誰かの、或いは、過去の「BESTな判断」にとらわれているかも?
本記事でポイントとする、その固定観念とは――
例えば、
「○○をするなら、このアイテムを使うのが正解」
「買ったモノは、壊れるまで使いこむのが当たり前」
「新しいモノを買おうか考える時、家にあるモノで代用できるなら、買わないのが良い判断!」
といった、暮らしのルールのようなこと。
そのBESTだと思っている考え方、少し見落としている点があるかも。
でも、「これ、どうやって収納したらいいかな?」「もっと簡単にできる方法はあるかしら?」と考えたりする場面で、「昔から自分が正しいと信じてきた、自分なりのBESTな考え方」に捉われすぎてしまうと、改善の余地があることでも、そのままにしてしまいがち。
この機会に見直してみると、もっと暮らしやすくなるヒントが見つかるかも!
あなたのライフスタイルは唯一無二。もっと自由な発想で、アップデート
それは快適?「よくある4の考え」が、BESTか考えてみよう
❶「家にまだ使えるモノがあるなら、買い物しない」という考え方
でも、「あなたの今の暮らしのニーズ」と照らしあわせてみると、最適解とは言えない場合があるかもれません。
市販のサラダ油やオリーブオイルは詰め替えせずに、市販品パッケージをそのまま使っていたけれど、油が注ぎ口からたまに垂れて、拭かなくてはいけないことがプチストレス。
必需品ではないけれど、油が垂れないと評判のオイルボトルを買って、詰め替えて使ってみたら、油をひくのが快適に!
ジャム、海苔の佃煮などの瓶詰め。奥底のほうに、ティースプーンですくいきれない部分があることがプチストレスに。
家にあるティースプーンを使い続けることを、あえてやめる。そして、ミニサイズのゴムベラを買い足して使ってみることで、奥底まで届き、瓶詰めをきれいに使い切れるように!
❷「不要品は、消耗品として使い切ってから捨てないと、もったいない」という考え方
例えば「要らない紙は、裏が白ければメモ帳にして使い切る」「いらない新聞紙は、生ゴミを包む紙として使い切る」といったことは代表的。でもこれは、メリットの多い活用ケースです。
下記のような場合、逆に不便が生まれてしまうことも。ちょっと見直してみませんか?
タオル地以外の布はほとんど吸水性が悪く、きれいに拭き取れない。何回も拭くことがプチストレスに。
100均のスポンジワイプなど、吸⽔⼒があり乾きやすいアイテムを取り⼊れるほうが、快適に拭き取れる!
*いらない古布は、ホコリ除けのカバーや、布はたきを作って使ったほうが、有効活用できそうです。
【パジャマとして着る場合】
いらない服の素材・着心地が、睡眠時の体に適していないことも。
【部屋着として着る場合】
お気に入りではない「いらない服」を着ているからこそ、立ち居振る舞いが雑になったり、家事のモチベーションも下がりやすくなったりと、メンタルに良くない影響が出やすい。
❸「●●するには、専用の市販商品を使うのが当たり前」という考え方
「モノがあるかどうか」ではなく、そこで薦められている「背景や理由が満たされているかどうか」「ライフスタイルにマッチするかどうか」に注⽬して吟味してみてはどうでしょう︖
❹「大は小を兼ねる」という考え方
ここで取りあげたいのは、メリットが少ないケース。ライフスタイルやシーンによっては、「大は小を兼ねる」を疑ってみる価値があるはずです。
また手が届く範囲でゴミを捨てられる、卓上ゴミ箱を活用するというのも◎ ゴミが出たら、わざわざ席を立ってゴミ箱まで行く必要がなくなり、こちらもプチストレス解消に繋がります。
このボックスにゴミがたまったら、家にある他の大きなゴミ箱に移し替えるひと手間はあるので、シーンによって使い分けできるといいかもしれません。
その他にも。ちいさな違和感は、あなたへのお知らせ
✔「●●を収納するなら、収納場所は〇〇って決まってる」という考え方は、自分に合ってる?
✔「使い捨て商品が便利」という考え方は、自分に合ってる?
などなど…。さまざまな「こうあるべき」「こうするのが当たり前」があることに気づけるのではないでしょうか。
筆者の場合、「防災バッグ(避難所向け)を収納する場所は、家の中に決まってる」という考え方への違和感に気づきました。
小さな子供がいるため、まず家の外に出るときに小さな子供を背負って避難することを考えたら、「防災バッグ・防災リュックの置き場は、駐車場の車内のほうが良さそう」という判断に。我が家のBESTは、他のお家のBESTとは異なると考えています。
小さな違和感に気づいて、自分のBESTな選択肢を見出していけると、暮らしがもっとラクになっていくはずです。
おしまいに
そんな違和感を見つめるときに思い出していただきたいのが、今回ご紹介した4つの考え方です。

コロナ禍によって、外出時の検温が当たり前となり、毎日検温に時間を取られることがプチストレス…。
明らかに熱がなさそうな時は「非接触体温計」を使えば、約1秒で検温完了です◎