美味しいコーヒーを飲むために必要なものって?

コーヒー豆の選び方
コーヒー豆の種類
定番のストレートコーヒー
■モカ・・・甘い香りとフルーツのような爽やかな酸味が特徴的。主な生産国はエチオピアです。
■マンデリン・・・インドネシアを代表するコーヒー。しっかりとしたコクと苦味があり、スパイシーな後味が印象的です。
■コロンビア・・・上品な酸味と控えめな苦味。マイルドでバランスが良いコーヒーです。
■キリマンジャロ・・・強い酸味とコクがあり、野性味のある味わい。原産国はタンザニアです。
■ブルーマウンテン・・・ジャマイカにあるブルーマウンテン山脈の限られた土地で生産されています。香り高く、全ての調和が取れていて、後味も華やか。コーヒーの王様とも呼ばれています。
コーヒー豆の鮮度と保存の仕方
コーヒー豆の焙煎具合
コーヒー豆の挽き方
抽出器具に合わせたおすすめの挽き方
■ウォータードリッパー(※1)・・・細挽き
■ペーパードリッパー、コーヒーメーカー・・・中細挽き
■サイフォン、ネルドリップ、フレンチプレス・・・中挽き
■パーコレーター(※2)・・・・粗挽き
(※1)水を使い時間をかけてコーヒーを抽出する器具
(※2)蒸気圧を利用してコーヒーを抽出する器具、目が荒い金属フィルターが付属している
ペーパーフィルターを使った美味しいコーヒーの淹れ方
ホットコーヒーの場合
じっくりと豆を蒸らすのがポイント
お湯は中心に向かって、そっと注ぐ
必要な量まで淹れたら、すばやくドリッパーを外す

飲みたい分量までコーヒーを淹れられたら、素早くドリッパーを外します。最後までコーヒーを落としきってしまうとエグミが出てしまうこともあるので要注意。冷めないうちに美味しくいただきましょう。
アイスコーヒーの場合

アイスコーヒーの場合は、焙煎度が深めの豆をチョイスしましょう。エスプレッソ用によく使われるフルシティローストくらいがちょうどいいでしょう。夏になると、アイスコーヒー用というパッケージで販売されることもあります。
コーヒーは濃いめに抽出する

アイスコーヒーは氷で薄まってしまうので、コーヒーは濃いめに抽出します。いつもの2倍程度の濃度にすると、コーヒーらしい深みとコクを楽しめます。
冷やす用と飲むとき用に氷を分けて

