
初心者のための「独学英会話」の始め方
まずは目標を定めてみましょう*

「英語が話せる」と言っても色々なレベルがあるもの。日本で育った私たちには、ネイティブと同じレベルの英語を話すのは、なかなか難しいのです。
そこで、「海外旅行で困らない」、「外国の友達とお喋りを楽しみたい」、「字幕なしで、海外の映画やドラマを見たい」など、目標とするレベルを具体的に設定することで、モチベーションを保ちやすくなります。
英会話「3ステップ」の勉強方法とは?
2.アウトプットする(書いたり話したりする)
3.間違いを正す
この「3ステップ」を繰り返します。

英語は「話す力」だけ鍛えようと思っても、なかなか上手くいきません。主に「読む力」「聞く力」を鍛えるインプット、主に「書く力」「話す力」を鍛えるアウトプットの両方をバランス良くすることを心がけて。
「1.アウトプット」と「2.インプット」は、独学でマイペースにしても◎。

独学だけでは「本当に伝わる英語なの?」と、疑問に思ってしまうこともあるかもしれません。「3.間違いを正す」は、英会話の先生や、英語の得意な人にお願いしてみましょう。
外国の言葉は、間違えながら徐々に覚えていくもの。「間違えてはいけない」なんて思う必要はないので、安心してくださいね。
1.英会話は何から?の答えはこれ。独学で「インプット」
大人のための教材で「文法」をおさらい。おすすめ参考書やテキストは?

●デザインも内容も◎な教材をチョイス
苦手意識が強いかもしれませんが、大人が語学を学ぶなら、簡単な文法を知っておいた方が上達が早いのです。…とは言え、中学生レベルの文法で十分。

文法の勉強を続けるコツは、大人の女性が楽しく学べそうなデザイン性の高い本をテキストとして選ぶこと。
おすすめは、イギリス在住のKayoさん著のテキストや参考書。イギリスの語学学校で習う文法を可愛らしい図解付きで学べます。kindle版をダウンロードするのも良いですね。
単語の暗記を楽しくする勉強法♪

●身近なものをシリーズ化して覚える
とても退屈なイメージの単語の暗記ですが、この方法なら、きっと楽しんでできるはず。たとえば「キッチンシリーズ」で、「調理器具 cooker」「鍋 pot」「おたま Ladle」など、お料理に使う物の名前や、「煮る simmer」「茹でる boil」など、キッチンですることも覚えます。日常会話でよく使う単語を覚えられるという利点も。
身近なものに「英語で名前を書いて貼る」なんていう方法も面白そう。
独学でリスニング力を鍛えるには「映画」
「英語の本」を読めば、さらに上達

●英字新聞や英文の本に挑戦
最初は児童向けの絵本や童話など、短くて易しい内容の本から。読んでいると知らない単語や表現が出てきますが、流して読んで、全体の内容を把握する練習を。余裕のある時に、分からなかった部分を調べて、覚えられると良いですね。
お家に一人でいる時なら、音読してみるのも良いでしょう。
2.「アウトプット」して、最短で英会話を習得
独学の英会話に必須。「自分の言葉で考える&書く」

●英語で日記を書く or SNSに投稿する
英語でスラスラ文章を書くことが出来るようになれば、きっと話せるように。
英語で書いていると、簡単なことでもどう表現して良いか、すぐに思いつかず、辞書を引いてばかりになってしまうかもしれません。それでもコツコツ続けることで、少しずつ書くのが速くなってくるはず。最近覚えた単語や文法を使ってみるのも◎。

●好きな映画や本を英語で要約してみる
日記を書くことにも似ているので、日記が単調だなぁと感じた時に、実践してみると良いかもしれません。英語字幕で見た映画や、英語で読んだ本を要約すれば、インプットとアウトプットを合わせて行うことができるので、さらに効果的。

