「物が手放せない、もったいなくて使えない」のはなぜ?原因を知って踏ん切りをつけよう

「物が手放せない、もったいなくて使えない」のはなぜ?原因を知って踏ん切りをつけよう

「使っていない物が多いのに手放せない」「もったいなくて使えない」という悩みは、一見「お金がもったいないと感じる」ことが原因のような気がしますが、本当の理由は自分の中にあるのかもしれません。持ち物の整理が難しいと感じるのはなぜか、考え方のヒントをご紹介します。2021年10月13日作成

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ライフスタイル
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「物が多すぎる、けど…」と思ったときに

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断捨離に代表される「持ち物の管理」は、物が簡単に手に入って増えてしまいがちな現代人が暮らしていくための一つのテーマとなっています。実際に部屋を振り返って「物が多い…」と感じることもしばしばありますよね。

「物が少ない」のイメージがないと手放せないのは自然なこと

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「スッキリした環境で暮らしたい」と思いながらもこれまで「物が多い」と感じる環境で暮らして来たのなら、「でもまだ使える」「手放してから必要になるかも」という理由で手放せないのは自然な心の動きです。なぜなら「物が少ない」「持ち物がほとんどない」暮らし方がどのようなのか知らなければ想像できないからです。
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問題は、多すぎる物を手放す必要があるときブレーキをかける理由が「本当に必要と思っている」のではなく、別の原因になっているケース。「心の隙間を物が埋めている」場合、実用的な管理コストなどからそれが不要と説明されても心が動かないかもしれません。

耐久という意味で「使える」と「実際に使用できる」は別

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まず、覚えておきたいのが「物が多すぎるけど『まだ使えるし』で取っている物」の大半は、実際にはほぼ使えません。実用的な耐久性という意味では使えたとしても、「使用したい」という動機を起こすことができないと死蔵品になります。

死蔵品を「価値がある物」と感じるのはなぜ?

「持っているけれど使わない物」が手放せない場合、多く場合は「それを手に入れた経緯」も理由になっています。例えば半額セールで見つけて勢いで買ってしまった服が似合わなかったとき、それを取っておく理由はなんでしょうか。

「ラッキーの証拠」になっていると手放せない

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「買い物に失敗したお金がもったいない」という気持ちが手放せない理由のメインであれば、リサイクルショップに持って行ったりフリーマーケットで売るなどの方法もありますが、特別気に入ってるわけでもないのに「着ないけれど持っておきたい」という気持ちがあるときは、それが「思いがけないラッキーに出合えた証拠」になっていないか振り返ってみてください。

「大切にされている証拠」になりがちなプレゼント

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プレゼントでもらった物を使っていなくても、「もらった人の想いを捨てるようで手放せない」という気持ちを裏返すと「これを贈ってもらえた私は大切にされているという証拠」になってしまうので、手放すと相手との関係を捨ててしまうように感じるのかもしれません。

「思い出の品」も数が過ぎるときは注意

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「友達と旅行に行ったときに買った物」「楽しかったイベントで買った物」は、思い出の詰まった品として大切に持っておきたいですが、あまりに増えすぎて管理しきれない量にになっても手放せない場合は「過去への過ぎた執着」になっている可能性があります。

「使わないのに手放せない」のは自分に自信がない

「使わないけどまだ使えるから捨てられない」の代表的な例は、古い洋服かもしれません。くたびれてもう似合わない、下手をするとサイズが合わなくなっているのに「耐久的な意味ではまだ着られる」という理由で捨てられないのは、「自分にはこれがお似合い」という強烈な自己否定をしているのと同じではないかと思います。
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もし「服はたくさん持っているけれど実際に着ているのは限られたアイテムだけ」なら、最低限のお気に入りの服を着回しているシンプリストさんとやっていることは同じなのに、「不要な物を手放せるかどうか」という気持ちの持ちようで印象が全く変わってきます。
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物を手放すのが苦手な人は、物に自分の価値の一部を預けていることがあります。「これを持っていることで得をするかも」と幸運を期待している状態とも言えますが、物の価値を自分の価値と重ね合わせてしまっていて、物との距離が上手く取れていない状態です。

せっかく買ったのに「死蔵品」にしてしまう場合

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逆に「せっかく買ったのに死蔵品にしてしまう」パターンも物との付き合いが上手く行っていない状態です。例として、輸入食材ショップでおしゃれなコーヒーやお茶、お菓子を買って帰った後、なんとなく「食べるのがもったいない」という気がして手を付けないまましまい込んで消費期限が過ぎてしまった、という経験はないでしょうか?
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セールで似合わない服を衝動買いして手放せないパターンとは別に、「もったいなくて着れない服」もそれらと同じ仲間です。「高かったから、シミを付けたくない」「特別なときに着よう」と取って置きであることに価値を置きすぎて「物として使うことができない」ために起きてしまう現象です。

「もったいなくて使えない」は自分を卑下していることにも

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「使わずに死蔵の方がもったいない」のですが、「もったいなくて使えない」という理由でせっかくのアイテムを使ったり消費できない癖は「自分がこれを使うのがもったいない」と感じているのもかもしれません。もし気に入ってるのに「もったいなくて使えない」アイテムがたくさんあったとしたら、自分に対して不要な卑下をしているとも言えます。

使っている物は気に入っている?

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「使わないけれど手放せない」と感じて物をたくさん持っている人ほど、自分が持っている物、使っている物に満足していないのに「もったいなから気に入っている物が使えない」という傾向にあります。逆に、持ち物を厳選している人の所有物は一貫したテーマがあったり、並べただけでも不思議と整っている感じがします。
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「気に入っていないし使っていないけれど、手放すのはもったいない」という気持ちもわかりますが、あくまで物は使う人が主体となります。「もったいない」という感覚は悪いことではありませんが、それに縛られていると暮らしていること自体が息苦しくなるかもしれません。
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もし「気に入って買ったけれど使っていない物がある」状態であれば、勇気を出して持ち物の新陳代謝を始めてみましょう。「使っていない物」のスペースが空くだけで風景が違って見えてきます。

「捨てられない」「使えない」は物ではなく自分の扱いを振り返ろう

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「使わない物を手放せない」「もったいなくて死蔵してしまう」このどちらも金銭的な問題の他に「自分で自分をどう扱っているか」という問題があります。お掃除本などで学んだテクニックを実行に移せないとき、自分の価値をちゃんと認めているか振り返ってみてください。
素敵な画像のご提供、ありがとうございました
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