笑顔とゆとりの秘密は、"賢くサボる"こと
限られた時間を大切に使うために、簡単にできる時短家事のコツ＆テクニックをご紹介します。
"猫の手も借りたい"ほどの家事ですが、そこで提案です。
ちょっとサボってみませんか？
サボると言っても必要なことはきっちりこなしながら、少しだけ時間に余裕が持てるようにしていくのです。
主婦業も子育てもこなしながら、でも自分の時間もしっかり確保。そんな賢い家事上手さんになっちゃいましょう。そこでここでは、時間を有効活用できるような時短家事のコツをご紹介します。
毎日に余裕ができれば笑顔で過ごすこともでき、それはきっと、家族や自分にもプラスに働くはずですよ。
お掃除で"サボる"コツ
常に“ためない”のがお掃除のコツ。
掃除機は朝かけるのが効果的
人が何度も往き来する時間帯に掃除機をかけても、ホコリが宙に舞い上がりがちなので"常になんだかホコリっぽい"状態に。
ホコリは、家族が寝静まってから徐々に床に落ちてきます。だから朝一番の床って一番ホコリが溜まっていて汚れているんですね。ですのでまず、朝イチに掃除機で一日をスタートするのがベスト。家族の目覚まし時計にもなって一石二鳥かもしれませんよ。
お掃除ロボットに任せてみる
子育ても仕事もしている忙しい人なら、いっそのことお掃除ロボットにお任せしてみるのもいいかもしれません。こちらはドイツ・フォアベルク社製の"コーボルトVR200"。スタイリッシュなデザインですね。
気が付いた時にササッとお掃除
洗面台（ドレッサー）やトイレなど毎日行き来する場所は、ついでにお掃除してしまいましょう。顔を洗うときに洗面所、トイレに行ったら床拭きなど、利用するたびにこまめにお掃除することで汚れが頑固に定着するのを防げます。何より、毎日綺麗な状態をキープできるので、一度習慣になってしまえばきっと難なく続けられますよ！
玄関は朝出かける前についでにお掃除。お子さまに「帰ってきたら玄関のお掃除してね」とお願いしておくといいかもしれませんね。自分で掃除することで、子どもたちもいつも"きれいに使おう"という気持ちになり、キレイな状態が長持ちします。
掃除道具はそれぞれすぐ取り出しやすい場所にまとめて収納しましょう。「あれ、どこにしまったっけ？」といった掃除道具を探す時間を短縮するとともに、家事動線の無駄をなくすことができます。
浴室（バスルーム）のお掃除のコツ
小物は吊るして
ピンチを使って小物類をつるしておけば、水垢やぬめりが付きにくくなり、お掃除も格段に楽になります。チューブタイプのものだってご覧のとおり。こちらは、無印のひっかけるワイヤークリップを使用しています。
もちろん、シャンプーなどのボトルやボディスポンジもつるして収納。ピンチに結束バンドを付けてボトルにひっかけることで吊るす収納が叶います。結束バンドの輪っかの大きさは、ボトルのトップの大きさに合わせて調節して。大きすぎても小さすぎてもダメで、ちょうどいいサイズ感にするのがポイントです。こちらは100円ショップのピンチと結束バンドを使用しています。
シャワーはお湯と水の併用でカビを防いで
また、お風呂掃除はお風呂に入ったときについでに済ませてしまうのがコツ。湯船を洗うときは、お湯を抜きながら手で水垢をこすって完了。熱いシャワーを壁の上からかけて汚れを浮かせてから洗剤は使わずに軽くスポンジやブラシで上から順に洗っていきます。最後に排水口をお掃除して完了。
お掃除の仕上げに、シャワーを冷水に変えて浴室内の気温を下げましょう。そうすることでカビの繁殖を防ぐことができます。最後にスクレーパーで水分を取っておくとさらにベター。スクレーパーは100円ショップでも購入できますよ。
お料理で"サボる"コツ
キッチンに立つのが楽しみになる時短家事のすすめ。
毎日、朝食やお弁当作りから始まって夕食の後片付けまで。滞在時間も長いキッチンでの欠かせない家事ですが、だからこそ時短家事による工夫のしがいがあります。
