子どものころ、プラバン遊びをしませんでしたか?

プラバンの耳飾り(イヤリング・ピアス)の作り方
プラバンは平らにしたり、立体にしたり、自由に成形することができます。なので、この写真のようにお花が咲いているようなものや、ゆらゆら揺れるタイプのもの、そっと耳に留まっているような軽やかなデザインのものなど、いろいろなアレンジが可能です。ゆらゆらさせるパーツやビーズを選ぶのも、手作りの楽しみの一つですよね。成形もさることながら、絵付けの際の色付けもとても大事。印象やクオリティが左右されるので、着色する色は慎重に選びましょう。
(アクリル絵の具を使った)プラバンピアス/イヤリングの作り方

こちらでは、写真のような西瓜のピアス(イヤリングも可)の作り方をご紹介します。
◆材料◆
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・透明プラバン(0.35mm)
・紙ヤスリ(細かいものを)
・アクリル絵の具
・UVレジン
・アクセサリー金具
◇必要な道具◇
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・オーブントースター
・UVライト
・ハサミ
・筆
・水入れ
・パレット
・穴あけパンチ
・細い油性ペン または めうち

プラバンはトースターで焼くと、約3分の1~5分の1程のサイズになります。それを念頭に置いて、作りたいサイズの3~5倍ほどの図案を用意します。その上にプラバンをのせて、めうちか細い油性ペンで輪郭のやや外側をなぞっていきます。

輪郭のやや外側をなぞり終わったら、カットします。カットする際の注意点は、ハサミの先でパツンと切ってしまうと亀裂が入りやすいので、ハサミの腹辺りを使って切り抜くこと。急なカーブや内側にくぼんでいるような箇所は特に切りにくいので、無理に切り抜かず、ハサミの入れる向きや位置を変えたり、2回に分けるなど工夫して切りましょう。裏面にひっくり返すと切りやすくなったりするので、適宜やりやすい方法を探してみてくださいね。
また、なぞった線より内側を切り抜くようにすると、なぞった線が仕上がりに響きませんよ。逆にアウトラインを出したデザインにしたい場合は、あえてなぞった線の外側を切りましょう。

トースターに細かめにシワシワにしたアルミホイルをトースターに収まるように敷き、1分程予熱します。温まったらホイルの上にクッキングシートを敷き、焼きたいプラバンをのせます。トースター内の温度が高く設定しすぎると急速に縮んでしまうので、注意が必要です。
取り出すタイミングは、プラバンが縮み終わると厚みが出て動かなくなります。動きが落ち着いたかな?くらいのタイミングで取り出すのがおすすめです。取り出して、クッキングシートの間に挟み、その上に厚手の本を置きます。ここであまり力を入れて平らにするとつぶれたり変形したりする場合がありますので優しく扱いましょう。
逆に平らではないアクセサリーを作りたい場合は、両手に軍手や綿手袋をしっかり装着し、優しくプラバンの形を整えます。熱いうちはプラバンを変形させることができます。

アクリル絵の具やお気に入りのネイルカラーでプラバンの表面にペイントします。細かい絵付けをしたい方は爪楊枝などでつんつんと突くように色を乗せると上手にペイントできると思います。
ペイントしたものがしっかり乾いてから、次にUVレジンをのせ、UVライトで硬化させましょう。
材料のそろえ方

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次にアクセサリー金具についてですが、アクセサリーパーツや裁縫道具を取り扱うお店が多く取り揃えているので、是非調べてみてください。簡単なアクセサリーであれば、100円均一ショップで金具も購入できますよ。
デザイン別に作り方を見ていこう!

ぶら下がってゆらゆら揺れるタイプのピアス。このようなアクセサリーにする場合はプラバンを焼き縮める前に穴あけパンチで穴をあけておきましょう。
こちらは、下の土台部分は焼く前に紙やすりで真っ白になるまでこすり、マットな質感に仕上げたもの。重ねたお花は焼いてからすぐに形を歪ませて成形しました。表情の異なるプラバンを重ねたアクセサリーも素敵です。
プラバンに穴を二つあけて、片方には金具、片方にはタッセルを付けています。プラバンの中心にワイヤーを巻き付けて蝶々の触覚を表現しています。

透明プラバンに、細かいモチーフをいくつかあしらったイヤリング。先端にはコットンパールをアクセントにつけています。動くたびに揺れて可愛いですね♪

お花のプラバンに、リボンとコットンパールを取り付けたイヤリング。シンプルなコーデのアクセントになりますね!

左右対称なカラーリングのモチーフにしても新鮮です♪

土台に透明なプラバンを使ったイヤリングは、肌が透けて見えて大人っぽい印象に。
金具や飾り次第でもかなり印象が変わるので、プラバンのモチーフ作りも楽しいけれど、合わせる飾り選びも楽しみの一つに♪今欲しいアクセサリーがある方は、そのアクセサリーのデザインがどんな組み合わせで構成されていて、どんな風にプラバンで再現できるか是非考えてみて下さい。ほとんどのアクセサリーをプラバンで再現することができるはずです☆
プラバンブローチの作り方

耳飾りよりも少し大きくしたり、形をアレンジしてブローチも作ってみませんか?作り方は耳飾りとほとんど同じで、違いはプラバンのサイズと金具だけです。
写真のブローチは透明なプラバンの土台に、飾りのプラバンを貼り合わせたものです。左のようにビーズを付けても素敵です。

このブローチはプラバンに好きな包装紙をUVレジンで貼り合わせたもの。プラバンがガラスのように見えて、閉じ込めた包装紙がより際立ちます。

パールがかった包装紙もしっかりその風合いをプラバン越しに見てとることができます。

ブローチにする際、手間ではありますが裏側からイラストを描いて仕上げた方が、額縁のガラス越しのような世界観が演出でき、クオリティが高く見えるのでおすすめです。
耳飾りのように揺れるタイプのブローチも可愛いですね。これからの時期、ストールなどにつけて使うのもおすすめです。
その他にも、いろいろなアクセサリーや雑貨も作ってみよう!
プラバンをヘアゴムに。お子さんと一緒に楽しむハンドメイドにもピッタリです。

リボンを使ったネックレス。なかなかお店で買えないデザインも、ハンドメイドなら実現できるのが嬉しいところ♪

こんなも素敵なミニチュアまで!クマがパンケーキを食べています。プラバンって実にアレンジ自在ですね。
いかがでしたか?

プラバンで素敵な芸術の秋を!
小さいとき、油性ペンでプラバンにお絵かきして、ぎゅっと縮めてキーホルダーにして遊んだことはありませんか?そのプラバンも今ではいろんな技術が編み出され、プラバンには見えないような素敵なアクセサリーや雑貨が作れるようになったのをご存知ですか?基本的な工程は昔と一緒で、描く・切る・縮めるだけで作れるので、ハンドメイド初心者さんにもおすすめ♪今回は進化したプラバンのアクセサリー作りをご紹介します。芸術の秋は手作りアクセサリーを身に着けてお出かけしましょう!