家族のライフプランや両親の年齢・状況、市場の動きなど、マイホームを持つタイミングは人それぞれ。
でも、人生において大きな買い物だからこそ、できるだけ最良のタイミングにマイホーム計画したいですね。

今回は、そのヒントになる「世代別マイホームを持つメリットとデメリット」をご紹介します。

マイホームの購入はそれぞれの家庭に合っていれば、どのタイミングも間違いではありません。
でも、あとで後悔しないためにもよく考えて計画したいですね。世代別のメリットとデメリットを知れば、その判断の目安になるはずです。

社会人として仕事を始めたばかり…という方も多い20代。住宅購入はまだ先と感じている方も多いのではないでしょうか。でも、20代に結婚・子育てをスタートするご家庭にとって、20代のマイホーム購入は他の世代にはないメリットもあります。

メリットもある一方で、ライフプランに不確定な要素が多い20代はデメリットも。収入や貯蓄額が少ないため購入可能な物件に制限があったり、老後を迎える前にマイホームが老朽化する可能性もあります。

将来的なライフスタイルの変化に対応できる住宅選び、また後々賃貸住宅として人に貸すことも視野に入れるなど、先々の暮らしを思い描いてマイホーム選びをしたいですね。

30代になると仕事で重要な役を任されることもあり、収入が安定することで安心してマイホームを計画できるというメリットも。
また、家族構成がほぼ決まってきている場合、それに合わせて部屋数や間取りを考えることができるため無駄のない住まいづくりができることでしょう。

せっかく理想のマイホームを手に入れても、小さなお子さんがいる場合は、すぐに汚れてしまったり、壊れた場所の補修が必要になったりすることも。また、お子さんの「教育資金の準備」と「住宅ローンの返済」を同時に考えていかなければならないという点もあります。

最近ではしっかりと頭金を貯めて、40代でマイホーム計画をするというケースも見られます。ライフプランがほぼ定まり、将来の見通しが立っているため理想の住まいづくりがしやすいというメリットも。また、お子さんの独立、親との同居や介護など、将来的な予想をもとに堅実なマイホーム計画ができますね。

40代でマイホーム計画をするデメリットは、経済的な面への負担が中心になるよう。
たとえば、仕事の現役時代に住宅ローンの完済が難しいことや、借り入れが多い場合、老後に影響が及ぶ可能性があることも不安材料になります。さらにお子さんが学生の場合は、教育資金の準備に支障をきたすことも考えられるため慎重な資金計画が必要です。

お子さんのいるご家庭では、将来的に夫婦で暮らすことを視野に入れて今後の住まいをじっくりと考えたい50代。
仕事をリタイアした後、理想の暮らしを思い描きながらマイホーム計画ができることも魅力です。また将来に向けてバリアフリー住宅を準備できるなど、老後にも住みやすい具体的な住まいづくりもできます。

50代は、自分たちの老後資金の準備だけではなく、親の介護資金なども同時に考えなければならない世代。
ローン審査も厳しくなり、長期のローンは組みにくくなると言われています。住宅ローンが経済的な負担にならないかをしっかりと見極めて、マイホーム計画したいところです。

マイホームは家族の夢がつまっています。しあわせな暮らしを思い描ける理想の住まいを実現するためにも、それぞれのご家庭にとって最良のタイミングを見極めて計画したいですね。

今回ご紹介したメリットやデメリットは、ほんの一部。大切なのは、ライフスタイルに合ったタイミングを逃さないことです。マイホームを考えているなら、あなたもぜひご家族と理想の暮らしについて話し合ってみてはいかがでしょうか。