「包む」それは、大人のたしなみ。「ふくさ・ふろしき」に入れる “大切な気持ち”

「包む」それは、大人のたしなみ。「ふくさ・ふろしき」に入れる “大切な気持ち”

「包む」ことは日本独自の文化のひとつ。シチュエーションに合わせて様々な作法があり、そのひとつひとつに相手を敬う心づかいが込められています。最近ではめっきり使う機会が減った「ふくさ・ふろしき」ですが、大人のたしなみとして、また先人の想いを引き継ぐ意味も含めて、あらためて知って、使ってみませんか。 2018年05月05日作成

カテゴリ:
ライフスタイル
ブランド:
中川政七商店
キーワード:
風呂敷
結婚式
日本文化
マナー
ふくさ
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大切な人に贈り物をするとき、日本人は古くから袱紗(ふくさ)や風呂敷(ふろしき)を活用してきました。最近ではなかなか目にしませんが、だからこそスマートに使いこなせる女性を見るととても素敵に映ります。つつましくも美しい昔ながらの「包む」心得を、今日はあらためて学んでみましょう。

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大切な人に贈り物をするとき、日本人は古くから袱紗(ふくさ)や風呂敷(ふろしき)を活用してきました。最近ではなかなか目にしませんが、だからこそスマートに使いこなせる女性を見るととても素敵に映ります。つつましくも美しい昔ながらの「包む」心得を、今日はあらためて学んでみましょう。

「包む」ことは日本人の美徳

日本では、ふくさやふろしきといった「包む」文化が根付いています。その歴史は古く、奈良時代にはすでにこの行為があったとされています。

出典:

日本では、ふくさやふろしきといった「包む」文化が根付いています。その歴史は古く、奈良時代にはすでにこの行為があったとされています。

もともとは大切なものを「保護」するために包んでいましたが、次第に包むことの目的が広がり、「運ぶ」「仕舞う」「届ける」など様々な意味合いを持つようになりました。その中で先人たちが特に気を配ったのが「贈る」ための包みものです。

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もともとは大切なものを「保護」するために包んでいましたが、次第に包むことの目的が広がり、「運ぶ」「仕舞う」「届ける」など様々な意味合いを持つようになりました。その中で先人たちが特に気を配ったのが「贈る」ための包みものです。

欧米では贈り物をバッグに「入れる」のが主流ですが、「包む」ことは「入れる」のと比べると、ひと手間かかりますよね。「包む」行為は、わざわざ時間をかけてでも品物をきれいなまま渡したいという気持ちのあらわれなんです。

出典: unsplash.com

欧米では贈り物をバッグに「入れる」のが主流ですが、「包む」ことは「入れる」のと比べると、ひと手間かかりますよね。「包む」行為は、わざわざ時間をかけてでも品物をきれいなまま渡したいという気持ちのあらわれなんです。

その思いをわざわざ口に出さず、行為でさりげなく示すというのが日本人の美徳。わたしたちの祖先が大切にしてきた、おもてなしの心とも言えます。

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その思いをわざわざ口に出さず、行為でさりげなく示すというのが日本人の美徳。わたしたちの祖先が大切にしてきた、おもてなしの心とも言えます。

相手への敬意を込めた様式美

贈り物は、ただ包んで渡せばいいというわけではありません。色や素材、包み方や渡し方に至るまで様々なルールが存在し、慶事か弔事かで巧みに使い分けます。

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贈り物は、ただ包んで渡せばいいというわけではありません。色や素材、包み方や渡し方に至るまで様々なルールが存在し、慶事か弔事かで巧みに使い分けます。

喜びや悲しみを包むもので表現することで、気持ちを共有する。昔の人は、ふくさやふろしきを道具としてではなく、所作や振る舞いに意味を持たせ、様式美として確立させたのです。

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喜びや悲しみを包むもので表現することで、気持ちを共有する。昔の人は、ふくさやふろしきを道具としてではなく、所作や振る舞いに意味を持たせ、様式美として確立させたのです。

