おうちで「バスボム」が作れるって、知っていましたか?

でも、毎日使うにはちょっぴり割高……。
そんな『バスボム』ですが、実は「クエン酸」と「重曹」で手づくりできるのです。

今回は、楽しい「バスボム」の作り方をご紹介します。
「重曹」と「クエン酸」といえば、お掃除の名脇役

生活排水を汚すこともなく、エコで安価なので、家に常備している方もいるのではないでしょうか。

重曹を入れたお湯は「弱アルカリ性」のやわらかいお湯になり、汗や油などの「酸性の汚れ落ち」がよくなります。「脱臭効果」もあるのだそう。

こうして楽しい「泡」ができるのですね。
試しに「手作りバスボム」を水に入れてみると……。

Q1.「重曹」って、お風呂に入れても大丈夫なの?
ただ、皮脂を落とす作用が強いので、肌が乾燥すると思ったら「毎日」ではなく「週1~2回」程度の使用にとどめて。
Q2.「クエン酸」ってなに?

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古い角質を取り除いてくれるため、「ピーリング」などにも使えるのだそう。
ただ、「敏感肌」の人は、クエン酸が多いと刺激を感じることもあるので、ご注意を。
手作り「バスボム」のつくり方
【材料】(小さめのバスボム1個分)

・重曹 30g
・クエン酸 15g
・塩(片栗粉でも) 15g
・エッセンシャルオイル 4滴
・食用色素(お好みで)
「重曹」と「クエン酸」の分量の割合は2:1にし、「食用」のものを使用しましょう。
「塩」や「片栗粉」を入れる場合は、「クエン酸」と同量に。

特別な器具は必要ありませんが、「お菓子の型※」や「ガチャガチャのカプセル」、「竹ぐし」「霧吹き」などが家にあれば用意しておきましょう。
※固い型を使うと出しにくいことがあるので、柔らかいシリコンケースなどがおすすめです。
①「塩」と「食用色素」を混ぜる

「塩」に「食用色素」を加えて混ぜます。
「食用色素」はスーパーの製菓売り場などで100円前後で販売されています。
少量で色がつくので、少しずつ加えましょう。
②「アロマオイル」を垂らして、さらに混ぜる

アロマオイルを加えます。
100%天然由来の精油を使用しましょう。
皮膚トラブルを防ぐため、1度の入浴につき5滴以内に抑えて。
③「重曹」と「クエン酸」を加えて混ぜる

「重曹」と「クエン酸」を加えます。
どちらも同じような白い粉ですが、スプーン上の透明感のあるキラキラした粒子が表面に見えるほうがクエン酸です。

竹ぐしなどで“ムラ”が出ないように混ぜます。
④霧吹きで少し湿らせる

霧吹きで水を少しずつスプレーします。
水分を一気に加えると、反応が進んでお風呂に入れる前に「炭酸ガス(二酸化炭素)」が発生してしまうので、1吹きずつ様子を見ながら、きゅっと握りやすくなる程度に湿らせて。
⑤型につめてから取り出して、乾燥させる

お菓子などの型につめていきます。
型がない場合は、「ラップ」で包んでおにぎりのように丸く成形をしても。
ガチャガチャの「カプセル」につめる時は、等分にきちんとつめて平らにならしてから、1つにくっつけましょう。

柔らかいうちに型から取り出して、風通しのよいところで1日乾燥させます。
⑥保存する

ジップロックなどの密封できる容器に「乾燥剤」と一緒に入れ、光の当たらない冷暗所に保存して。
アロマオイルの香りは徐々に飛んでしまうので、香りを楽しむためにも早めに使い切りましょう。
「バスボム」に加えたい、おすすめの「アロマオイル」
心を落ち着かせたい「PMS」の時
不安定になりがちな「PMS※」の時。
そんな時は「イランイラン」の甘い花の香りを味わって、ゆったりと落ち着いた気分に。
「リラックス」して眠りにつきたい時

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もしくは
・「カモミール・ローマン」4滴
ぐっすり眠りたい時は、「ラベンダー」や「カモミール・ローマン」のやさしい香りでリラックスを。
爽やかな香りで「リフレッシュ」したい時

(オレンジ・ビターと間違えないようにご注意くださいね)
はじける「オレンジ・スイート」の香りで、気分も明るく爽快に。
「オレンジ・スイート」には「光毒性」がないので、入浴後に日に当たっても大丈夫。
「気持ち」をあたためたい時

深くスパイシーな「サンダルウッド」と、ウッディな中に甘さのある「ラベンダー」が「気持ち」を温かく落ち着かせてくれます。
お風呂あがりも「涼しく」過ごしたい時
お風呂あがりに汗をかいてしまうような暑い時も、「ペパーミント」を使えばすっとした涼感が味わえます。
自分ならではの「アレンジ」を楽しもう

おもちゃを中に入れれば、お子様へのサプライズにも。
おみくじを入れたり

お手製のくじを作って小さくたたみ、ラップなどに包んで入れても楽しいですよ。
家族へのメッセージをひそませてもいいですね。
開くのはお風呂を出てからのお楽しみに。
ちょっとした「プレゼント」にも

肌質などをよく知っている方に贈ると安心です。
「バスボム」を使うときに「注意したい5つのこと」
1.大理石などの浴槽では使わない
2.「追い炊き機能」は使用しない

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「バスボム」をお湯に入れた後は、「追い炊き機能」を使わないようにしましょう。
3.「残り湯」の使い方に注意

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「色素」を入れていなければ、洗濯に使えます。
ただし、クエン酸は「塩素系漂白剤」と混ぜると有毒ガスが発生するので、絶対に一緒に使わないようにしましょう。
4.目に入らないようにする
5.「お子様」との入浴ではアロマオイルを控えめに
3歳以上の小さなお子様との入浴には「ラベンダー」や「カモミール・ローマン」、「オレンジ・スイート」など、作用のやさしいものがおすすめです。分量は1滴程度に。
「いつもの」バスタイムに、ほんのり嬉しい「わくわく」を

泡が出たときの「驚き」はもちろん、ほんのり色づいたやわらかなお湯や香りがうれしくて、いつもより少しだけ長くお湯につかっていたくなりますね。

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「いつもの」バスタイムに、ほんのちょっと「わくわく」を。
ぜひ楽しんでみてくださいね。
こんな感じの泡が勢いよく出てきました。
「しゅわーっ」とソーダのはじけるような音がします。
泡の「保ち」は、ラムネなどの「ソーダの泡」と同じくらい。