感謝の気持ちを伝えると「愛され上手」になる?
「ありがとう」と一言伝えれば、それで十分なのでは?と思う方もいるかもしれません。でもそれは、感謝の気持ちを示す基本中の基本に過ぎません。大切なのは、さらにほんの少しプラスしてお礼を伝えること。「愛され上手」さんは、このプラスの部分が相手との関係をより良くすることを知っています。
例えば、旅行先で買ったお菓子をAさんとBさんの二人に渡した時、後日Aさんから「この間のお菓子、とても美味しかったです」と声をかけられたらどうでしょう?同じお土産でも、Aさんに対しての方が渡した喜びが増しますよね。そして、Aさん自身に抱く印象も良くなるのではないでしょうか?
つまりこれが、「愛され上手」になるコツなんです。大げさにする必要は全くありません。ちょっとした一言をプラスする、ささやかなプレゼントをお返しするなど、実践することは至って簡単。これだけで、相手への感謝の気持ちは十分に伝わります。
きちんとお礼が出来る女性になれば、人間関係はもっと良くなっていくはず。そこでここからは、人から親切にしてもらった時のお礼の仕方をご紹介しましょう。とてもシンプルなことばかりなので、すぐに実行できますよ♪
まずは「言葉で伝える」という基本から始めよう
シンプルな「ありがとう」は電話やメールで
自宅に贈り物が届いた、自分を気遣ってくれるメールをもらったなど、離れた場所にいる相手から親切にしてもらった時は、できるだけ時間を置かずにお礼を言うのがベストです。まずは電話やメールで「ありがとう」の気持ちを伝えましょう。また、お友達のおうちにお邪魔した時や、目上の方に食事をご馳走になった時などは、その場でお礼を言うのはもちろん、翌日にも一言メールを送っておくのがオススメ。簡単な文面でも、重ねて感謝することで印象が良くなるはずです。
職場ではメモを活用してみよう♪
チームワークが必要とされる職場では、誰かのちょっとした親切で仕事がスムーズにいくこともありますよね。そんな時は直接お礼を言うだけでなく、メモ用紙や付箋などを活用して感謝の気持ちを伝えてみましょう。「助かりました」「ありがとうございました」といった言葉を添えて書類を置いておいたり、お礼に食べ切りサイズのお菓子などを一緒に置いておくのもいいですね☆
改めて感謝したい時は手紙やカードで
さりげないお返しにぴったりのプチギフトは?
贈り物のお返しやお世話になったことへのお礼に、何かちょっとしたギフトを選びたい。そんな時は、相手の負担にならない程度のささやかなプチギフトがぴったりです。どんな物がふさわしいか、一つ一つ見ていきましょう♪
日持ちのするお菓子
お茶やコーヒー
ラッピングにもさりげないこだわりを
小さなフラワーアレンジメント
お花が好きな相手なら、小さなフラワーアレンジメントを贈るのも一つのアイディアです。お花屋さんの店先で売っているミニブーケはサイズ的にもちょうどいいですね♪ポイントはあまり豪華過ぎないようにすること。相手に気を使わせない程度のカジュアルなものがおすすめです。
相手の親切を真似すれば出来る。「恩返し」というお礼の仕方
お礼の仕方には、言葉や物だけでなく「行い」で返す方法もあります。例えば、一人で抱えきれないほどの仕事を誰かに手伝ってもらったら、相手が忙しくしている時に今度は自分が手を貸す。これが、「恩返し」と呼ばれるお礼の仕方です。といっても、特に難しく考える必要はありません。まずは、相手がしてくれたことを自分も真似して行ってみましょう。このシンプルなルールを守っていれば、人に親切にするタイミングがだんだん分かってくるはずです。
子育て中の方なら、お子さんに関することで人に助けてもらう機会が多いのではないでしょうか。急用ができて子供の送り迎えをママ友に代わってもらった、親に子供を預かってもらったなど、お子さんがお世話になったら、自分からはどんなお返しができるか考えてみましょう。今度は自分がママ友のお子さんの送り迎えを引き受けるのもいいですし、親御さんをお茶の時間に招待するなんていうのもいいですね。できるだけ相手にしてもらったことと同程度の行いを返せるように工夫するのがポイントです。
また、病気やケガをして弱っている時は、人の親切がいつも以上に身に沁みるものです。家族であれば直接看病してもらうこともありますし、親しい人からお見舞いの品やメールをもらうこともあるでしょう。こんな時も、回復したら感謝の気持ちを伝えたり、ギフトをお返しするなどの方法でお礼をしましょう。そして、「困った時はお互い様」の精神を忘れずに。相手が病気やケガで大変そうな時は、自分も同じように手助けするのが鉄則です。
最後は、お友達との関係について考えてみましょう。あなたが何かで落ち込んでいる時、親身になって話を聞いてくれるお友達はいませんか?もしそういう相手がいるなら、自分も必要に応じて「聞き役」に回るという形でお礼をしましょう。お友達が元気がない時には、さりげなく話を聞いてみる。特別なアドバイスなどしなくても、ただおしゃべりするだけで相手の気分転換になるはずですよ♪
日頃から「愛される」ための種まきをするには?
さて、ここまでは人から親切にされた時のお礼の仕方についてご説明してきました。でも、本当の「愛され上手」になるには、まず自分から行動を起こすのが一番です。それは、いつも周りの人に親切にするよう心がけること。つまり、親切にしてもらったからお返しするのではなく、自分から親切の種を撒いておくのです。
日頃からこつこつ撒いておいた親切の種は、いつか巡り巡ってあなたの元に返ってきます。これは、自分のことばかり考えて生きている人には決して得られないものです。ちょっとずるい考え方かもしれませんが、自分の幸せのために親切の種を撒くと考えれば、人を思いやる心の余裕が自然に生まれるのではないでしょうか。
ささやかなありがとうを忘れずに、毎日を過ごしましょう☆
きちんとお礼が出来るということは、それだけ感謝の気持ちが深いということ。自分の人生はいろいろな人の手助けによって成り立っているということを忘れずに、毎日を過ごしてみて下さいね。
日常生活の中で人から受ける小さな親切。その一つ一つに、みなさんはきちんと感謝できていますか?たとえささやかな出来事であっても、それらの親切のおかげで私たちの人生はうまく回っています。この事実に気付いているのといないのとでは、大きな違いが生じてくるはずです。