透明度の高いアイスコーヒーを作るには一気に冷やす必要があります。熱いコーヒーを注ぐと氷が不ぞろいに溶けてしまうので、急冷用とは別の氷をグラスに用意しておくと美しく仕上がります。
ぜひ参考にしてください。
美味しいコーヒーを淹れるために必要な道具たち
ミル
手動タイプ
手動のミルは、少し手間はかかるものの、のんびり挽きながらコーヒーの香りを堪能できるのが魅力。クラシカルな佇まいが使い手の気分を上げてくれる「Karita(カリタ)」のコーヒーミル。箱型なので安定感も抜群です。女性も扱いやすいですよ。
電動タイプ
時間をかけずにさっと好きな分量のコーヒー豆を挽くことができるのが電動の魅力。ミニマルなデザインがかっこいい「Russell Hobbs(ラッセルホブズ)」のミルは、キッチンカウンターに出しっぱなしにしていてもおしゃれ。中挽きなら10秒で仕上がってしまうので、朝の忙しい時間にも助かります。
とってもコンパクトなこちらのミルは、コーヒー豆を入れて蓋をして、その蓋を上から押すという単純な動作。収納スペースをあまり取らないのも嬉しいですね。
ドリッパー
ちょうど一杯分のコーヒーを美味しく抽出できるようにデザインされた「ブルーボトルコーヒー」のドリッパー。白い磁器の肌にブルーボトルのデザインがキュート。自分用にマグとお揃いで購入するのもいいですね。贈り物にもおすすめです。
こちらはステンレスフィルターを使ったドリッパーで、コーヒー本来の風味と油分をしっかり抽出できるといわれています。深みのある味わいのコーヒーが淹れられます。
ドリップポット
細い注ぎ口と安定感あるボトム、そして波打つグリップが特徴的な「HARIO(ハリオ)」のドリップケトル。IHやガスコンロなどの熱源にも対応しているのも嬉しいですね。
サーバー
こちらは落としても割れにくいプラスチック製のコーヒーサーバー。哺乳瓶によく使われる素材で、一見するとガラスのような透明感があります。ガラス製よりも随分軽いので、扱いやすいのもメリットです。
あったら嬉しいコーヒーのためのアイテム
コーヒーメジャー
小さくて小回りがきくコーヒーメジャー。キャニスターの中からコーヒー豆や粉を掬うときもとてもスムーズです。
キャニスター
密封性と遮光性が抜群のコーヒーキャニスター。蓋部分は少し出っ張っているので、指に引っ掛かりやすく、開ける時の動作もスムーズです。200gのコーヒー豆がしっかり入るサイズ感も使いやすさのポイントです。
ドリップピン
注ぎ口が円筒系のやかんに適応するドリップピン。まだ、専用ポットを買う予定がないという方やアウトドアにもおすすめです。
おすすめのコーヒー豆
ホールビーン(挽いていないもの)
マイルドな酸味が爽やかなオーガニックコーヒー
オーガニックの自家焙煎コーヒーを提供する「東京コーヒー」のストレートコーヒー、ペルー。コーヒーの甘み、苦味、酸味のバランスが調和が取れたフルシティロースト。キャラメルのような甘さとナッツのような風味が絶妙です。
エスプレッソにおすすめ。チョコレートのようなコクとアロマにうっとり
イタリアを代表するエスプレッソコーヒーロースター、「イリーカフェ」。世界9カ国のアラビカ種のコーヒー豆を厳選してブレンドしています。チョコレートのようなコクとアロマが魅惑的なダークロースト。中挽きにしてドリップコーヒーもいいですが、極細挽きにしてエスプレッソにするのもおすすめです。
水出しやアイスコーヒーにおすすめ。深煎りコーヒー
グアテマラやコロンビアの豆をブレンドし、フレンチローストで仕上げたコーヒー豆。苦味とコクはしっかりありながら、後味は穏やかです。濃いめに淹れてアイスコーヒーにしたり、水出しコーヒーに使うのもいいでしょう。カフェオレにも相性抜群ですよ。
ドリップ用・粉タイプ(挽いてあるもの)
朝食のお供にも。普段使いにおすすめのブレンドコーヒー
苦味、酸味、コクのバランスが良い「無印良品」のオリジナルブレンド。まろやかな旨味とすっきりとした後味で、食後はもちろん、食事中にもおすすめです。リーズナブルなところも、毎日よくコーヒーを飲む家庭にはありがたいですね。
自宅で楽しむシアトルスタイルのコーヒー
「スターバックスコーヒー」のパイクプレイスローストの大容量タイプ。チョコレートのような風味とピリッとスパイシーな後味...シアトルスタイルのコーヒーが好きな方にはおすすめです。このままストレートでホットコーヒーも美味しいですが、カフェラテも最高。自宅でカフェ気分を楽しみましょう。
インスタントコーヒー
ドイツのオーガニックコーヒーのトップブランド「マウント ハーゲン」。焙煎コーヒーもインスタントコーヒーも、伝統的有機農法で栽培された最高級のアラビカ種コーヒー豆を使用しています。フリーズドライでありながら本格的な味わいを楽しめるインスタントコーヒー。束の間のひとときも優雅に感じられそうです。
かわいい瓶に思わず胸がときめく「INIC(イニック)」のインスタントコーヒー。まるでハンドドリップで淹れたようなすっきりとした味わいのコーヒーを楽しめます。プレゼントにもおすすめです。
カフェインレス
ダークチョコレートのような余韻を楽しめるオーガニックのカフェインレスコーヒー。1杯ずつのドリップパックになっているので、自分用に1杯だけ淹れるのにも便利ですね。「グッドナイトブレンド」という名前の通り、就寝前でも安心。心地よいアロマが質の良い睡眠へと誘ってくれそうです。
自分で淹れた美味しいコーヒーでおうちカフェを

コーヒー豆にはさまざまな種類があります。一ヶ所の産地で採れた豆をストレートと呼び、複数の産地の豆を混ぜたものがブレンドと呼ばれています。コーヒー豆の銘柄は、生産地である国名や地名が使われることが一般的です。ちなみにコーヒーの主な生産地は、赤道を挟んで南北の緯度が25度のエリアに点在していて、このエリアをコーヒーベルトと呼びます。定番ストレートコーヒーをいくつか覚えておくと選択肢が広がりますよ。