いくつになっても新しい私に。「歳を重ねて」こそできる『豊かな生きかた』とは?

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「もう若くないから……」と、あきらめてしまったことはありませんか?やりたいことがあっても、「もう遅い」「新しいことにはもうチャレンジできない」と思い込んではいないでしょうか。しかし、実は「年を重ねてこそ」発揮できる力というものもあるのです。それはいったいどんな力なのでしょうか。今回は、「遅咲き」ながらも輝く道を見つけた女性たちの活躍をご紹介しながら、年齢を重ねてなお素敵に、クリエイティブに進化していくために「心がけたいこと」をご紹介していきます。2017年09月16日作成

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「もう若くないから」できない?

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年を重ねるごとに積み重ねてきた「経験」や、深まる「知識」は、宝物。若かったころにはなかった「こころの余裕」も生まれてきますよね。
でも、同時に、「失敗がより怖くなる」ことはないでしょうか。
Photo by David Cohen on Unsplash
出典:unsplash.com

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「もう若くない…」そう思うことで、「本当はやりたい事」にも消極的になってしまったり、自分の未知なる「可能性」から目を背けてしまったり……。
でも、年齢を理由にあきらめてしまうのは、もったいないことです。というのは、年を重ねたからこそ「できること」や、「伸びる能力」が私たちにはあるから。

「でも忘れっぽくなったし、物覚えも悪くなる一方だし…」
と思うこと、ありますよね。でも本当に「年」と共に「能力は落ちてしまう」のでしょうか?

「もの忘れは年のせい」は、科学的には「間違い」

Photo by Joe Gardner on Unsplash
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年と共に「忘れっぽくなった」と感じている人もいるかもしれません。

しかし、『「年を取ったからもの忘れする」というのは、科学的には間違い』だと、脳科学者の池谷裕二さんは言います。
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大人がものを思い出しにくいのは、脳の能力が衰えたからではなく、「記憶している事」が子どもよりも多いため、特定の記憶を「探して取り出す」のに時間がかかるせいなのだそう。

「年のせいで……」と落ち込む必要はないのですね。

「記憶能力の衰え」は?

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子どもの時に比べると、「記憶能力」は大人になってから落ちたように思えます。

しかし、これは大人が新しい何かを見た時、「これは以前に見た●●と同じだ」とすぐに「パターン化した物の見方」で分類してしまうため、脳に「刺激」が与えられないのが1つの原因なのだとか。
Photo by Kelley Bozarth on Unsplash
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脳が「刺激や驚き」を感じないと、印象に残らず、記憶にも残りません。

マンネリなパターンに慣れきってしまわず、子どものような視点から「これ、何だろう? 面白い!」と常にわくわく心を働かせると、大人の脳はもっと潜在能力を発揮するのです。

「脳の能力」は年と共に衰えていくのでは?

Photo by Matthew Kane on Unsplash
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聞くところによれば、「脳細胞の数は生まれた時が一番多く、それから1秒に1つくらいのスピードで死滅していく」のだそう。これでは脳の能力は衰える一方なのでは?
Photo by Lesly B. Juarez on Unsplash
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しかし、実は脳細胞の数は、普通の人間の使い方ではすべてを使い切れないほど多く、そもそも「オーバースペック」なのだそう。

死にゆく細胞の数を補って余りあるほど「多い」ので、さほど気にする必要はないそうです。
Photo by Jill Heyer on Unsplash
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また、記憶をつくるはたらきのある脳の「海馬」という部分は、成人してからも「神経細胞」が増え続けるのだそう。

何歳になっても、脳は成長し続けるのです。

年を重ねたからこそ、できるようになることも

「年を重ねてこそ」伸びる。情報を「つなぎあわせる力」

Photo by Hamburger Arts on Unsplash
出典:unsplash.com

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むしろ「年を重ねてこそ」伸びる能力があります。
それは、「情報を結びつける力」。

すでに得た情報をつなぎあわせたり、組み合わせたり、その中のパターンに気づく力は、「30歳になってから」伸び始めます。
Photo by Sebastien Gabriel on Unsplash
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情報は持っているだけでは役に立ちませんが、この情報を組み合わせて新しくて役に立つ「アイデア」を生み出したり、自分が「すでによく知っている分野」の知識が、意外と「他の分野にも活かせる」ことを発見したり……。
吸収してきた「情報」や蓄積した「経験」を活かす力は、「大人になってからが本番」。
そう考えると、年を重ねるのがなんだか楽しみになってきますね。

自分と「うまくつきあっていく」力

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年を重ねるごとに、長くつきあってきた「自分」に対して「知っていること」も増えてきます。
「これはできないけど、あれなら得意」「これが好きで、あれが似合う」「これは自分が苦手な環境だけれど、こうすれば切り抜けられる」などなど……。
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自分の「性格のくせ」との「つきあい方」が分かってくると共に、「欠点」もふくめ「これが自分なんだな」と、自分の個性を自然と受け入れられるようになります。

年を重ねたからこその「余裕」をもって、よりラクにより上手に自分とつきあえるようになる人も多いのです。

年にとらわれず、のびのびと「成長し続ける」には?

