生きづらさはあなたのせいじゃない。傷つきやすい自分を愛おしむ方法

生きづらさはあなたのせいじゃない。傷つきやすい自分を愛おしむ方法

細かいことが気になって、いつまでもクヨクヨと思い悩む。ちょっとした出来事に過剰に反応し、心身ともに疲れる。相手の機嫌に左右されたり、感情を汲み取りすぎたりする――。こんな自分が嫌になったり、傷ついたりしていませんか。あなたがずっと感じている生きづらさは、性格や人格が原因なのではありません。敏感さや繊細さ、慎重さという特性や気質によるものなのです。それは“良い”“悪い”でジャッジするものでもありません。生きづらさをなくすには、傷つきやすいあなた自身をそのまま受け入れ、愛おしむことです。2020年11月21日作成

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生きづらさはあなたのせいではありません

生きづらさはあなたのせいじゃない。傷つきやすい自分を愛おしむ方法
出典:unsplash.com
生きづらさを感じるのは、自分の性格が悪いからだ――。いいえ、そうではありません。生きづらさの原因は、あなたの敏感さや繊細さといった特性ゆえ。あなた自身に問題があるのではないのです。

生きづらさをなくすために大切なことは次の3つです。
☐知る
☐対応する
☐やめる
これらは、あなた自身をそのまま受け入れ、愛おしむためのステップでもあります。

目次

傷つきやすい自分の特性を「知る」

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生きづらさの原因は、あなたの特性であることはお伝えした通りです。ではその特性とはどんなものなのでしょうか。何が苦手で、傷つきやすかったり疲れやすかったりするのでしょうか。

生きづらさをなくすには、まずは自分が敏感になる場所、人、もの、状況などを具体的に「知る」ことです。

生きづらくする特性って?

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敏感さや繊細さをもつ方には、以下のような共通の特性があります。
☐思慮深く、些細な変化にもすぐに気が付く
☐内的、外的な刺激に対して敏感に反応する
☐相手のしぐさや表情から、気持ちを察する
☐感受性が高く、ものごとを繊細に感じ取る
これだけを見れば、性格や人格の問題ではないことは明らかですよね。ではなぜ生きづらさを感じてしまうのでしょうか。

なぜ生きづらさを感じてしまうの?

敏感さや繊細さをもつ人の存在は、最近になってよく知られるようになってきました。しかし、世間では「そうでない人」が大半です。

そんな社会の中で生きていると、理解されなかったり、周囲と同じようにできなかったり、肩身の狭い思いをすることも多々あります。そうやって特性に合わない環境に身を置くことで、生きづらさを感じてしまうのです。

あなたが苦手な対象や傾向を知るには

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生きづらさをなくしていくためには、自分が何に対して敏感になるのかを「知る」ことです。あなたが苦手な対象は何でしょうか。疲れたり傷ついたりするとき、どのような傾向があるでしょうか。

そうやって日々の心と体を振り返ることで、敏感さや繊細さに「対応する」ことができるようになるのです。
☐心が動揺したのはどんな出来事だった?
☐気分が悪くなった場所はどんなところ?
☐体調を崩しやすいのはどんなとき?
☐食べたら具合が悪くなったものは?
☐どのような状況で混乱しやすい?

敏感さや繊細さに「対応する」

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自分は何が苦手なのかがわかれば、いかようにも対処できるというものです。ここでは、あなたの敏感さや繊細さに「対応する」方法を考えていきましょう。

頑張り屋さんのあなたは「甘えなのではないか」と自制してしまうかもしれません。しかしこれは、自分を大事にして生きづらさをなくすために必要なことなのです。

苦手なものを遠ざけて環境を整える

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あなたの苦手なものが具体的にわかるようになれば、いかようにも「対応する」ことができます。騒音や匂いが苦手であれば、そういった刺激をブロックする。人の多い場所が苦手であれば、そのような場を避けたり時間帯をずらしたりする……というように。

苦手なものを遠ざけて、あなたの環境を整えることが大切です。

傷ついた時の対処法を心得ておく

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苦手なものを遠ざけていたとしても、どうしても避けられないこともあるものです。体調が悪くなったり、マイナスの感情でつらくなったりしても、それ以上悪化させないこと。そのための対処法を日ごろから心得ておくのです。
心の痛みで苦しんでいるあなたへ。つらい気持ちを和らげる「心の頓服」
心の痛みで苦しんでいるあなたへ。つらい気持ちを和らげる「心の頓服」

