目次
大好きなキンモクセイ(金木犀)の香りを、いつでも纏いたい*
「キンモクセイの香り」に似てる香水/自家製の芳香剤作りを楽しもう

今回は、そのように筆者も大好きな「キンモクセイの香り」が好きな方へ、この香りを楽しみ尽くす方法ををご紹介。
「香水」、「ルームフレグランス」、「スキンケアクリーム」、さらには「金木犀のシロップ」、“お茶”でいただく「桂花茶」など・・おすすめをセレクトしました。
キンモクセイのお花が無くても、高品質の、似てる香りの商品はたくさん。ぜひ参考にしてみてくださいね。
画像/金木犀のシロップ
【始めの豆知識】実際、キンモクセイの香りの「効果」は?

実はキンモクセイ、その香りの強さから、かつては消臭剤としてよく使用されていました。そのため、“お手洗いの消臭剤”とたとえればピンと来る年配の方も多いです。
しかし昨今では、「癒し効果」という別の側面が期待されています。ここでは、そんな「効果」についておさらいしてみましょう。
キンモクセイは、ラベンダーやカモミールなどと同様に「アロマテラピー」に用いられる植物。その甘い香りの成分は、イライラを鎮め、心をリラックスさせる効果があります。香水やルームフレグランスで香りを纏ったりすれば癒し効果があることはもちろん、桂花茶など、キンモクセイを“食用”としていただく場合も、リラックス効果、ストレス解消が期待されます。
【人へ与える香りの効果について】
お香のように、ちょっとオリエンタルな香りを感じさせることも特徴的。人への印象を残しやすい香りとも、言えます。
たとえば、香水といえばフローラル、シトラス系がよく慣れ親しまれていますが、そのなかで“金木犀の匂い”が仄かに漂うだけで・・・人は「あれ?この香りは・・」と気付きやすいものです。自分らしさを表現したい場面で、さりげなく活躍してくれる香りなんですね。
~キンモクセイの香りを、市販の《似てる香りの商品》で楽しむ~
キンモクセイの香りを、市販の《似てる香りの商品》で楽しむ方法を、①「香水・コロン」、②「スキンケアクリーム」、③「ルームフレグランス (芳香剤) 」、④「モイストポプリ」の順で、ご紹介します。
① キンモクセイの「香水・コロン」を、身に纏う。-人気3選-
AUX PARADIS/オードパルファム #07 Osmanthus[オスマンサス]

日本発祥のボディケアケアブランド「AUX PARADIS(オゥパラディ)」。
なかでも香水「オードパルファム」が、主張しすぎず日本人に合う香りとして、ナチュラル嗜好の方に人気を博しています。天然香料にこだわっており、ローズ、シトロン、フルールなどのラインナップがありますよ。
もちろん注目したいのは、キンモクセイ(別名 オスマンサス)の香りの商品「#07 Osmanthus〔オスマンサス〕」。
こちらは秋の時期~12月にかけて限定商品で、仄かに甘くふわりと・・秋の到来を感じさせてくれます。
他の植物と比べてキンモクセイの香りは抽出が難しいので、大切にちょこちょこっと使いたいですね。
舞妓夢コロン/金木犀(きんもくせい)の香り
身に纏うだけでなく、すこしハンカチに軽くつけたり・・・。そのように日常的に使うからこそ、ちょっと安いアイテムが欲しいという方には、こちら。京都の舞妓さんをテーマにしたコスメシリーズ「舞妓夢コロン」がおすすめ。
香りは3種あり、その中の一つが「金木犀の香り」。
本物に香りに似ているのですが、愛用者のなかには、お母さん世代の化粧品の香り・・という使用感を持たれた方も*
昔の記憶に触れるような、ノスタルジックな気持ちも楽しめそうです。
舞妓さんの練り香水/「うさぎ饅頭」 金木犀の香り
香水って、油断すると結構付けすぎちゃうものですよね。
付けすぎることなく、どこに行っても金木犀の香りをそっと身に纏いたい・・・という方は、ミニサイズの「練り香水」はいかがでしょう。
こちらは兎の可愛いケースに入った、 金木犀の香りの練り香水。上で述べた、舞妓夢コロンと同じ製造元のものなので、二つ揃えてもいいかもしれませんね。
② キンモクセイの「クリーム」で、癒しのスキンケア
コトノカ/ハンドクリーム 金木犀の香り
キンモクセイ香りのハンドクリームがあれば大好きな香りで保湿もできて、とっても実用的。プレゼントにしてもいいですよね。
こちらは、京都で作られたハンドクリーム。古くから愛されるキンモクセイのクリームでスキンケアすれば、京美人に近づけるはず。
③ 「ルームフレグランス (芳香剤) 」で、お部屋を癒し空間に
Francfranc/ミスフローラ ルームフレグランス【キンモクセイ】
④ キンモクセイの芳香剤!手作りの【モイストポプリ】
【モイストポプリ】の作り方
はじめの準備
作り方
⑤. ルームスプレーや香水になる、手作り【キンモクセイチンキ】
【キンモクセイチンキ】の作り方
~キンモクセイの香りを、《食べて》楽しむ~
⑥ キンモクセイの香りを楽しめるお茶【桂花茶】
⑦ お茶以外も。金木犀を「ジャム、ゼリー、お酒」で味わおう
気分が華やぐ【キンモクセイジャム】の作り方
優しい甘みをスイーツで。【キンモクセイゼリー】の作り方
お酒が香って夢心地・・【キンモクセイのお酒/リキュール】の作り方
金木犀と梨のフルブラ
アガーで作る、やわらか杏仁豆腐&桂花陳酒のゼリー
【最後に】キンモクセイの香りがある暮らしを堪能しよう

画像/キンモクセイのモイストポプリ
毎年9月下旬から10月頃の開花時期になると、庭先や公園で見かける「キンモクセイ」。小さくて可愛らしいオレンジ色の花は、ちょっとオリエンタルな甘い香りが漂ってきて・・・。キンモクセイの甘い香りって、不思議と心惹かれますよね*
風が吹けばあっという間に花が散ってしまう儚さも、特徴。その様子に由来して、花言葉「謙虚」です(その他、「初恋」「真実の愛」「高貴」という花言葉も)
また、キンモクセイが咲く頃は「夏が終わる」「秋の訪れ」といった、季節間の移り変わりも感じられますよね。この時期に特別な思い出がある方にはセンチメンタルな気持ちを呼び起こす・・・特別な香りでもあります。