無駄に相手を傷つけてない?言っていいこと・悪いことを判断できる大人になろう

無駄に相手を傷つけてない?言っていいこと・悪いことを判断できる大人になろう

つい余計なことを言ってしまったり、自分の伝えたい事がうまく伝わらなかったり…。大人になっても、言っていいこと・悪いことを判断するのは案外難しいですよね。相手を傷つけるようなことは言わない、うまく相手に伝えることができるだけで人間関係がぐっとうまくいきますよ。この記事では冷静に言葉の判断をする方法と、パートナー、友人など対人別に対処法・言葉の言い換え方をお伝えします。2019年07月10日作成

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あなたは大丈夫?“言ってはいけない”ことの判断。

どんなに親しい相手でも、喧嘩してカッとなったとしても、相手に何でも言って良いという訳ではありません。言葉ひとつで相手を喜ばせることも、悲しませることもできてしまう。だからこそ、言葉は慎重に選ぶようにしたいですよね。では、“言ってはいけないこと”ってどんなことでしょう?相手が傷つくこと、どうにもならないこと、正論など、相手が嫌な気持ちになることです。そこで今回は、相手の気持ちを考えて言葉選びができるよう、言葉の判断を冷静にできる人の特徴と、言葉の判断を冷静にするための方法を対人別にご紹介していきます。

目次

言葉の判断を冷静にできる人の3つの特徴

1.人の話をきちんと聞いている

無駄に相手を傷つけてない?言っていいこと・悪いことを判断できる大人になろう
出典:unsplash.com
まずは相手の話をきちんと聞くこと。当たり前のように思えますが、これがきちんとできていないという方は多いのではないでしょうか。相手に興味を持って相手の話を聞くことで、相手の立場に立って話すことができますよ。相手の話を聞いている間にこちらの話すべきことを頭の中でまとめることもできるので、余計なことを言ってしまうことが少なくなります。

2.前向きな言葉、柔らかい言葉で話す

言葉の判断を冷静にできる人は、思ったことをそのまま言うのではなく、前向きな言葉に変換することができます。自分の発言で相手がどう思うかを自然と判断しているんです。前向きな言葉を使うことで相手にも言いたいことがしっかり伝わりますよ。例えば「あなたって派手だよね」と言うと傷つく人もいるかもしれませんが、「あなたって華やかだよね」と言えば喜んでくれるかもしれません。言い方ひとつで相手への伝わり方が変わります。

3.伝えたいことを短くシンプルにできる

よく考えて発言するので、伝えたいことがシンプルでわかりやすいのが特徴です。伝えたいことを全部入れようとしてダラダラ話してしまうと、不適切な言葉が入ってしまったり、相手に伝わらなかったりして相手を不快にさせてしまうかもしれません。伝えたいことはシンプルに、わかりやすくすることが大切です。

【対人別】言葉の判断を冷静にするための方法・言葉の言い換え方

パターン1:パートナー

①相手にイライラした時は、一旦その場を離れる
パートナーと喧嘩したり、相手にイライラしている時は感情的な言葉を言ってしまいがち。後で「あんなこと言わなければよかった…」と後悔しないように、相手にイライラした時はその場を離れて冷静になりましょう。1人で冷静に考えることで相手に伝えたいことがまとまり、相手も冷静になれるのでお互いに建設的な話し合いができます。
②自分の方が正しいと思わない
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物事を”正しい“か”正しくない“かだけで判断していませんか?正しさだけにとらわれてしまうと、相手の気持ちや都合を考えられず、言ってはいけないことを言ってしまうかもしれません。自分が正しいと思ってパートナーと接している時は要注意。正しいか正しくないかは置いて、相手の都合や気持ちを考えてみましょう。
③感謝の気持ちを忘れない
パートナーの存在が当たり前になってしまうと、感謝できなくなり相手への不満が募ってしまいます。そうすると余計な一言を言って相手を傷つけたり喧嘩になったりと悪循環。初心に立ち戻って、パートナーへの感謝を忘れずに伝えるようにしましょう。そうすれば自然と相手へ優しい言葉をかけることができますよ。
④【NG】「◯◯して!」⇒「◯◯してくれたら助かる」
「◯◯して!」と命令口調で話すと、相手も聞く気を失ってしまいます。何か相手にしてほしいことがある時は、お願いをするよう心がけましょう。
例えば、パートナーが洗濯物をそのまま脱ぎっぱなしにしてしまっていた時、「ちゃんと洗濯機に入れてよ!」と命令口調になっていませんか?「私も気付いたら入れておくけど、もし気付いたら洗濯機に入れておいてくれたら助かる」と優しくお願いするだけで、相手も悪かったなと思い気をつけるようになるはず。イラッとした時こそ、優しく伝えてみてください。
⑤【NG】「あなたはいつも帰りが遅い」⇒「私はあなたに早く帰ってきてほしい」
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「あなたは〜」と会話を始めると、どうしても相手を責めてしまいます。「わたしは〜」と話すことで、素直な自分の気持ちを相手に伝えることができます。例えば家事をもっとやってほしいと思った時も、「あなたは全然家事をしてくれないよね」と言うのではなく、「私は今日疲れてしまって、家事を手伝ってくれない?」と言い換えれば相手も快くやってくれるはずです。

