
部屋に置きっぱなしの観葉植物にも、青々とした新芽が目立つようになりました。この季節を迎えると、自然の生命力の強さにただただ圧倒されるばかり。
今回は、子どもから大人まで世代を問わずに愛される「チューリップ」のお話。チューリップは切り花になっても、とても活発!花びらが開いたり閉じたりする上に、茎もぐんぐん伸びます。翌日、全く別の方向を向いていることなんかも。可愛い佇まいはもちろん、チューリップのもう一つの魅力といえば、何と言ってもその生命力ですよね。
チューリップ大国オランダで起こった『チューリップ・バブル』

最先端の栽培方法を取り入れた国内トップクラスの生産量を誇る農園
品質の高さは業界お墨付き

広く、安定的に提供すること

『霽れと褻』代表・田中さんに教わる「チューリップ」の愛で方

Q:ボリュームのある花と長い茎…うまく活けることができません。
自由なチューリップの性質をありのまま楽しむには、あまりコントロールしようとせずに気楽に楽しむことが大切。
また、チューリップの独特なフォルムを楽しむには、透明なガラス花瓶がおすすめ。茎の緩やかなカーブに沿って、片側に流すように活けると上品です。
Q:インテリアの一部として飾ってみたいです!
単品でざっくりと活ける定番の飾り方以外にも、チューリップを素敵に飾る方法はたくさん♪その時その時の茎の曲がり方や花の状態に合わせて、飾り方を変えるのも醍醐味ですね。ガラスジャーに活けてカジュアルな印象に。口がすぼまっているので、花を固定しやすいというメリットもありますね。
茎が伸びて花瓶の縁から垂れ下がってしまったら、背の高い細見の花瓶にすっぽりと入れてみても素敵です。数本、ランダムな長さにカットして活けるだけの簡単アレンジ。
個性的で色鮮やかなチューリップは単品でも素敵に飾れますが、他の花と合わせてみてもまた違った魅力を発揮してくれます。チューリップと同じ彩度の鮮やかな色合いの花をあわせると、互いに良く馴染み、春らしいアレンジに。
Q:余分な葉はどうやって取ればいいの?
チューリップは、花を包みこむような大きくて瑞々しい葉が魅力的。なるべく取らずに残すことをおすすめしますが、変色していたり垂れ下がっていたりと見栄えが悪いものは取り除きましょう。チューリップの葉は下にひっぱると、茎が剥けて傷みの原因になるので、必ず横方向に手でゆっくりとちぎります。
実は、水の張り方にもポイントが!
チューリップのように茎が柔らかい花は、水の中で傷みやすい性質を持っています。そのため、花瓶の水は浅く張り、茎が水に浸かる部分を少なくしましょう。水量が少ないと水下がりする花が多い中、チューリップは水を吸い上げる力が強いので浅水でも問題ありませんよ。
お部屋で長く美しく。温度と光に敏感なチューリップ
チューリップは、温度や日光に敏感な花。朝から昼にかけて花びらが開き、昼から夜にかけて気温の低下と共に閉じていく。1日の中でも様々な変化が見られます。

\ 今月の「#霽れと褻」発表! /

こちらは、先月お届けしたアルストロメリア。ナチュラルな佇まいの花は、こんな風にプレートに乗せて見せるのもおしゃれです。
霽れと褻(ハレとケ)

代々木上原、中目黒、蔵前に店舗を持つex. flower shopが新しく立ち上げたブランド。
毎月、旬のお花が届く「ハレとケ定期便」や大切な方へお花を贈るサービス「ギフトチケット」、SUEKI CERAMICSとのオリジナルの花瓶を販売する。
BOTANIC代表・田中彰さん。1983年、高知市出身。大学卒業後、素材メーカーに勤務。花と植物の魅力に惹かれ、転身。東京・南青山の花屋で修行を経て、株式会社BOTANICを設立。