オリジナル香水を楽しむ生活
自分でブレンドする、オリジナル香水の魅力
天然香料には効能がある
ナチュラルな香りを感じる

バリエーションが増える
自分だけの香りをまとう
アロマブレンドの基礎
ブレンドに必要な5アイテム
・無水エタノール
・ムエット(試香紙)
・香水をいれるボトル
・計量カップ
精油
無水エタノール
無水エタノールはネットや薬局、アロマ専門店で買うことができます。化粧水やルームスプレー作りにも必要な物のため手作りアロマには必須です。水と混ぜることで除菌スプレーにもなるため、1本持っておくと便利です。
ムエット
ムエットは調香師がよく使う、香りを決める時に必要なものになります。アロマ専門店でも買うことができますが、ネットで買う方が本数が多くおすすめです。1本がとても長いため、アロマスクールやプロでも半分に切って2本にして使うことが主流です。
ボトル
ボトルは、できれば遮光性のあるガラススプレーをおすすめします。これもアロマ専門店で購入することができます。難しい場合は、透明のプラスチック製でもかまいません。今回はわかりやすいように透明を使用しています。
計量カップ
計量カップはアロマ専門店のものが、注ぎ口が細く作られているため使いやすくおすすめです。プラスチック製でも構いませんが香りが移っていきます。ガラス製の方が長年使うことができるため環境保護のためにも良いでしょう。
ブレンドを作る上で必要な3つのノート
トップノート
トップノートとは、最初の10分持続する、揮発性の高い香り。まさに第一印象を決める大切なものとなります。レモン、グレープフルーツ、ベルガモット等柑橘系は全てトップノートに分類されます。その他にもペパーミントやレモングラスがありますが、最初は少し難しいため柑橘系からスタートさせることをおすすめします。
ミドルノート

ミドルノートはプッシュしてから30分ほど経ったあと香ってくるものになります。メインとなる香りで主役の役割を果たします。ミドルノートにはローズ、ジャスミン、ネロリといったフローラル系のため、高価な場合が多いのが特徴。最初から高価な精油を扱うのは勇気がいるという場合、ゼラニウムを使うとローズに似た香りになります。イランイランもフローラルの中では比較的安いためおすすめです。
ラストノート
ラストノートはプッシュしてから1時間経った頃に香ってくるもの。輪郭を決めるための必要な存在です。ずっしりと重く、まとまりをもち、保留材の役割ももっています。ウッディ系のヒノキやヒバ、サンダルウッド、ベチバー。スパイシー系であるナツメグやジンジャーもラストノートです。後から香ってくる不思議な植物は、最初には顔をださないからこそ意味があり、なくてはならない重要なものです。
オリジナル香水の作り方
1. 最初に作りたい香りのイメージを決める

2. ムエットに垂らして、チェックする
3. 無水エタノールを入れる
4.ラストノートから調香していく
5. 軽く混ぜて、数日後に完成
使用上の注意

一番は自分のために

精油は2~3種類から始めて、慣れてきたら数を更に増やしていきましょう。段々とブレンドの数が増えることは喜ばしいことですが、料理でも食材を増やした分だけ美味しくなるわけではないのと同様、シンプルなものでも質の高いものを作ることは可能です。本数ではなく、バランスや完成度を意識していきましょう。