「いい人」は卒業!お互いを大切にできる上手な断り方

「いい人」は卒業!お互いを大切にできる上手な断り方

本当は気分が乗らないのにどう伝えれば良いか分からず、無理して引き受けてしまった経験はありませんか?誰にだって気分が乗らないときや、どうしても都合が悪いときはあるもの。我慢を重ねてしまうと自身の負担になったり、相手に迷惑を掛けてしまったりすることもあります。「NO」と言えずに悩んできた筆者が、断り方のヒントをご紹介します。 2021年06月24日作成

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そろそろ「いい人」を卒業しませんか?

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誘われたり頼まれたりしたとき、「NO」と言えずにモヤモヤした経験はありませんか?無理して引き受けているうちに「都合のいい人」になってしまう場合もあるでしょう。そうしていると「自分がどうしたいのか」が、分からなくなってしまいます。筆者自身、少し前まで「断れない」人でした。けれど少しずつコツを掴み、今では相手に意思を伝えられるように。今回はそんな私の経験も交えながら、上手に断る方法をパターン別にご紹介します。

目次

自身の本音を知ることが解決への近道

なぜ断れないのかを深堀する

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なぜ断ることに抵抗を感じてしまうのか、改めて考えてみてください。そこに解決するためのヒントが隠れているはずです。「嫌われるのではないか」「傷付けてしまうかもしれない」「信頼や評価が下がってしまったら、どうしよう」など、さまざまな気持ちが見えてくるでしょう。これらの感情をじっくり観察してみると、全て自分の心の中で結論を出していることに気が付くのではないでしょうか?実際に断ったとき本当に自身が想像する結果になるのかイメージしてみましょう。

断られる側の気持ちを想像してみる

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一度、断られる側の心の中を想像してみましょう。自分から誘ったりお願いしたりしたときに、相手に「それはできない」と言われたらどんな気持ちになりますか?多少ガッカリすることはあるかもしれません。けれど期待していた返事と異なるからといって「私自身を否定された」とまでは思わないのでは?断る内容はあくまで提案された事柄に対する相手の意志なのです。それを理解できれば「NO」と伝えるハードルが少しさがるのではないでしょうか?

自分の心の声に耳を傾ける

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断ろうか迷うときは、答えを出す前に心の声に耳を傾けてみてください。「周りの反応を気にして無理をしていないかな」「私はどうしたいのだろうか」と、自分の気持ちと向き合ってみるのです。そして「断った場合」と「引き受けた場合」を思い浮かべて、「引き受けたい」と前向きに思えるかどうか確認してみましょう。

自分の本音に焦点を当てた、お互いを大切にする断り方

【パターン1】これからも良い関係を続けたいとき

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これからも良い関係を続けていきたい友人からの、お誘いや頼まれ事。本当は「OK」したいけれど予定や体調などにより、どうしても難しい場合もありますよね。そんなときは無理せず断ることをおすすめします。気が進まないのに参加して楽しめなかったり、頼まれたことをきちんとできなかったりした方が失礼にあたるのではないでしょうか?今後の付き合いを大切にしたいからこそ「無理なときは無理」と素直に言い合える関係を築いていきたいですね。

きちんと理由を伝えば信頼度アップにつながる

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ただ断るだけだと「誘って迷惑だったかな」など、相手に不安な気持ちを感じさせてしまう場合もあります。そうならないために、差し支えない程度に理由を伝えましょう。たとえば「その日は都合が悪くて」ではなく「家族と出掛ける予定が入っていて」「最近仕事が忙しかったので一日家でゆっくり過ごしたい」など具体的に説明することを心掛けてみてください。きちんと話せば信頼度アップにもつながるでしょう。

ほんの少し心の扉を開いてみる

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仲の良い相手からの誘いでも、気分が乗らない場合もあるでしょう。そういったケースだと、明確に理由があるときに比べて説明しにくいですが「今日は少し調子が悪くて」と正直に話せば分かってもらえるはず。体調や心の状態などデリケートな内容を伝えることには、勇気が必要かもしれません。けれど、ほんの少し心の扉をオープンにすれば、相手との距離も縮まるでしょう。

