輪の中の小さな世界 ~『リングワーク』の魅力~
『リングワーク』ってどんなもの?
『リングワーク』とは、小さな輪の中にステッチや織りで模様を描いたクラフトです。パーツに糸を巻きつけた後、内側に糸を通し装飾を施します。
今から約50年前、刺繍作家の久家道子さんが“刺繍を楽しく簡単に練習できる手芸法”として考案し、ブームとなりました。
そして2015年、ぬいぐるみ作家でもある原優子さんが、久家さん監修の「リングワークのかわいいもの」という本を出版したことで再び注目を集め、リングワークを楽しむ方が増えているようです。
できあがった作品は、ブローチやピアスなどアクセサリーにしたり、洋服のボタンに使ったり…いろいろアレンジすることができます。
一つだけでも存在感がありますが、シンプルなものをサイズ違いで複数組み合わせ、こんな風にネックレスにするのも素敵ですね。
『リングワーク』の作り方
それでは、『リングワーク』の作り方について簡単にご紹介します。
《材料・道具》
・リングパーツ(手芸用プラリング)
・お好みの糸
・毛糸とじ針
使う糸は、刺繍糸はもちろん、春夏にはつるりとした光沢感のある「エコアンダリヤ」、秋冬にはもこもこふわふわの「毛糸」など、使う糸によっても作品の表情が変わります。季節や目的に合わせて、いろんな糸を使ってみましょう!
《作り方》
①とじ針に糸を通し、リングパーツ全体にくるくると糸を巻きつけます。
②リングの内側(糸の隙間)から、対角線上に糸を渡してベースを作ります。
③ベースに、織物のように糸を通したり、玉どめなど…色々な技法で装飾していきます。
※こちらはイメージ画像です。
動画も参考にしてみよう
基本の材料以外にも、ビーズを使ったり、いろんな技法を応用すれば、様々なデザインのオリジナル作品ができそうですね!
まずは、手軽にキットでスタート!
リングワークに必要な材料が揃ったキットが販売されています。
デザインの参考にしたい素敵な作品集♪
インスタグラムで見つけた素敵な作品
淡い色合いのグラデーションが素敵な、あじさいのリングワークブローチ。シンプルなシャツやワンピースなど、胸元を優しく彩ってくれそうですね。
三日月をモチーフに、リングの上に小さなビーズをたくさんちりばめた作品。夜空のような深い色合いとビーズの輝きがとっても華やかです。
リングワークで和風のデザインも楽しめます。縁起の良い富士山モチーフは、浴衣や藍染のアイテムとも好相性◎。
リングワークをベースにした、シックでモードな雰囲気が漂うフラワーモチーフ。アレンジ次第で、リングの枠を超えたオリジナル作品に挑戦してみるのもいいですね!
ハンドメイドサイトで見つけた素敵な作品
おわりに
『リングワーク』についてご紹介しましたがいかがでしたか?デザインやアレンジ次第で、小さな輪の世界の可能性は無限に広がります。ぜひあなただけの特別な“小さな世界”をリングワークで表現してみて下さいね♪
小さな輪の中に、乙女心をくすぐるナチュラルで可愛い世界がぎゅっと詰まった『リングワーク』をご存知ですか?材料もとってもシンプルで、手軽にはじめられる手芸なんですよ。今回は、『リングワーク』の魅力や作り方、素敵な作品などをご紹介します。