「旅」をする

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旅などの「移動」は、脳の「海馬」と呼ばれる部分に刺激を与えるため、たった数日で「神経細胞」が増えます。

「海馬」は、「新しい環境に対応する力」がとても高い部分。
旅をすれば、自分の「適応する力」を鍛えることができます。
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ネズミからこの「海馬」を切除すると、ストレスがたまって胃潰瘍ができてしまうのだそう。
「新しい環境に飛び込んだけど、ちょっとストレスが……」という時には、休暇を取って「旅」をしてみるといいかもしれませんね。

それは難しいという場合も、空想の中で「旅をしてみる」だけでも、効果があるのだそうですよ。

「いつもと違ったものの見方」をしてみる

Photo by Ewan Robertson on Unsplash
出典:unsplash.com

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「ものの見方」は、そうころころ変わるものではありませんよね。
特に大人になると自分の価値観が確立してくるので、どうしても「固定化したものの見方」をしてしまいます。
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しかし、「固定したものの見方」は、脳に「刺激」を与えることがありません。
自分を「クリエイティブ」な状態にするためには、自分自身の「ものの見方」とは違った視点を取り入れてみることが大切なのだそう。
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「いつもはこう思うけど、これって本当にそうかな?」「あの人の考え方にも一理あるかも」「もし、この人から見たら、世界はどんな風に見えるのだろう」
こんな風に、視点を変えてみたり、他の人の「視点」を追体験できる「本」や「映画」に触れてみたり……。
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「刺激」を求めるのも脳の特徴なら、今まで通りの「ものの見方」を変えたくないと思ってしまうのも、脳のはたらきの「特徴」なのだそう。

でも、変化を恐れず、そんな自分自身に「挑戦する」ことが、あなた自身の「創造性」にもつながっていきます。
Photo by Kira auf der Heide on Unsplash
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携帯のソフトウェアをアップデートするように、自分自身もブラッシュアップしていきましょう。

こまめに自分という「原石」を磨き続けているうちに、自分なりの輝き方がわかってくることもあります。

年を重ねてから活躍した女性たち

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「人生の秋」を迎えてから活躍した女性も、少なくありません。
ここでは「遅咲き」ながらも「自分ならではの花」を開花させた3人の女性をご紹介します。

石井桃子(1907年3月10日生まれ)

※画像はイメージです
出典:

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絵本『ノンちゃん雲に乗る』を読んだことはありますか?
著者は石井桃子。実は、彼女はずっと「絵本作家」だったわけではありません。
Photo by Annie Spratt on Unsplash
出典:unsplash.com

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大学在学中に小説家・菊池寛のもとで外国の書物をを翻訳するアルバイトをしていた彼女は、卒業後「文藝春秋社」、「新潮社」に編集者として勤め、『くまのプーさん』や『ドリトル先生』シリーズの翻訳出版を手がけます。
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食糧難のため終戦後は農業を始めましたが、これはうまくいかず、『岩波少年文庫』の企画編集に携わります。

『ノンちゃん雲に乗る』は、35歳の時に書き始めました。
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『ノンちゃん雲に乗る』が光文社から出版され、芸術選奨文部大臣賞を受け、「ベストセラー」になったのは44歳になってから。
47歳で「ロックフェラー財団研究員」として留学のため渡米します。
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出典:www.flickr.com(@Jun OHWADA)
51歳で自宅に児童書専門の図書室「かつら文庫」を開き、後年これを母体とした私立図書館「東京子ども図書館」を設立します。なんと67歳のときでした。

彼女が「もうそんな年ではないから」とあきらめていたら、「渡米」も「図書館の設立」もなかったことでしょう。
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余談ですが、生涯独身だった彼女は若い頃、太宰治に淡い恋心を抱かれたことがあり、井伏鱒二がそれとなく仲をとりもったことがあるそうです。
農業で忙しかったころの彼女とはタイミングが合わず、「実らぬ恋」に終わりはしましたが、きっと、知性あふれる素敵な女性だったのでしょうね。

J・K・ローリング(1965年7月31日生まれ)

Photo by Simon Mumenthaler on Unsplash
出典:unsplash.com

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魔法学校のファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズは、ご存知でしょうか。
1999年にこのシリーズが「ベストセラー」になり、国際的なセンセーションを引き起こした時、著者のJ・K・ローリングは34歳のシングルマザーでした。
Photo by Larm Rmah on Unsplash
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25歳の時、ローリングはイギリスのマンチェスターからロンドンへ向かう電車の中にいました。旅の途中で思いついた「魔法学校のアイデア」……これが後の『ハリー・ポッター』シリーズです。
Photo by Les Anderson on Unsplash
出典:unsplash.com

