょうか?

1.「仁」ってどんなもの?

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弟子の樊遅(はんち)に「仁の意義とは?」と尋ねられた孔子は、「人間を愛することだ」と答えたそう。

飛躍の機会が欲しいと思うなら、人にも機会を与えるなど、「自分がしてもらいたい」事を人にもしてあげる……そんな風に具体的で、ごく日常的にできる事なのだとも語っています。

2.「仁」を持った人は、このように振る舞います

剛健な意志、毅然とした節操、表裏のない質朴さ、粉飾のない訥々とした言葉、こうした資質は、最高の徳たる仁に近い徳である。
出典:『現代訳論語』下村湖人
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「仁」のある人には、意志が強く毅然としていて、素朴で裏表がなく、言葉を飾り立てない、といったような素質があるのだそう。

孔子はまた「こまやかな情愛、かゆいところに手が届くような親切心、春風のようにやわらかで温かい物ごし」も、備えていたいものだとしています。

3.「仁」を持った人は、こうありたいと思っています

君子には9つの思いがある。

見ることは明らかでありたいと思い、聴くことは聡く(さとく)ありたいと思い、顔色は温和でありたいと思い、態度は恭しくありたいと思い、言語は誠実でありたいと思い、仕事は慎重でありたいと思い、疑いは問いただしたいと思い、怒れば後難のおそれあるを思い、利得を見ては正義を思うのである。
出典:『現代訳論語』下村湖人
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「仁」を持った人が心がけるのは、過分な期待や先入観なしに、あるがままに物事や人を見る態度です。

聴く時は注意深く、話す時は誠実に。敬意を忘れず、温和な表情ですごすようにします。
Photo by Alejandro Escamilla on Unsplash
出典:unsplash.com

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また、仕事は慎重にこなし、疑問に思った事はきちんと聞こうとします。

後でトラブルになることを視野に入れ、むやみに怒らないよう心がけ、損得でなく「道にかなっているか」を考えます。

迷った時に大切にしたい、道を拓く「心のあり方」

Photo by Joe Gardner on Unsplash
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理想と現実は往々にして違うもの。

「こうありたい自分」と「ありのままの自分」が違っていたり、かくあるべきという「理想」を抱いていたのに、どうしようもない「現実」にぶつかって、どうすべきなんだろうと悩んだり……そんな時もありますよね。
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出典:unsplash.com

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「仁」という高い「理想」を抱いていた孔子もまた、苦難にあうことがあったようです。

そんな中、どんな風に道をひらき、厳しい状況下で「乱れない心」を保ったのでしょうか。

「道をひらく」のに大切な3つのこと

知者には迷いがない。仁者には憂えがない。勇者にはおそれがない。
出典:『現代訳論語』下村湖人
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孔子は、弟子の子貢に「君子の道」に必要とされるものは3つある、と語りました。
それは「知」と「仁」と「勇気」です。

この3つがあれば、いたずらに人の言葉に惑わされず、希望を失うことなく、恐れずに道を進むことができるというのです。

1.「知識」

「他に学ぶだけで自分で考えなければ、真理の光は見えない。自分で考えるだけで他に学ばなければ独断に陥る危険がある。」
出典:『現代訳論語』下村湖人
「自分で考えること」と「知識」、両方が必要なのですね。

ちなみに弟子の樊遅(はんち)という人が「知の意義とは何か」と尋ねた時、孔子は「人間を知ることだ」と答えたといいます。
Photo by J. Kelly Brito on Unsplash
出典:unsplash.com

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「多数の人が悪いといっても、必ず自分でその真相をしらべてみるがいい。多数の人がいいといっても、必ず自分でその真相をしらべてみるがいい。」とも言いました。

今のような情報化社会にあって、新たな気づきとなる学ぶことの多い言葉です。

2.「仁」

孔子の大切にした「仁」というのは、「人間を愛すること」でしたよね。

仁愛は、人の欠点をきちんと知りつつも、美点に注目しそれを育てます。
簡単に希望を失わず、悲しみに溺れることなく、できる事をするのです。
孔子は「人を愛するからには、その人を鍛えないでいられようか」とも言っています。

家ではいつもうちとけて、楽しげに弟子や友人を導きつつも、時には厳しく戒められたという孔子。「人を育てる」ことに携わる人にとっても、ヒントになる考え方かもしれませんね。

3.「勇気」

仁者には必ず勇気がある。
出典:『現代訳論語』下村湖人
Photo by Evan Kirby on Unsplash
出典:unsplash.com

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孔子は政治を志していましたが、高い理想を抱きすぎ、斉の景公には任官を断られた事も。

