住まいは生活の基本。住宅を選ぶ時、大切にしたいポイントとは?
新しく生活スタイルが変わり、住宅を選ぶことになった時、大切にしたいポイントを賃貸と分譲の場合のそれぞれでご紹介します。
【賃貸の場合】
もし期間限定だとしても、頻繁に引っ越すのではなく、長期間住めるに越したことはありませんよね。
賃貸で家を探すにあたり、気分よく、心地よく毎日を過ごすために、選ぶ時に気にしたいポイントを、順番にご紹介してきます。
①ここ数年~5年後のライフプランを想像する
そんなライフスタイルの変化があることが想定される場合は、賃貸がおすすめです。でも少なくともここ数年から5年くらいまでのライフプランを想像して、どのような条件が合うかどうかを検討しましょう。

まだまだ趣味も楽しみたいのであれば、住宅だけにお金をかけられませんよね。

たまには海外旅行も行きたい!そうであれば、住居費をおさえたり、セキュリティ対策が万全な住まいを選びましょう。
②環境を考える
住んでみて環境が好きになれなかったり、ライフスタイルの変化によって引っ越しをすることも、購入した場合よりは手軽ですが、できれば気に入った住居に長く住みたいですよね。
賃貸の場合に気にしたい環境のポイントをあげてみました。

賃貸物件の良いところは、駅近や通勤通学に便利な場所が豊富にあるところです。もちろん便利であればあるほど家賃は高くなりますが、忙しい毎日の中で、通勤通学に費やす時間が大きな割合を占めてしまうのは、少々もったいない気もします。
限りある予算の中ではありますが、賃貸物件なのであれば、利便性のよい物件を選ぶこともメリットの1つです。

憧れのエリアや駅に住んでみたいですよね。でも場所によっては、コンビニしかなかったり、食材や日常生活品などの物価が高いところがあります。適正な価格のスーパーや商店街があるかどうかも必ずチェックしましょう。
住居を見つけることがゴールではなく、これから毎日過ごしていくことを想像しましょう。

もし特定の趣味があるのであれば、それを行う場所があるかどうか、もしくはその場所までの距離感なども合わせて考えておきたいですよね。
趣味の交通費は自腹なので、毎週通ったりするのであれば意外と大きなコストです。

マストではありませんが、やっぱり近くに大きな公園があることは、心と身体の健康のために良いことです。
家の近所で心地よい散歩コースやランニングコースを見つけられると、住んでいる町がますます好きになれそうです。
③日当たりは?
毎朝陽の光を浴びることは、心地よい毎日を過ごすためにとても重要です。なるべく日当たりの良い部屋を選ぶようにしましょう。

④床材はインテリアに合わせて
また、賃貸であれば床材や色を変更することができないので、なるべく気に入ったテイストで、自分のインテリアしっくりくるような床を選びましょう。

ナチュラルテイストであれば、白木のフローリングがおすすめです。木の温かみと明るい色彩で、部屋の中がリラックスした雰囲気に。

白っぽい木のフローリングもおしゃれで素敵です。床面が白い方が、部屋が広く感じることができます。

ブラック系のマットな質感も意外と、ナチュラルテイストの家具に合います。ナチュラル+シックでクールなテイストが取り入れられます。
⑤壁の色は慎重に。改装OKな物件も◎
ナチュラルテイストのインテリアが好きであれば、白い壁がおすすめです。白壁であれば、どんなテイストにも自由度が高く、色々工夫して楽しめます。

真っ白の壁のままでも素敵ですが、壁に絵をかけたりすれば、より一層楽しみが広がります。
これから家具を置いたり、ファブリックの色を組み合わせながら、あれこれ想像が膨らみます。

こんな淡いブルーの壁色も素敵です。木目調のインテリアとのコントラストが素敵です。

賃貸物件ではなかなか見かけないかもしれませんが、グリーンは気分を落ち着ける色なので、寝室などにぴったりです。
ポップな感じで、子供部屋などにもよいかもしれません。
このように、壁色で部屋の雰囲気は大きく変わります。
⑥ドアなど作り付けの家具
後から変更できないものが多いため、気に入ったテイストでないと後々後悔します。
なかなかすべての条件が揃うことは難しいかもしれませんが、できれば妥協せずに選びたいものですね。

グレーの木目調のドアは、北欧風でかわいいですね。

ナチュラルテイストにマット感のあるブラックを取り入れると、部屋全体がキリっと引き締まります。
ぐっとシックな雰囲気になります。

真っ白なインテリアに囲まれれば、余計なものはもう何も置きたくなくなりますね。
掃除や片付けもこまめにできるようになりそう。

作り付けの家具が、自分が既に持っている家具と合うかどうかはとても大切です。
あまり同じテイストのものばかり揃えるのも生活感が無さ過ぎて落ち着きませんが、バラバラだとまとまらず、理想の部屋に
近づけるのが大変です。
⑦照明の自由度
できれば自分のお気に入りのライティングを設置できる自由度があると、部屋の居心地が随分と変わります。