●英語で考え事をしてみる
考え事を英語でするクセをつけると、いわゆる「英語脳」を作ることができます。そうはいっても、常にそうするのは難しいので、「○○ちゃんに送ったLineの内容を英語にしたらどうなるのかなぁ」というように、英語を意識するクセをつけると良いですね。
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3.本気で英会話に取り組むなら、「間違いを正す」のも大切
独学に+α。良い先生を見つけて

●堂々と間違えましょう*
英語が母国語でない私たちには、ミスや訛りがあるのが当たり前。「間違えるのが恥ずかしい」、「発音が下手で恥ずかしい」なんて、思わなくて良いのです。
時には、「辞書に書いてあったから正しい」と思っていても、実は少しニュアンスの異なる場合に使う表現だったり、複数形のSを付けた方が一般的な表現であったりと、自分で気が付かない間違いも。良い先生を見つけて、正してもらいましょう。
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●オンライン英会話を利用
英会話教室だけでは、なかなか身に着かない英語ですが、独学と掛け合わせることで、きっと効果が見られるはず。覚えた単語や表現をどんどん使ってみましょう。
オンライン英会話なら、格安な上に周りの目を気にせずマイペースにレッスンを受けられそうです。

●ランゲージエクスチェンジを利用
ランゲージエクスチェンジとは、お互いの言語を交代で教えあうこと。アプリを使って、日本語を勉強したい英語のネイティブスピーカーと、気軽にお話しするのも◎。相手もプロの先生ではないので、外国のお友達を作るような感覚で利用できそう。
独学で英会話は習得できるの?よくあるQ&A
やっぱり留学しないと英語を話すのは難しい?

英語は長く触れれば触れるほど上達していくものなので、留学が近道なのは本当かもしれません。しかし、日本にいながらでも、ビジネスレベルの英会話を習得したなんていう方も、たくさんいます。楽しみながら毎日コツコツ頑張れば、上達を実感できるはず。
最短で英会話を習得したいけど、「文法」を勉強するのは遠回り?

英語のテストが得意だったのに、英語を話すことができない方や、逆に文法が嫌いだった方も多いかもしれません。文法の暗記だけでは、話せるようになるのは難しいですが、勉強した文法を使って、自分で文章を作ったり、声に出して話したりする練習を繰り返せば、少しずつ英語で言いたいことが浮かぶようになってきます。
聞き流しの英会話教材って効果があるの?

「聞き流すだけで英語がペラペラ」なんていう教材の広告を見かけたことがあるかもしれませんが、やはり英語の勉強にはアウトプットとインプットの両方が大切。そうはいっても、聞き流し用の教材は、通勤中などの空き時間に英語に触れることができるので、無意味ではありません。後から何を言っていたかおさらいしたり、一緒に声を出すシャドーイングをしたりと、より効果的に使ってみてはいかがでしょうか。
英語が下手で失礼だと思われることはない?

「間違っていて失礼な表現になっていたらどうしよう」と気にすると、きっと緊張してなかなか話せませんよね。外国の方が、少し日本語を間違えても腹が立たないのと同じで、ちょっぴりフレンドリーすぎる表現になってしまっても、許してもらえることが多いはず。笑ってもらえて、場の雰囲気が和やかになることも。間違いを気にしないで、ゆっくりでも話せると良いですね。
続けることで、憧れの英語が話せる人に

3つステップを繰り返すことで、英語が「スラスラ出てくるようになったなぁ」「聞き取れるようになったなぁ」と、きっと実感できるはず。たった3つのステップですが、楽しみながらコツコツ頑張って、あなたも憧れの「英語が話せる人」になってみませんか?
街で外国の人に道を尋ねられたり、海外旅行に行ったりした際に、「英語が話せたらなぁ」なんて思ったことのある方は多いのではないでしょうか。
この記事では、「英語が上達するための3ステップ」をご紹介した上で、独学で楽しく続けられる「具体的な勉強法」もご紹介していきます。