自分らしさを大切に。スウェーデン人に学ぶ“無理をしない”コミュニケーション術

自分らしさを大切に。スウェーデン人に学ぶ“無理をしない”コミュニケーション術

北欧の中でも人気の高いスウェーデンですが、スウェーデンの人々にみなさんはどのようなイメージをお持ちですか?「ヨーロッパの日本」と呼ばれることもある程、実はスウェーデンの人々と日本人はシャイな部分や人との距離感について共通点を見つけ出すことができるのです。そんなスウェーデンの人々から学んだ、無理をしないコミュニケーション術を、スウェーデン在住経験のある筆者よりご紹介します。みなさまの参考になれば嬉しいです♪2020年04月12日作成

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スウェーデンの人々の国民性をご存知ですか?

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実は、本音と建前を大事にする文化もあり、ヨーロッパの中でもシャイな国民性と呼ばれているスウェーデン。争いごとを避ける傾向があったり、一緒に食事をしていると「遠慮の塊」と言わんばかりに、最後の一つだけテーブルの上に残っていたり……スウェーデン人の友人達との交流の中で、日本人の私たちとの共通点を発見し、嬉しい驚きを感じることも多々あります。

もちろんみんながみんな同じように振る舞うわけではなく、私たち日本人に比べると表情も豊かなように感じることの方が多いですが、他の欧米の人々に比べると表情の変化が少ないと言われています。
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個人主義や男女平等主義の文化が根付いている北欧スウェーデンだからこそ、コミュニケーションをとる中で、素敵だなと感じるコミュニケーション術を学ぶことができます。

日本人の私たちにとっても、親しみやすいスウェーデンの人々から学んだ、コミュニケーション術をご紹介します。

スウェーデンのナチュラルなコミュニケーション

オーバーリアクションはしなくていい

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欧米の人々といえばリアクションがよく、日本人の私たちにはなかなか真似できないようなオーバーリアクションやジェスチャーをする文化だというイメージを持っている方も多いですよね。しかし、スウェーデンで同じことをしてしまうと、少し浮いてしまうことも。スウェーデン人はラテン系やアメリカの人々とは異なり、大袈裟なジェスチャーはあまりしない印象です。
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北欧に住み始めてすぐ、慣れない筆者は、変に肩に力が入ってしまい「オォー!」と、大きめのリアクションをして相手をびっくりさせてしまったりなんてことも……。しらけてしまったり、つまらない人だと思われないように、その場をなんとか盛り上げようと、つい余計なことを話してしまったり、別れ際にどうも不自然になってしまったり。肩の力を入れて、いつもと違うことをしようとするといいことがありません。

ハグは本当に仲のいい相手とだけ

スウェーデンの人々は本当に親しい仲か、家族でないとハグをすることはありません。欧米文化だからと言って、一括りにハグをするものであると感じている方も多いかもしれませんが、実は全く異なるのです。
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そこまで親しくない相手なのに、思い込みから初対面などでハグをしてしまったら相手にも失礼な印象を与えてしまいますよね。無理をせず、距離を詰めるのは親しくなってからでOK。

すれ違う際は挨拶を

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お店に入った時や、学校・職場・近所の方とすれ違う時、そっと「Hej(ヘイ)!」と挨拶をしてみましょう。相手も気持ちいいくらいの明るい声で「Hej!」と返事をしてくれるはずです。日本でも同じように、お店に入った時や学校・職場・近所の方とすれ違う時、「こんにちは」と一言挨拶を交わすだけで、とっても好印象になりますよね。

沈黙を恐れないで

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沈黙も恐れる必要はありません。相手との時間の仲に沈黙が生まれても、それも実はコミュニケーションのうち。同じ空間を共有することは仲のいい証拠なのです。沈黙が気まずく感じてしまう相手であれば、それは元々相性が合わない証拠なのかもしれません。それが友人であれば尚更、付き合いを割り切ることも考えていいはずです。

パーソナルスペースを大切に

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スウェーデンでは、人が少ないバス停やガラガラのバス・電車など、人がいないところでは、他の人との距離を十分に開けてそれぞれの時間を過ごします。これは、一人一人のパーソナルスペースがとても広いからなのです。
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混んでいないカフェで、たくさん席があるのに他のお客さんと隣の席に座ると、相手は不快に感じて、席をチェンジする可能性が大です!日本でも同じように感じる方も多いのではないでしょうか?パーソナルスペースが狭くても自分は気にしない、気にならない、という方は相手も同じように感じているのか考え、配慮する必要があるかもしれませんね。

目があったらそっと微笑む

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スウェーデンで住宅街を歩いていて、すれ違った老夫婦が今まで見たことがないような眩しい笑顔でそっと微笑んでくれたり、幼い子供がこっちを見て微笑んでくれたり。スウェーデンではそんな経験をすることも多々あります。
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ストックホルムなどの都市部ではなかなか難しいかもしれませんが、ハイキング中など田舎の方では、目があうと穏やかに微笑んでくれる方が大勢います。お互い気持ちがよく、なんだかほっこり温かい気持ちになります。自分がされて嬉しいことは相手もきっと嬉しいはず。つい忘れてしまいがちな笑顔ですが、目があったら逸らすのではなく、ニコッと微笑んでみるのもお互い気持ちがいいものですよ。

一人で楽しむ時間を持つ

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趣味やスポーツなど、一人で過ごす時間があるからこそ、他の人とのコミュニケーション能力が上がることもあります。一人で過ごす時間と、他の人と過ごす時間のバランスが大事。どんな人でも、一人の時間がなければ息が詰まってしまいます。趣味やスポーツを通して知り合う方や話が盛り上がる場合もありますよね。一人の時間を大切に過ごしてみませんか?

自分の意見はしっかり持つ

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自分の意見がなければ、相手の話も聞いているだけになってしまったり、「どう思う?」と質問されても答えることができません。個人主義のスウェーデンでは、個人の自由や権利をとても大事にしています。平和主義な国民性ですが、自由や権利を守るためハッキリと意見を主張することは大切であるとの考えを持っており、そのためには、自分の考えや意見をきちんと述べる必要があると考えています。
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自分が幸せであれば、他の人を助けることができると考えているので、日本のように自分の意見を犠牲にして他の人のために尽くすというよな、自己犠牲の概念は少ないと言えます。個々、一人ひとりが自分の意見を持ち、個人の自由や権利を尊重しているからこそ、自分と違う意見も尊重することができます。そして、道徳的や社会的に反していない考えであれば「あの人何なの?!」と人格までを否定することはありません。相手にそう思われるのか恐れず、自分の意見はしっかりと持ちましょう。

“無理なく、自分らしく”をいつも胸に

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スウェーデン流のコミュニケーション術をご紹介しました。
似ているけどどこか違う、そんな親しみやすいスウェーデンの人々から教えてもらった毎日のコミュニケーション術。コミュニケーションが苦手な人もそうでない人も、日々の生活の中で実践しやすいものばかりです。ご紹介したことを参考に、無理なく自分らしいコミュニケーション方法を身につけることができるよう願っています♪

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