ものを使いきる"丁寧な暮らし"


今回は「フルーツ」編。
皮までおいしく食べる方法はもちろん、フルーツを長めに保存するアイデア、『食べる』以外の利用法などをご紹介したいと思います♪
*皮を食べるときは、無農薬などカラダに優しいものを選ぶか、農薬やワックスを落とすためにナチュラル系アイテムで洗うのがおすすめです。
りんご

秋からが旬のりんごですが、一年を通して手に入れやすく、日本では最もポピュラーなフルーツのひとつではないでしょうか。りんごの皮には、ポリフェノールなどの捨てるにはもったいない栄養素もたくさん。りんごを皮までいただくアイデアをご紹介します。
皮ごと美味しく《焼きりんご》
《りんごチップス》にして長めに保存
りんごの皮で、本格《アップルティー》

りんごの皮をつかったおすすめのアイデアが、アップルティー。沸騰したお湯に皮を入れて、お湯が少し色付くまで煮出しましょう。あとは、そのお湯で紅茶を入れるだけ。ティーバッグでは味わえない、りんごの芳醇な香りが楽しめますよ。
りんごの《ポプリ》

りんごを輪切りにして乾燥させたらポプリにするアイデアも。電子レンジにかけて、完全に乾燥させ、熟成させて…と少し手間がかかりますが、その時間も大切なひとときに。ほんのり香る、強すぎない自然の香りが優しくお部屋に広がります。
柿

りんごと同じく秋から旬を迎える柿ですが、りんごの皮は食べても、柿の皮を食べたことがあるひとは少ないのではないでしょうか。皮には実以上の栄養が含まれているそうですが、少しぶあついので、なかなかそのままでは食べにくいですよね。そこでおすすめのアイデアをご紹介します。
柿の皮を器にした《柿すし》
昔ながらのドライフルーツ《干し柿》
お砂糖の代わり《調味料》として
レモン
栄養豊富なレモンは、健康や美容の食材としてはもちろん、さわやかな香り、クエン酸効果など幅広く活躍してくれる食材のひとつ。特に、ピタピンCは皮に豊富に含まれているそうです。アレンジレシピなども豊富なレモンは使い道がいっぱいですよ!
皮が主役!の《レモンピール》
食感のアクセントに《レモンクッキー》
レモンの皮でつくる《オリーブオイル》
レモンのクエン酸で《お掃除》

市販の洗剤でも、レモンが使われているのを見かけることがありますが、生のレモンもそのままお掃除に活用することが出来ます。半分にカットしたレモンにお塩をプラスすると、お鍋やコンロ磨きに。

おすすめは、電子レンジのお掃除。レモン水をレンジで沸騰させると、レンジの中の汚れを浮き立たせてくれるんですよ。お料理などに絞ったあとの残りのレモンで十分なので、捨てずに活用してみてくださいね♪
みかん
みかんの皮でつくる「陳皮(ちんぴ)」は、古くから漢方に用いられるほど栄養がたっぷり。そのまま食べるときも、「白い筋」は食べたほうがいいといわれていますが、気になるひとはコンポートやジャムなどにするのもおすすめ。
栄養いっぱいの《みかんチップス》
漢方でも定番の《陳皮》作り
みかんの皮でポカポカの《バスタイム》
最後に

いかがでしたか?もしかするとフルーツの皮を利用するにあたって、農薬やワックスが気になる方もいらっしゃるかもしれません。重曹でしっかり洗うなどしてから、活用してみてくださいね。「節約」とは違う、ものを大切にする気持ちから生まれる「使いきる」という習慣。フルーツの持つ栄養もたくさん頂いて、心身ともにキレイになれる暮らしができたら素敵ですね♪
断捨離(だんしゃり)やミニマリストという言葉が話題になり、"ものをたくさん持たない" シンプルな暮らしを心がけているひとも多いはず。「ものを持たないようにする」と聞くと「捨てること」に集中しがちですが、「お気に入りのものを持つようにする」ということも大事なポイントかもしれません。お気に入りのものを大切にして、きちんと使いきる、そんな暮らしが出来ると素敵ですね。