また、衛の霊公や魯の季桓子(きかんし)など、「道」を求めていないと感じた君主の元からは自ら去っています。道を貫くために孔子は大きな犠牲を払っていました。
Photo by averie woodard on Unsplash
出典:unsplash.com

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このような「苦難の道」を選んで進むのには、どれほどの「勇気」が必要だったことでしょう。
それでもその道を突き進んだということは、孔子にとっては「仁」こそが「心が落ちつき、安まるところ」だったのかもしれません。

孔子の軌跡からは、「何かをとり、何かを捨てる勇気」が学べます。

気持ちが挫けた時に唱えたい!先人の言葉

Photo by Estée Janssens on Unsplash
出典:unsplash.com

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「こうありたい」姿を求めてもがいていても、「ありのままの自分」がそれに追いつかず、「うまくいかない」事も、時にはあるものですよね。

最後にそんな心がくじけそうになった時に参考になりそうな先人の言葉をご紹介します。

孔子

人間だから過ちはあるだろうが、大事なのは、その過失を即座に勇敢に改めることだ。
出典:『現代訳論語』下村湖人
“気持ちの落ちつきどころ”持ってる?変化の中で心を穏やかに保ち、道を拓く「先人の教え」集
出典:
「失敗をしてはいけない」とは言っていないのが印象的です。
孔子は「失敗」によって人を判断せず、「失敗の後の対応」を見ていたのがわかり、勇気がもらえます。

失敗するたびに勇気を出して「改める」ことで、私たちは少しずつ前進していけるのかもしれません。

孫子

智者の考えというものは、(1つのことを考えるのに)必ず利と害とをまじえ合わせて考える。利益のある事にはその害になる面も合わせて考えるから、仕事はきっと成功するし、害のある事にはその利点をも合わせて考えるから、心配ごとも解消する。
出典:『孫子』金谷治訳注
“気持ちの落ちつきどころ”持ってる?変化の中で心を穏やかに保ち、道を拓く「先人の教え」集
出典:www.flickr.com(@kanegen)
春秋時代の呉の孫武・戦国時代の兵法家・斉の孫臏(そんひん)などの言葉集とされる『孫子』は、戦時の「戦略」を書いた書物です。

「1つの出来事に+と-の両面を見よう」というこの言葉。物事の両面をじっくり観察した上で行動を起こせば、失敗も最小限にとどめることができそうです。

老子

器のように形を曲げて生きるならば、この世の完全なものが集まってくる。木のように身を曲げて立っていれば、安定した状態を保つことができる。谷のように低いところに身を置くならば、よそからの流入によって充実してくる。衣服のようにぼろぼろに破れるならば、またやり直して新しくすることができる。
出典:『馬王堆出土文献訳注叢書 老子』池田智久著
“気持ちの落ちつきどころ”持ってる?変化の中で心を穏やかに保ち、道を拓く「先人の教え」集
出典:www.flickr.com(@Harald Groven)
「器のように他のものを容れる曲線の柔らかさが心にあれば、よいものが集まる。木のように光を求めて、曲がりながらでも伸びていればかえって安定し、窪みは満たされる。失敗した者はやり直せる」

老子のこの言葉は、一見マイナスに見えるものにプラスの光を当ててくれます。
Photo by TAN Erica on Unsplash
出典:unsplash.com

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「曲がっている」「窪んでいる」ということは、「新しい価値観や、考えてもみなかった選択肢を受け容れる余地がある」ということでもあります。

「自分の心は曲がっていて、ぼろぼろだ」そんなふうに感じることがあったとしたら、今が新たな人生の始まりかもしれません。

自分の「心の落ちつきどころ」を頼りに、平らかに進もう

Photo by Evie Shaffer on Unsplash
出典:unsplash.com

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「仁」を大切にした孔子。貴方にとっての「心の落ちつきどころ」は何でしょうか。

「心の落ちつきどころ」とは、いつも持っていないと気持ちが落ちつかなくなるような心のよりどころ。無意識にずっと関わっている事かもしれませんし、不利益をこうむっても、手放さずに守りたい何かかもしれません。
“気持ちの落ちつきどころ”持ってる?変化の中で心を穏やかに保ち、道を拓く「先人の教え」集
自分にとってずっと変わることのない「心の落ちつきどころ」。それはきっと「一生、共に歩んでいれば心安らぐものであり、そのために苦しむ価値のある何か」なのではないでしょうか。

日々を平らかな気持で歩めるように、大切にしたい「心の落ちつきどころ」について考えてみてください。その際、「先人の知恵」もぜひ参考にしてみてくださいね。
※この記事はこちらを参照して書かせていただきました。

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