少し暗めの間接照明が、疲れて帰ってきた体と心を優しく癒してくれます。

照明器具は、自分でなかなか買いませんよね。でもこだわり始めると部屋のオシャレ度がかなりアップします。
【分譲などで購入する場合】
ある程度まとまった期間、あるいは一生その場所に住み続けることを想定して住居を選ぶという事は、簡単なことではありません。もちろん予算にも限りがあるため、パーフェクトな物件を選ぶことは難しいことです。
住居を買う時に、最低限おさえておきたいポイントを、いくつかラインナップしてみました。
毎日を丁寧に、心地よく過ごすために、ぜひ参考にしてみてくださいね。
①この先数十年のライフプランを具体的に想像して
数十年先のことまで考えるのは、ちょっと難しいですよね。でもざっくりとした希望のプランで構いません。思った通りにいくかどうかは分かりませんが、少なくとも自分がこの先こうなっていたい、こうしたいというプランを立てながら、住居を購入する際に選ぶポイントにしていきましょう。

結婚と同時に、住居を購入するということも多いでしょう。2人で将来設計をするのは、楽しいことですね。

もしかしたら、新しい家族が増えるかもしれません。
あるいは、自分一人のために住居を購入する、という決断もあるかもしれません。とても勇気のいる決断です。
でも自分だけのお気に入りの住居を持つことができるなんて、本当に素晴らしいことです。家族と持つ家とは違った、条件を考える必要があるでしょう。
②家族構成の変化
結婚を機に、あるいは子供ができたことをきっかけに家を購入することは、よくあることでしょう。
一時的に家族が増え、広さや部屋数が必要になるかもしれませんが、数十年後子供たちが独立していけば、また二人に戻るという事もあるのです。
あるいは、今一人で住むようにと考えていても、将来に渡ってずっと一人とは限りません。
一緒に住むであろう家族構成の変化を、ある程度予想しながら、長い目でみて住居を選びましょう。

部屋の数が必要なのは、子供たちがある程度の年齢になってから、独立するまでの案外短い期間です。

また夫婦二人になったりした場合、そんなにたくさんの部屋数や、広さが必要なくなるかもしれません。
そこまで考えるのか、あるいはその時になってみて考えるのか、それは人それぞれです。
③環境は賃貸よりもよく考えたい
通勤通学の利便性だけでなく、長い間住む環境として、あなたにとって必要なものをラインナップしてみましょう。
長い間住むのであれば、通学や通勤場所も変化するかもしれません。一時的な利便性などに縛られないようにしましょう。

何にでも便利な都会を選ぶのか、自然の多い郊外をえらぶのか、家を購入する時に迷いますよね。
でもどちらが正解というのはありません。自分のため、家族のために何が大切なのかを考えて、優先順位をつけながらじっくりと検討しましょう。

食材や生活必需品が適正な価格で買える場所の確保は、毎日の生活をきちんと続けるための必須条件です。

できれば、趣味や好きな事ができる場所への便利さなどが考慮できるといいですね。
仕事や学校が変わっても、趣味や好きな事は変わりません。
④日当り、風通し
また、家を購入する際に考えたいのが風通しのよさです。自分の家は自分でメンテナンスをしていかなければなりませんが、風通しが悪いと家の痛みも早くなってしまいます。

できればリビングが南向きがいいですよね。南東であれば朝日が入り朝が明るく、南西であれば夕方まで明るい部屋となります。

朝起きたら朝日を浴びましょう。
それだけで、幸せホルモンが上昇することが知られています。一日気持ちよく過ごすために。

風通しが良い家は、湿気がこもりません。
また、風水的にも良いそうです。
⑤間取り
賃貸であれば間取りを変えるのは難しいですが、自分の家であれば広さは変えられなくても、間取りを変えることは可能です。
将来的に間取りが変えられるようになっている住宅を選ぶことも、長く住むためにおすすめのポイントです。

将来的に壁やドアを付けて、部屋を分けられたりすると、子供ができて大きくなっていっても安心です。
子供が小さいうちは1つの部屋で。でも大きくなったら、兄弟や姉妹でそれぞれの部屋に分割できるようであればベターです。

日本人ならやっぱり落ち着くのが畳の部屋。近年畳の良さも見直されてきています。
フローリングだけでなく、畳の部屋も最初から持っておくと、意外と便利です。
⑥庭
ガーデニングや家庭菜園を楽しむことが必須条件であれば、通勤通学の利便性を妥協したり、駅までの距離、地域を選ぶ必要があります。

広い庭を持つことができれば、夢は広がります。
でも楽しいだけでなく、定期的な手入れが必要なことも覚えておきましょう。

ちゃんとした庭でなくても、テラスやベランダ広ければ、庭のように楽しめるかもしれません。

庭や広いテラスがなくても、工夫しだいでガーデニングや家庭菜園は十分に楽しめます。
いかがでしたか?
でも今回あげたポイントを参考に、優先順位をつけて焦点を絞っていけば、これだけは妥協できない、ということが出てくるはずです。
楽しみながら、じっくりと住まいを選びましょう。
「丁寧な暮らし」を実現するために。
この先どれくらい今の会社で働く予定ですか?もしくは学校を卒業し、就職の予定がありますか?