次の約束をするときは、具体的な日付を提案する

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「また今度」「そのうち行こう」といった曖昧な言葉だと「社交辞令なのかな」と相手に思わせてしまう場合があります。「今日は難しいけれど、この日なら空いているよ」「〇日には仕事が落ち着くから連絡するね」など具体的な日付を提案し、実現させましょう。「あなたとこれからも良い関係を築いていきたいです」という気持ちが伝わるはずです。

【パターン2】信頼や評価を下げたくないとき

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「〇〇さんに、ぜひお願いしたい」「他に頼める人がいなくて」と職場の人に言われて困った経験はありませんか?信頼してくれているからこそ、断り辛いもの。けれど、お願いされたときに「こなせる自信がない」と感じたら、引き受けない方が良いでしょう。私自身、何でもかんでも「大丈夫です」と仕事を抱えて、体調を崩してしまった経験があります。その結果、色々な人に迷惑を掛けてしまいました。「できないときはできない」と伝えることは相手のためでもあるのです。

確実にこなせる内容を丁寧に仕上げる

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よくあるのが既に手がいっぱいのときに、追加で仕事を頼まれるケース。「今は他の仕事が詰まっているため難しいです」などきちんと理由を伝えた上で、今の自分にできることを提案してみましょう。期限を延ばしてもらったり、作業範囲を少し減らしてもらったりして作業内容を調整するのです。無理に引き受けて中途半端になるより、こなせる量を確実に仕上げるほうが信頼度アップにつながるはず。「役に立ちたい」という、ひたむきな気持ちも伝わります。

自分にできることを見つけて動いてみる

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たとえば仕事で残業を頼まれたけれど、どうしても対応できないときもありますよね。私自身、子供が生まれてからは保育園のお迎えの関係で引き受けられないことが多々ありました。その代わりに朝早めに出勤して一人で作業したり、他の人が体調を崩したときは進んでシフト変更に応じたりなど自分のできる範囲でフォローするよう心掛けるように。職場は一つのチームでもあります。困ったときはお互い様。日頃から誠実に仕事をしていれば、断る場合も受け入れてもらいやすいはずです。

【パターン3】関係をフェードアウトさせたいとき

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誰にでも苦手な人はいるものです。「価値観が合わず一緒にいて疲れてしまうので、繋がりを減らしたい」という場合もあるでしょう。今後の関係をフェードアウトさせたいなら、相手を傷付けずに自身の意思を伝えることがポイントです。

その場しのぎの適当な態度は避けて

苦手な相手だからといって連絡を無視したり、冷たい態度をとったりするのはNG。場合によっては上手く理由を説明できる自信がなく、嘘を付いてしまいたくなるかもれません。「知り合いの結婚式があるから」「親族の法事で」などと言ってやり過ごすさないようにしましょう。SNSの普及もあり、いつの間にかバレてしまうこともあります。その結果、相手だけでなく共通の友人などからの信頼を失うケースもあるので注意が必要です。
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「仕事が忙しくて、しばらく難しい」などと説明し「いつ時間ができるか分からない」ことが伝われば、相手から声を掛けてくる機会は減るはずです。

早めに返事をしてモヤモヤを引きずらない

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苦手な相手だと、どう断って良いか分からず返事を先延ばしにしがち。けれど、後回しにすればするほど、モヤモヤした気持ちを引きずることになります。また相手も、なかなか予定が立てられません。距離を置きたい関係だからこそ早めに答えを出し、ストレスにならないようにしましょう。都合上どうしてもその場で答えられないときは「〇日までに連絡します」と具体的な期限を伝えて、先延ばしにしないよう心掛けてくださいね。

【パターン5】感じ良く断りたいとき

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「買い物や美容院でスタッフから声を掛けられたり、商品を勧められたりするのが苦手」という人は少なくないでしょう。「そっとしてほしいけれど、感じ良く断りたい」という場合、気持ちを素直に伝えればOKです。その際は相手の立場を考えて、丁寧に断ることを意識してくださいね。