パターン2:子供

①思い通りにならないのは当たり前だと考える
子供を思い通りにしようと思うと、言うことを聞かない子供にイライラして余計なことを言ってしまうことに。自分の子供であっても自分とは違う人間。思い通りにならないのは当たり前と考えるようにしましょう。ゆったり子供を見守っていれば、子供を傷つけずにすみますよ。
②感情的になったら、子供の対応を夫や親へ任せる
子供とずっと一緒にいると、つい感情的になってしまう時もありますよね。そんな時は子供に思ってもいないことや余計なことを言ってしまいがち。感情的になっているなと思ったら、夫や親に子供の対応をお願いしてみましょう。子供と離れて冷静になる時間があれば、子供へ優しく接することができますよ。
③【NG】「だから言ったでしょ」⇒「走り回ったら物や人にぶつかって転んだりするよね。だから怪我をしてしまうよ。今度から注意してね。」
子供に「危ないから走るのをやめなさい」と言っても子供が走り回って怪我をしてしまったら、「だから言ったでしょ」と怒っていませんか?子供は「だから言ったでしょ」と言われても、理解することができません。理解できないまま怒っているから謝ろうとなってしまうと、とにかく謝ることが癖になって自信を無くしてしまいます。何回言っても理解できないこともあるので、毎回丁寧に理由と一緒に説明してあげてくださいね。
④【NG】「ちょっと待って」⇒「お掃除が終わるまで待ってね」
“ちょっと”という言葉が子供にとってはどのくらいかわからず、ずっと待ってしまうことがあります。うっかり待たせていたことを忘れてしまった場合、子供は「受け止めてもらえなかった」と思い自信をなくすことに繋がりかねません。“ちょっと”という言葉を「お掃除が終わったら」「ご飯の準備が終わったら」など具体的に伝えるよう気をつけましょう。
⑤【NG】「◯◯ちゃんてスゴイね」⇒「◯◯ちゃんてスゴイね、でも◯◯(自分の子供)は絵が上手だもんね。」
「◯◯ちゃんてスゴイね」と他の子を何気なく褒めたつもりでも、子供は「自分より◯◯ちゃんの方がすごいんだ…」と落ち込み、自信を無くしたり悪目立ちしようとしたりします。そうならない為に、他の子を褒めた時は必ず自分の子も褒めるようにしましょう。そうするだけで子供に安心感を与えることができますよ。

パターン3:親

①喧嘩してカッとなったら、頭の中で数をゆっくり数えてみる
何でも言い合える親子だからこそ、喧嘩してカッとなると余計なことを言って後悔してしまいますよね。怒りが湧いてきたら、ゆっくりと数を数えてみてください。1、2、3、4、5、6…。ほんの数秒意識を違うことにそらすだけで冷静になって話をすることができますよ。
②外で頑張りすぎてるのかも?自分なりのストレス発散法を見つける
家の外でいつも我慢して言いたいことが言えないと、親に強く当たって言ってはいけないことを言ってしまうことも。外でのストレスを溜めこむと身近な人へ当たって自己嫌悪になる悪循環。スイーツを食べる、走る、歌うなど自分なりのストレス発散法を見つけてストレスを溜め込まないようにしてみてくださいね。
③親だからといって期待しすぎない
自分のことを1番わかってくれている親。そう思うからこそ、期待しすぎて求めることが多くなっているかもしれません。他人には優しく接することができるのに、親に対しては言葉が強くなっていませんか?親とはいえ、自分のことを100%理解できる訳ではありません。自分のことばかりでなく親の気持ちも考えるようにしましょう。
④【NG】「うるさいな、わかってる」⇒「心配してくれてありがとう」
「早く寝なさい」「風邪引くわよ」など心配されることが嫌になって、「うるさいな」と言ってしまう時はありませんか?何回も同じことを言われるとうるさいと感じてしまいますよね。それでも親はあなたのことを心配して言ってくれていること。感謝の気持ちを忘れずに、素直に「ありがとう」と伝えましょう。
⑤【NG】「◯◯しないで」⇒「できれば◯◯しないでくれたら嬉しい」
「◯◯しないで」と否定的な言い方で言ってしまうと親も素直に受け入れてくれないかもしれません。「◯◯しないでくれたら嬉しい」と前向きな言い方をするだけで、気持ちが伝わりやすくなるのではないでしょうか。親とつい口論になってしまう時など、試してみてくださいね。