頭が痛いときに鎮痛剤を飲むように、つらい気持ちのときに効く「心の頓服」があれば――。誰かに話を聞いてもらったり、専門のカウンセラーに頼ったりできればいいのですが、24時間いつでもどこでもできることではありません。ではどうするかというと、「心の頓服」を持つこと。「心の頓服」は、自分で自分のケアができるようになる方法です。つらい現状をなんとかしたい。この苦しみをどうにかしたい。ネガティブ思考の堂々巡りから抜け出したい――。そんなあなたに効く「心の頓服」をご紹介します。

こちらの記事では、つらいときの「心の頓服」をご紹介しています。状況別に具体的な方法を挙げていますので、ぜひご参考になさってくださいね。

生きづらさを捨てる覚悟を決める

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もっと楽に生きていきたい――そう願っているはずなのに、なかなか変われないでいる。それは、心の深いところで「変わりたくない」「このままでいい」と思っていたり、「自分なんて幸せになる資格はない」とブレーキをかけていたりするからです。

「生きづらさを捨てる」と覚悟を決めること。そして、「自分も幸せになる資格がある」と認めることが大切なのです。

生きづらくする考え方を「やめる」

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傷つきやすいあなたは、無意識のうちに自分を生きづらくさせる考え方をしています。「いい子でいなくてはならない」「事態が悪化したのは自分の責任だ」「もっと頑張らなければ」――。

このような自分を抑え込む考え方を「やめる」ことで、生きづらさはぐんと軽くなっていくはずです。

“いい子”でいることをやめる

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愛されたい、認められたいという気持ちから、相手の言いなりになってしまう。あるいは、相手の気持ちを察しすぎて、自分の本音や本心を封印してしまう――。

こんな“いい子”でいることは、小さな不満やストレスをためこむ行為であり、生きづらさを助長します。自分の気持ちや意見は素直に言っていいのです。あなたにはその権利があります。

自分を責めるのをやめる

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自らの疲れやすさ、傷つきやすさを責めないことです。繰り返しになりますが、あなたの“弱さ”はあなたのせいではありません。特性なのです。

“弱さ”を良し悪しでジャッジすることなく、「これが自分なのだ」と認めること。“弱さ”と思える特性も含めて、自分という存在なのだと受け入れることです。

頑張りすぎるのをやめる

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周囲と同じようにしなければと、「まだ頑張れる」と自分を叱咤激励することもあるのではないでしょうか。しかし、その「まだ頑張れる」は「もう限界」という心身からの重要なサインです。

神経が高ぶりやすく疲れやすいあなたは、「頑張りすぎない」こと。一度にたくさん抱え込みすぎないこと、遊びや楽しいイベントであってもほどほどにすることが大切です。

やめるべき思考や行動

生きづらくする思考や行動はほかにもあります。以下のリストで思い当たる節があれば、ひとつひとつ対処して、生きづらさをなくしていきましょう。

すぐにできないからといって、自分自身を責める必要はありません。スモールステップで確実に進んでいけばいいのです。
☐こうあるべきという「べき思考」
 ⇒ 自分の心の声を聴く
☐合わない環境に身を置くこと
 ⇒ 安全な場所を確保する
☐支配的な人との関係
 ⇒ 相手との境界線を意識する
本当の自分でいる幸せ。他人に影響されない「心の境界線」の引きかた
本当の自分でいる幸せ。他人に影響されない「心の境界線」の引きかた

いつも人にふりまわされていたり、理不尽なことを断り切れなかったりして、自分を大切にできていない――そんなあなたは、自分と相手とを分ける「心の境界線」があやふやなのかもしれません。「心の境界線」が引けると、人間関係が整理され、落ち着いて自分の気持ちと向き合えるようになります。健全な人間関係を築くことができ、自信をもって能力を発揮できるようにもなるのです。あなたが他人に影響されず、本当の自分でいること。そしてそれを自分に許すことで、幸せに生きられるようになるのです。

相手との境界線を意識するには、「心の境界線」を引くことです。こちらの記事をご参考になさってくださいね。

傷つきやすい自分を愛おしみましょう

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生きづらさはあなた自身のせいではありません。敏感さや繊細さといった特性がそうさせるのです。

特性を知り、対応する方法を心得、生きづらくする考え方を「やめる」こと。傷つきやすいあなた自身をそのまま受け入れ、生きづらさをなくすヒントになさってくださいね。

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