吸水力に優れた紙おむつに比べて、ベトベトしたり冷たかったりと赤ちゃん自身が不快感を感じやすい布おむつ。泣くのはもちろん、目を覚ましたり、動いたりして排泄のサインを出してくれるので、ママさんたちもおむつ替えのタイミングに気付きやすいんです。慣れてくると、泣き方で「おむつかな？」なんて思うことも。

紙おむつを替える頻度にもよりますが、3年間で紙おむつは布おむつの約7倍の経費がかかるとも言われています。想像より重いおむつを買う手間が省けるのも、子育て中には大きなメリットですよね。ゴミも減り、環境に優しいのもお子様の将来を想うママ達には嬉しいポイント♡

赤ちゃんが排泄のサインを早く出してくれる事で、おむつ替えのタイミングも早まり、結果的におむつかぶれを防ぐことが出来ます。新生児の特に肌がデリケートな間は、オーガニックコットンなどの肌に優しい素材を使ってあげるのがおすすめです。

もちろん個人差はありますが、一般的に布おむつを使っていると、紙おむつを使っているお子さんよりも1年～1年半おむつ離れが早いと言われています。お子さんの成長の中で、トイレトレーニングは大きな節目の一つ。スムーズに進められると、毎日こんなに？と思うくらい楽になるんです。お出かけの時の荷物も減って◎。

布おむつは、使う時には布おむつ＋おむつカバーの二つをセットにして使います。
布おむつと一言で言っても、素材、形など、種類は様々。一般的に布おむつは30枚程度用意しておくと安心とされていますが、最初はどれが使いやすいか、お子様にあっているか分からないと思うので、数種類試してみるのも良いかもしれませんね。

排泄物の漏れを防ぐためのおむつカバー。素材も様々、デザインがかわいいアイテムも多いので、お洋服を選ぶ感覚で楽しんでみましょう。

成型おむつは、カーゼなどがもともとカット&処理されていて、折りたたんだりせずにそのままおむつカバーにセットして使います。直ぐに使えてコンパクトなのが魅力です。

布をカットして端を処理した状態の輪型タイプの布おむつ。使う時には、これを折りたたんで使います。男の子と女の子で畳み方にコツがあるので、動画をチェックしてみてくださいね。洗った後にまとめて折りたたんでおくと、おむつ替えがスムーズに出来て便利ですね。

布おむつと聞くと、お洗濯が大変そうと思う方がほとんどだと思いますが、予洗い→つけ置き→洗濯機のルーティンに慣れると意外に簡単。まずは、バケツ(予洗い用・つけ置き用の2つ）、重曹やセスキ炭酸ソーダなどの、赤ちゃんにも安心して使えるナチュラル洗剤を用意しましょう。

ゆるゆるうんちの新生児の間は、シャワーで洗い流しますが、衛生上の事も考えてバケツの中に流し、お水はトイレに捨てる様にしましょう。ペットボトルなどにお水を入れて置いて、そのまま便器に流して大丈夫です。少し大きくなってうんちが固まってきたら、そのままトイレに捨ててOK。

ある程度の汚れが落ちたら、バケツにお水と洗剤を入れてつけ置きます。重曹などの粉洗剤を使う時には、最初40度程度のお湯を入れておくと良く溶けて◎。赤ちゃん用の液体洗剤もあるので、手間を省きたい方はチェックしてみてくださいね。撥水加工されているタイプはつけ置き洗いがＮＧの場合があるので、最初に洗濯表示をチェックしておきましょう。

つけ置きの時間は数時間でも大丈夫ですが、一日に何度も処理をするのは大変なので、例えば前日分をまとめて朝洗う感じでタイミングを決めると良いと思います。もちろんタイミングはご自身のやりやすい時で◎。つけ置きしたお水をトイレに流してから、サッと水洗いします。

後は、お日様に当てて干せばOK。あまりシワが寄っていたりすると、折りたたむ時にうまく折れないので、良く伸ばしてから干しましょう。太陽の光には殺菌効果があると言われているので、お天気が良い日には天日干ししたいですね。