つくりおき（つくおき）で時短
もう実践されている方も多い"つくりおき"。時間のある時にまとめて作っておくことで、朝の忙しい時間の朝食・お弁当作りの強い味方になってくれます。
また、一週間分まとめてつくりおきすることで、献立に悩むことなくメニューが決まります。材料をリストアップしておけば買い物にかかる時間も短縮できますね。
汚れはすぐにふき取って時短
コンロや電子レンジなどは、使った後温かいうちにキッチンクロスやペーパーで水拭きしましょう。油分のこびりつきを防ぐことができますよ。
お料理しながらお片付け
お料理中に使った菜箸やヘラなどのキッチンツールは、溜めこまずにその都度洗いましょう。お料理が完成するまでの待ち時間に片付けも同時並行してすすめていくことで、お料理が出来上がったときにはキッチンが元通りに。ちょっとカッコよく"お料理のプロ"になったみたい！
いつものお料理の度に少しだけ工夫することで、手も付けられないような汚れになってしまうのを防ぐことができます。
きれいなキッチンならもっとお料理が楽しくなりますよね！
お洗濯で"サボる"コツ
その秘訣はいつお洗濯して、どう干すか。
お洗濯の時間を見直して時短
日頃お洗濯は午前中のうちに済ませてしまう、という方も多いのではないでしょうか？それを思いきって夜に変えてしまいましょう。最後にお風呂に入る時にお洗濯をすると、その日に着ていた洋服の置き場所にも困らず、すぐに洗うことで菌が繁殖するのも最低限に抑えることができます。
下準備をしてあとで楽々に
汚れのひどい洗濯物は、あらかじめ汚れのある部分に少量洗剤を付けて洗うと汚れが落ちやすくなります。泥汚れなら軽く揉んでから同じ工程で洗ってみて。
洗濯物は色や素材など分けて洗いたいものがすぐにわかるように洗濯ネットやカゴなどで分別しておきましょう。また、洗濯ネットに入れてお洗濯することで、細かなゴミが付かず、毛玉がついたり、素材を傷めることも防ぐことができます。
賢い干し方で時短しましょう
夜、室内に干すときには、しわを伸ばしながら干すようにしましょう。アイロンがけが不要となり楽になります。また、一部屋を閉め切って除湿器をかけるのもおすすめ。そのとき、洗濯物に除湿器から出る乾いた風が直接当たるように設置することが、早く乾くコツです。除湿器がない時は、お洗濯物の真下に新聞紙を広げておくと良いでしょう。
夜のお洗濯物はお財布にも優しい
夜の洗濯は他にもいいことが。夜間電力は安いのでお財布にも嬉しいです(※)。また、20度以上のぬるま湯で洗うと洗剤の洗浄力を最大限に引き出せるといわれています。お風呂の残り湯を活用すれば汚れの落ち度がアップするだけでなくさらに節約できますね。
(※)集合住宅にお住まいの方は騒音トラブルにお気をつけください。
嬉しい！サボってできた時間の使い方
それは、毎日賢くがんばるあなたへの贈りもの。
ゆったり過ごせる自分の時間ができたら何をしよう。考えるだけもワクワクしてきませんか？
前から読みたかった本にじっくり向き合うのもいいですね。傍らにはお茶を用意したりして。
気持ちにゆとりが出てきたら、お散歩してもいいですね。帰り道に花を買ってお家に飾ればもっと楽しく過ごせそう。
たまには、仲のいい友達とランチしたり、お茶したり。家事がしっかり終わっているという充実感があるから楽しさもひとしお。なんてぜいたくな時間！
いかがでしたか？
家事上手さんにならって"サボる"コツ＆テクを覚えてどんどん実践してみて。毎日の家事が少し楽になって、しかも時短できるから自由な時間が増えていることに気が付くはずです♪
毎日の食事の支度や、子どもの世話、洗濯に掃除・・・。朝起きてからやらなければいけないことに追われて、気が付けば一日が終わっていた。そんな忙しい毎日を過ごしている方も多いのではないでしょうか。