自然の少ない都会の生活に疲れたら…
豊かな自然に触れて、綺麗な空気の中おもいっきり深呼吸することができたらいいけれど、なかなかそうもいかないのが都会の暮らし。週末にアウトドアを楽しむのも素敵ですが、都会にいながらも、日頃から自然を暮らしに取り入れてみませんか？
バルコニーや庭に家庭菜園を作る
採れたての新鮮野菜が食べたいと思ったら、おうちの庭やベランダで家庭菜園をしてみませんか？土に触れる気持ち良さ、野菜を育てる楽しさが味わえます。ホームセンターに行けば種の種類も豊富で、オーガニックの種もあります。
こちらはベランダで育てている夏野菜。小さなスペースしか無いという場合も、植木鉢で育てることもできますし、キッチンでハーブを育てたり、室内で水耕栽培をするのも良いですね。
自分で育てて収穫した野菜の美味しさは格別です。不揃いでも、形が曲がっていても愛おしい。ご近所さんにおすそ分けも喜ばれますね。都会でもそれぞれの家が少しずつでも野菜を育て始めたら…緑も増えて何かが変わっていきそうです。
参考にしたい本「自然農・栽培の手引き」
家庭菜園をしていると、いろんな問題や疑問にも直面します。虫のこと、肥料のこと、農薬のこと…。また、だんだんと農薬を使わない育て方や、耕さず肥料や農薬を使わず虫を敵としない「自然農」について知りたいと思うかもしれません。そんな方におすすめの本です。
図解ありでとってもわかりやすいですよ。
「自然農・栽培の手引き －いのちの営み、田畑の営み－」/鏡山 悦子 著
自然農の手引きを図解して説明した本です。農薬や肥料を用いず自然のままに農業する自然農の手引書です。季節に応じた野菜作りと、荒れ地から開墾して農業を始めるまでのことや、虫や病気との対応の仕方、作付け方法、とにかく、やさしく自然農を解説しています。
花を育てる、生ける
季節の移り変わりを感じられる花は、インテリアの主役として迎えたくなる天然の美しさと、その香りも魅力的です。テーブルにお花があるだけで、暮らしがすっきりと和らいでいきます。
「霽れと褻（ハレとケ）／花と新聞の定期便
好きな花屋さんで気分に合った花を選ぶのも良いですし、今は自宅に季節の花を届けてくれるサービスもあります。「霽れと褻（ハレとケ）」がお送りする「花と新聞の定期便」では、毎月1度、季節折々の良質な花を自宅にお届けしています。お店に陳列することなく採花から直送される旬の花は、生命力に溢れ、暮らしをより豊かにしてくれます。
花と一緒に届く新聞には、花にまつわるストーリーから生産者さんの話、魅力を引き出す飾り方まで載っています。花の知識も増えていきますね。
月のリズムに合わせて暮らす
星があまり見えない都会の夜ですが、いつもそこにいてくれるのは月。夕暮れからうっすら見える月や、煌々と輝く満月。疲れた時に見上げて、癒されることも多いですよね。
潮の満ち引きに影響を及ぼすほどの力を持つ月。ウミガメや珊瑚の産卵が満月に多いという話もよく聞きますね。女性のリズムにも影響があると言われています。そんな月のサイクルを意識して、【新月→上弦の月→満月→下弦】と4つのフェーズに分けて、その時々に合った美容法や暮らしをしてみましょう。
・上弦：成長、吸収のとき。チャージするような美容液やパックをすると◎
・満月：吸収がピーク。エネルギーやパワーが最大に。暴飲暴食に注意。
・下弦：放出のとき。リンパマッサージをしたり、部屋の整理をすると良い。
上記は一部ですが、月の力を借りていくことで、自然のパワーや神秘を感じたり、忙しくて乱れがちな身体のリズムも整っていくことがあるようです。
肌に直接触れるものは、自然素材のものを
排気ガスや空気汚染、いろんな刺激で疲れているお肌。せめて直接触れるものは、できるだけ自然素材で優しい肌当たりのものを使ってみましょう。こちらの「NaturaMoon」は、日本初の高分子吸収材不使用の生理用品。布ナプキンもおすすめですが、それでは不安な外出時や旅行の時に重宝します。蒸れたりかぶれにくく、とても快適な使い心地です。
スキンケアも自然素材のものを選んで。こちらは、こだわりの自然素材、アロエベラ・月桃・にがりなどの沖縄の天然アロマ成分をたっぷり配合した無添加製品の日焼け止めです。優しい成分だから生後3ヶ月以降の赤ちゃんや小さなお子さんにも安心。石鹸で落とせるのも嬉しいですね。天然のラベンダーの香りにも癒されます。
動物をお手本に
太陽が昇るのと同時に鳴き出して、日が暮れると家に帰る鳥や、五感をフルに働かせて生きている野良猫。都会の中でもなるべく気持ちのよい場所を探して一生懸命生きている動物たちを見ていると、お手本になるところがたくさんあるようです。
まずは早寝早起きをして、太陽の光を浴びておもいっきり伸びるところから始めてみましょう。
もっと知りたい。自然を取り入れる知識をくれる本
家庭でできる自然療法 | 東城百合子
家庭や身近にある材料を使っての自然療法が主体の本。喉が痛くなったら蜂蜜大根を舐める、蜂に刺された時はドクダミやよもぎを摘んですぐ傷口をこする…など、知っておきたい民間療法がたくさん載っています。時には薬に頼ることも必要ですが、先人たちの知恵を借りて、ナチュラルな“身体に良いこと”を知っておくのは大切かもしれません。
家庭における主婦の役割や、健康のこと、東城さんの生き方が至るところにちりばめられて読み物としても非常に面白く、素晴らしく完成された本です。子どもの軽い熱や緊急のケガの応急処置など、頭に入れておくと役立つTIPSが満載です。
都会からはじまる新しい生き方のデザイン | ソーヤー海
パーマカルチャーとは、持続可能な生活・文化・社会のシステムをデザインする知恵のこと。こちらは、パーマカルチャーを都市に用いた「アーバンパーマカルチャー」の哲学と実践まで紹介する本です。都会の生活に自然を取り入れるアイデアがたくさん紹介されています。
家庭菜園から、コンポスト、電力のこと…。難しい内容もありますが、イラストや写真も多めで楽しく読むことができます。豊かで楽しい暮らしのために、明日からでも何かを始めたくなるポジティブな一冊です。
暮らしの中から、自然を大切に
いつか田舎に移住したいと夢みる方も、都会が大好きだけど時には自然に触れたいという方も。まずは暮らしの中から小さな自然を育てていきませんか？1本の街路樹や、近所の小さい川、軒先のツバメの巣…だんだんと外にも目を向けるようになって、きっと世界が変わっていきます。壮大なものに繋がる小さな一歩をまず、始めてみましょう♪
都会はとても便利で楽しい場所です。でも、見渡す限りビルやコンクリート、車、看板など人工的に存在しているものが多く、緑や自然はほんの隅っこにあるだけ…オフィスの窓から見える空や、やっと見つけた小さな公園だけでは、物足りなさを感じることもありますよね。