オリーブは橄欖（かんらん）とも呼ばれる、モクセイ科の木です。
もともと、地中海沿岸が原産地で、今でも周辺ではオリーブ農業が盛ん。オリーブオイルはもちろん、オリーブオイルを使った石鹸や、オリーブを使った郷土料理など、世界各地で暮らしに根付いている木です。
日本では小豆島での大規模栽培が有名ですね。日本で最初にオリーブを育て始めた地でもあります。

「日本の地中海」と呼ばれる瀬戸内海に浮かぶ小豆島には、こんなに大きなオリーブの木も。

オリーブは、ラッキーモチーフ「平和の象徴」としても有名。ハトが葉を口にくわえている絵を見たことがある人も多いかもしれませんが、あの葉っぱはオリーブなのです。

オリーブの木は鉢植えでも楽しめます。柔らかな丸みの葉、銀色かがった葉の裏側、整った枝ぶりはインテリアグリーンにもおすすめです。

種苗店やホームセンター、お花屋さんなどの店頭でオリーブの苗を見ることができます。
大きく育ちやすいか、プランターでも育てられるかなど品種によって特徴があります。また、オリーブは一本では受粉しづらい特性（自家不結実性）があります。実を収穫したい場合は、二品種を近くに植えてあげましょう。品種によって花の咲く時期などが違いますが、「ルッカ」と「ネバディロ・ブランコ」の組み合わせは育てやすくておすすめです。

オリーブは日当たりと風通しの良いところで、水はけの良い土で育てましょう。また、比較的乾燥を好みます。
アルカリ土場が良いとされているので石灰などで土壌改良することも多いです。
タネから植えつけるタイミングは3〜4月頃が良いとのこと。（関東以西では10月頃でも生育可能）

鉢植えの場合は、根が詰まったら一回り大きい鉢に植え替えましょう。1年に1度から2年に1度の植え替えが目安です。
特に甲信越・東北・北海道は地植え（※）が難しいそう。温度管理に気をつけ、寒さが厳しい日は風除室や温室などを利用して鉢植えを楽しみましょう。

（※）地植え：鉢やプランターなどの容器ではなく、畑や庭、花壇などの地面に直接植えることです。

5~6月には小さな白い花がたくさん咲きます。花が咲き終わる6月中旬〜末頃に追肥を施します。

・熟したオリーブの実をよく洗います。（青い実で作ると緑色がかったオリーブオイルに。潰すのは少し大変です）

・オリーブの実をよく潰します。（ビニール袋などに入れて潰すとgood！）

・でてくる汁をペーパーフィルターなどでよく濾します。数回繰り返します。

・液を放置することで油が上に、それ以外の要素が底の方に分離します。

・オイル部分だけをスプーンやスポイトですくえば、旨味たっぷりのオリーブオイルの出来上がり！

作るのはちょっと…でも美味しいオリーブオイルを味わいたい！という人は、晴れの日の料理に使いたい上質なオリーブオイルを購入してみるのも良いですね。

スーパーなどで購入できるオリーブの瓶詰め、パスタにサラダに、おつまみにも幅広く使えて便利ですね。
ただ、家庭でオリーブの瓶詰めを作るのはとても手間がかかります。
塩漬け、オイル漬けなどつける液も様々ですが、その際には渋抜きが必要。苛性ソーダを使い、何度も定期的に入れ替える必要があり、ハードルが高いのが難点です。

オリーブの実とオイルをたっぷりとれる、見た目にも映えるこちらは「オリーブオイル鍋」。カマンベールとトマトのまろやかさと酸味のバランスをオリーブオイルが風味豊かなにまとめています。

バニラアイスにオリーブオイル？！最初はびっくりするかもしれませんが、食べて納得のコンビネーションです。エキストラバージンオリーブオイルでフレッシュさを楽しみましょう。

オーストラリアで採れたオーガニック認定済みのプレミアムエクストラヴァージンオリーブオイルを配合したボディクリーム。使うたびに贅沢な香りが広がり、癒しの時間をもたらしてくれますよ。この素敵な缶は、使用後はちょっとした小物入れに◎。

オリーブオイルをつかったオイルランプ。素敵な香りがしそうですね。

枝の剪定をしたら、枝を使ってリースに。生のままの色も、乾燥した色味も落ち着きがあって素敵ですよ。

盆栽用の鉢に植えられていても、どこか今風で素敵な雰囲気。
さぁ、あなたもお家のベランダやガーデン、玄関先で
オリーブの木のある生活を初めてみませんか？