とっても素敵なコースター。実はこれは「こぎん刺し」と呼ばれる刺し子の技法を使って作られたものですが、最近ハンドメイド好きの方たちの間でもブームを巻き起こしているのだとか。伝統的な技法でありながら、おしゃれで北欧雑貨にもぴったり合う、「こぎん刺し」ぜひ始めてみませんか？

古い時代のこぎん刺しには、「モドコ」と呼ばれる伝統的な模様が必ず入っていて、その数は数百種類とも言われています。これらの組み合わせで模様が作られていきますが、代表的なものは猫の目や石畳など、生活に身近なものがモチーフになっています。

時代が変わり、木綿の着物が手に入るようになってからは急速に衰退していったこぎん刺しでしたが、見事なこぎん刺しの着物は昭和初期に柳宗悦（やなぎむねよし）らの民藝運動によって再評価されました。そして、現在では趣味の手芸として若い人たちにも人気があります。

こぎん刺しで必要なものは、目の粗い麻や綿の布、こぎん刺し用の糸と針です。針は専用のものの方が使いやすいですが、刺し子用のものでも代用できます。糸も同じく刺し子用の糸や刺繍糸でもOKです。

可愛らしいくるみボタンは初めての作品にもおすすめです。色使いも涼しげで素敵ですね。

ブローチにアレンジしたり、ヘアゴムに使うのもおしゃれですよ！

こぎん刺しは北欧雑貨やインテリアとも相性抜群。

針山を作ってみるのもおすすめ。針仕事が楽しくなりそうです♪

グレーの糸で刺すととてもおしゃれ！手触りも優しく、こまごましたものを入れて毎日持ち歩きたくなります。