パターン4:友人

①相手の話は最後まで聞く
相手の話すことが自分の知っていることだった時、「ああそれね、私も〜」と話を遮って自分の話をしてしまう時はありませんか?相手はせっかく話たいことが話せず、会話が盛り上がらなくなってしまいますよね。自分の知っている話でも我慢して最後まで聞くようにしましょう。
②「大丈夫?」「疲れてる?」は言い過ぎない
相手を気遣って「大丈夫?」と聞くのはいいですが、何度も聞いてしまうと相手によっては不快に感じることも。「私に何か不安があるのかな?」「顔色が悪いってことかな…」など深読みしてしまう場合もあるので気をつけましょう。
③アドバイスは相手に求められてから
「もっと運動した方がいいよ」「結婚はした方がいいよ、老後困るから…」などと余計なおせっかいをしていませんか?価値観は人それぞれ、求められていないのに自分の価値観を押し付けるアドバイスは相手のためになりません。アドバイスは相手に求められたら言うようにしましょう。
④水をさすような事は言わない
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正直にハッキリと言うことは良いことですが、せっかく盛り上がる話をしているのに水をさしてしまうこともあります。例えば「新しくできたカフェ、おしゃれで行ってみたいんだよね〜」と言った友達に「そこのカフェ行ったけど、美味しくなかったよ」と言ってしまうと会話が終わってしまいますよね。自分の価値観を押し付けず、相手を尊重するよう心がけましょう。
⑤【NG】「黙っていればかわいいのにね」⇒「かわいいね」
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ストレートに褒めるのが恥ずかしかったり、相手より優位に立ちたいと思ったりして褒め言葉に余計な一言をつけていませんか?相手によっては面白いと思ってもらえることもありますが、不快な気持ちになる人もいます。褒める時は相手を見下すような言葉は付けず、ストレートに褒めれば相手に喜んでもらえますよ。

パターン5:会社の同僚・上司・部下

①(同僚に対して)【NG】「それはダメだと思う」⇒「こうしたらどうかな?」
意見を言いやすい同僚に対して、「違う」「ダメ」など否定ばかりしている人は要注意。たとえ相手が受け入れてくれていたとしても、内心は不快に思っているはず。否定するのではなくもっといい代替案を提示するよう心がけましょう。
②(上司に対して)【NG】「どうしたらいいですか?」⇒「◯◯の対応をしようと思うのですが、問題ないでしょうか?」
初めてのことだと、どうしたらいいかわからなくて、ついすぐに「どうしたらいいですか?」と上司に聞いてしまうこともありますよね。でも上司も忙しいので、「少しは自分で調べてから聞いて…」と思ってしまいます。まずは自分なりに調べたり考えたりして、自分なりの答えを見つけてから“確認”という形で上司に質問してみてくださいね。
③(上司に対して)【NG】「しかし…」⇒「申し訳ありません」
何か注意をされたり問題があったりした時、「しかし…」と言い訳をしていませんか?言い訳をされた所で何の解決にもならないので、事実と今後どうするかを考えていく必要があります。たとえ自分に落ち度がないと思っても、素直に謝り今後どうするかを考えることで、仕事も上司との関係もきっとうまくいきますよ。
④(部下に対して)【NG】「聞いてない」⇒「ごめん、もう一度教えてくれる?」
部下は報告していたのに、「そんなこと聞いてない」と言ってしまう時はありませんか?忙しくて現場を見れていなかった、聞き逃してしまったのかもしれない。そう考えて「ごめん」と素直に謝る事が大切です。部下になめられるかも…と思うかもしれませんが、素直に謝れる上司の方が部下から信頼を得られますよ。
⑤(部下に対して)【NG】「常識だよ」⇒「私はこのやり方の方がやりやすいけど、どうだろう?」
常識とは状況や時代によって変わるもの。ただ「常識だよ」と部下に伝えても、部下は納得できず自分の意見を言えなくなってしまいます。「私はこう思う」と自分の意見として伝え、相手の意見にも耳を傾けてみましょう。

相手に思いやりをもって言葉を選ぼう。

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言葉を冷静に判断するためにできること・言い換え方を対人別にご紹介しました。いかがだったでしょうか?自分では意識していなくても、相手を傷つけていたり、相手にうまく意図が伝わっていないことがあるかもしれません。今回ご紹介した方法を試して、家庭でも職場でも気持ちよく過ごせるよう心がけてみてくださいね。
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