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ローリングは26歳でポルトガルに引っ越し、英語教師として働きながら、『ハリー・ポッター』を書き始めました。
ところが結婚生活は破綻し、離婚後、失意のうちにイギリスのエディンバラへ。
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幼い娘を抱えて生活保護を受けながら執筆を続け、『ハリー・ポッターと賢者の石』を書き上げます。
29歳の時にはうつ病も患い、30歳で原稿を代理事務所に送るも、長篇のため中々出版されず、31歳まで資格取得のため教職課程で学びます。
Photo by Andy Chilton on Unsplash
出典:unsplash.com

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3年後に彼女が大ブレイクし、「歴史上最も多くの報酬を得た作家」になるとは、誰も予想していなかったのではないでしょうか。

失意のどん底にいながらも、彼女が書くことを「あきらめなかった」ことが、物語を「ハッピーエンド」に導きました。

フジ子・ヘミング(1932年12月5日生まれ)

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フジ子・ヘミングは、17歳でデビュー・コンサートを果たした天才少女でした。中耳炎で右耳の聴力を失いつつも、母の仕送りを受けてドイツへ留学します。
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留学後はパウル・バドゥーラ=スコダに師事し、ヨーロッパでピアニストとして活動していました。

しかし、貧しい生活の中でリサイタル直前に風邪をこじらせたために、ソリストとしてのチャンスをふいにし、左耳の聴力まで失ってしまいます。
Photo by Lauren Mancke on Unsplash
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日本に帰国後、1999年に再ブレイク。ファーストCD『奇蹟のカンパネラ』はクラシック界異例の大ヒットに。
この時、すでに67歳になっていました。

2017年現在、84歳になられますが、現在も日本全国でコンサート活動を続けていらっしゃいます。

強力な「言葉の力」

Photo by Gabby Orcutt on Unsplash
出典:unsplash.com

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年を重ねる中で、軽視できないのは「言葉の力」。

例えば、子どもは、常に「新しいこと」に「チャレンジ」し続ける存在です。
「その年齢では、まだ無理では……」というようなことにも、意気揚々と挑戦しようとします。
Photo by 童 彤 on Unsplash
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こんな時、あえて「できない」とは言わず、止めないで見ていたら、普通に「できる」ようになった……という経験をお持ちの方もいるかもしれません。

ところが、「貴方の年ではできない」とひとこと言い放ってしまった途端に、この魔法はとけてしまうのです。
Photo by Bogdan Dada on Unsplash
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「言葉の力」で、知らず知らずのうちに「自己暗示」にかかってしまうといいます。
できるかできないかにかかわらず、自分の力に「ロック」をかけてしまった状態です。
Photo by Fede Casanova on Unsplash
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楽器が趣味の人がいます。ある日、「もうこの年では指がついていかないから無理かな」と思った瞬間、どんなに練習しても手が動かなくなってしまったそう。

ところが、同じその人が、「この年では……」と思うのをやめたところ、不思議と「演奏できるようになった」のです。
Photo by Valentina Aleksandrovna on Unsplash
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「言葉の力」は強力なものです。
本当はできるかもしれないのに、自己暗示をかけて可能性を封印してしまったら、もったいないですよね。

何げなく口にした夢が、数年後にかなっていた、なんてこともあります。
どうせなら「こうなるといいな」と思うことを口にしてみてくださいね。

気負わず、あきらめず。「マイペース」に歩こう

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脳は何歳になっても成長していきますが、体は「今まで通り」とはいきません。
体型を維持してはいても、「無理」がきかなくなったり、「似合う服」が変わったりと、ゆるやかに変化は訪れます。
いくつになっても新しい私に。「歳を重ねて」こそできる『豊かな生きかた』とは?
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年を「無視する」でもなく、「嘆く」でもなく、ふんわりと受け入れつつも、ときどき年齢のことを「置き忘れ」てみるくらいが、ちょうどいいのかもしれません。
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気負わず、とはいえ自分の「可能性」や「チャレンジすること」をあきらめず、「こころと体の声」に耳を傾けながら歩いてみましょう。

1歩1歩を「自分の足で」歩くからこそたどりつける、貴方だけの「豊かな世界」がきっとあるはず。
歩みゆく貴方を応援しています。

※今回の記事は、こちらを参照して書かせていただきました
海馬—脳は疲れない (新潮文庫) | 池谷 裕二, 糸井 重里 |本 | 通販 | Amazon
脳の記憶をつくる役割を担っている「海馬(かいば)」について語られています。対談形式なので難しい話もとてもわかりやすく、「そうなんだ」と驚くような脳の豆知識がたくさんおさめられています。読んでいて元気が出る1冊。
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「永世名人」の称号をもつ将棋棋士・谷川浩司氏と、臨床心理学者であり文化庁長官でもあった河合隼雄氏の対談集です。読みやすく、具体的でやさしい内容ながら、含蓄に富んだ1冊。

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