包むことは中身を大切に扱うだけでなく、相手への敬意も込めた行為。それだけに、先人たちが培った奥ゆかしい気配りや思いやりを、わたしたちも正しく受け継ぎたいものです。

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包むことは中身を大切に扱うだけでなく、相手への敬意も込めた行為。それだけに、先人たちが培った奥ゆかしい気配りや思いやりを、わたしたちも正しく受け継ぎたいものです。

意外と知らない「ふくさ・ふろしき」のマナーをおさらい

色によって異なる意味合い

おめでたいことやお祝いなどには、赤、橙、桃、金などの明るい色を使います。逆にお葬式などの不祝儀では、紺、緑、灰といった沈んだ色で気持ちをあらわします。

出典:

おめでたいことやお祝いなどには、赤、橙、桃、金などの明るい色を使います。逆にお葬式などの不祝儀では、紺、緑、灰といった沈んだ色で気持ちをあらわします。

紫はどちらでも使える便利な色です。どの色にしようか迷ったときは、紫を選べば間違いがありません。

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紫はどちらでも使える便利な色です。どの色にしようか迷ったときは、紫を選べば間違いがありません。

慶事には華やかな柄ものを

包みものは無地を使うのが一般的です。ただし慶事であれば、お祝い事にふさわしい柄入りもOK。華やかな模様や、松竹梅・亀甲柄といった縁起をかついだモチーフも好まれます。

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包みものは無地を使うのが一般的です。ただし慶事であれば、お祝い事にふさわしい柄入りもOK。華やかな模様や、松竹梅・亀甲柄といった縁起をかついだモチーフも好まれます。

包み方のマナーとは?

■平包み
シンプルながら最も格式の高い包み方です。あらたまった日の贈答にぴったりで、結び目がない分、渡す時もスムーズです。

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■平包み
シンプルながら最も格式の高い包み方です。あらたまった日の贈答にぴったりで、結び目がない分、渡す時もスムーズです。

■お使い包み
品物を包んだあと、真横にキュッと結ぶお使い包み。とてもポピュラーな包み方ですが、結婚祝いでは「結び目をほどく」ことが不吉とされますので必ず避けましょう。

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■お使い包み
品物を包んだあと、真横にキュッと結ぶお使い包み。とてもポピュラーな包み方ですが、結婚祝いでは「結び目をほどく」ことが不吉とされますので必ず避けましょう。

■ふくさのマナー
慶事では右開きになるように金封を差し込みます。正方形の布タイプのふくさの場合は、中央に金封を置き、左→上→下→右の順で包みます。

出典:

■ふくさのマナー
慶事では右開きになるように金封を差し込みます。正方形の布タイプのふくさの場合は、中央に金封を置き、左→上→下→右の順で包みます。

不祝儀の場合はすべて逆になります。差し込む時は左開きになるようにし、正方形の布タイプのふくさは右→下→上→左の順に包みます。間違えると非常に失礼に当たりますのでご注意を。

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不祝儀の場合はすべて逆になります。差し込む時は左開きになるようにし、正方形の布タイプのふくさは右→下→上→左の順に包みます。間違えると非常に失礼に当たりますのでご注意を。

どうやって渡すの?

渡す際は相手の目の前で広げ、品物だけを出します。その時品物が、相手から見て正面向きになるようにしましょう。

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渡す際は相手の目の前で広げ、品物だけを出します。その時品物が、相手から見て正面向きになるようにしましょう。

使ったあとのふくさやふろしきはバッグに入れて持ち帰ります。次回使う時のために、一度使ったものはすぐにアイロンをかけておくといいですね。

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使ったあとのふくさやふろしきはバッグに入れて持ち帰ります。次回使う時のために、一度使ったものはすぐにアイロンをかけておくといいですね。

わたしたちが受け継ぎたい、素敵な「包む」文化

包む行為には、現代人が忘れかけた美意識やつつましさがあります。せっかくの素敵な文化、ふくさやふろしきを通して大切にしていきたいですね。

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包む行為には、現代人が忘れかけた美意識やつつましさがあります。せっかくの素敵な文化、ふくさやふろしきを通して大切にしていきたいですね。

*画像のご協力ありがとうございました
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