素直な気持ちを伝えれば、丁度いい距離が保てる

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買い物中そっとしておいてほしいのに、販売員に「何かお探しですか?」と声を掛けられたり、商品を勧められたりして困った経験はありませんか?そんなときは遠慮せず「見ているだけです」「じっくり一人で考えたいので」など気持ちを素直に伝えましょう。あとは相手が距離感を調節してくれるはずです。私は今までにアパレルや雑貨店のスタッフとして働いていた経験をもっています。店員側から声を掛けたときお客さんの様子が曖昧で、どうしていいか困ったことが多々ありました。話しかけてほしいのか、そっとしておいたほうがいいのかを素直に伝えれば販売員も対応しやすくなります。

どんなときも相手への思いやりは忘れない

仕事とはいえ販売員も一人の人間です。声を掛けたお客さんに冷たくあしらわれると「私嫌われている?」「何か気に入らなかっただろうか?」とモヤモヤした気持ちに。また悪いイメージがつくと、本当にその店の商品が欲しいときに来店しにくくなります。イヤホンをして聞こえないふりをしたり、迷惑そうに返事をしたりしないようにしましょう。
買い物に限らず、美容院に行ったときも断り方の基本は同じ。トリートメントやワンランク高いカラー剤を勧められたときは「ありがとう。でも今日は予算内でおさめたいので」と正直に伝えれば、納得してもらえます。
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買い物に限らず、美容院に行ったときも断り方の基本は同じ。トリートメントやワンランク高いカラー剤を勧められたときは「ありがとう。でも今日は予算内でおさめたいので」と正直に伝えれば、納得してもらえます。

【パターン6】相手を傷付けずに意思を伝えたいとき

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「相手に勘違いをさせないために意思はしっかり伝えたいけれど、傷付けたくない」というシーンは、恋愛関係で多く見られます。たとえば、その気がない人からデートに誘われたり告白されたりといった場合です。「他に好きな人がいる」「仕事に集中したいので誰かとお付き合いするつもりはない」など、進展する可能性がないことをハッキリ伝えましょう。

人格を否定せずキッパリ断る

私は昔、好きだった人に「ご飯に行きませんか?」と自分から声を掛けたことがあります。そのときに「今は勉強に集中したいから、他の人を誘って」とキッパリ断られました。こういった伝え方なら「好意をもっている」と勘違いさせることはありませんし、相手の人格を否定することにもならないでしょう。

相手のために曖昧な返事はしない

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好きではない相手から告白されたとき、どう断れば良いか悩んでしまいますよね。相手がスッキリ諦めて、次の恋に進めるよう潔く断ることが大切です。「傷付けてはいけない」と思うあまり曖昧な返事をして、相手を期待させてはいけません。「頑張れば振り向いてくれるかもしれない」と余分なエネルギーと時間を使わせることになります。恋愛感情を抱けないのは誰のせいでもありません。「ごめんなさい、他に好きな人がいるので」などと素直に伝えましょう。そして「好きになってくれてありがとう、その気持ちは嬉しかった」と思いを伝えてくれたことに対して、感謝の言葉を伝えられるとベストです。
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私は以前、振られた相手が忘れられずもう一度想いを伝えた経験があります。二回目のとき「可能性はない」とハッキリ言われて、諦めがつきました。その時はショックでしたが、そのおかげで次の恋に進むことができました。今となっては、潔く断ってくれたことに感謝しています。

ほんの少しの勇気が、心地よい人間関係をつくる

断ることはお互いを大切にすることにつながります。自分や相手の気持ちと向き合うプロセスを経て出した返事なら、ちゃんと届くはず。まずは「私はどうしたいのか」をじっくり考えることが大切です。誰かが我慢したり不安な気持ちを抱いたりせず、心地よい関係性をつくるために、ほんの少し勇気を出してみてくださいね。

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