家族の衣類はいつも真っ白に洗いあげたいものですよね。洗濯洗剤はそれぞれ、得意とする汚れがあります。どんな汚れには、どんな洗剤を使えばいいのかが分かると、洗剤をチョイスする助けになりますね。ひとつひとつの言葉の意味を理解し、効果的なお洗濯につなげていきましょう。

洗濯洗剤は、おおきく分けて中性と弱アルカリ性に分類することができます。中性の方が洗浄力は弱いのですが、衣類にかかる負担は少なくなります。一方の弱アルカリ性の洗剤は洗浄力が強く、ひどい汚れにも効果が高いのですが、衣類への負担が大きくなります。

おしゃれ着洗い用の洗剤や液体洗剤の一部が中性。弱アルカリ性が粉末洗剤や液体洗剤の一部です。液体洗剤には中性と弱アルカリ性のものがあることを覚えておきましょう。

洗濯洗剤には、液体洗剤と粉末洗剤、そしてジェルボールというかたちがあります。ご家庭の洗濯事情に合わせて、使う洗剤をチョイスしていくとよいでしょう。

どれにしようか迷ったらまずは、液体洗剤をひとつチョイスしてみるといいでしょう。一般的な家庭の普通の汚れには汎用性の高い液体洗剤が便利です。普段使いの液体洗剤とおしゃれ着用の中性洗剤を用意しておくと万全です。

最近の液体洗剤では、少量でも汚れ落ちがよく、泡切れもよい濃縮タイプのものが人気になっています。液体洗剤を選ぶときは、洗浄力のほか、好みの香りかどうかも重要なチェックポイントになります。

洗濯洗剤を選ぶときに、中性や弱アルカリ性といった液性を確認するほか、もうひとつ見ておかなければならないポイントがあります。それが蛍光剤です。蛍光剤とは、白いものをはっきりと白く見せる効果があるもので、白い衣類をより美しく洗い上げることができます。

家庭で使う漂白剤はおおきく分けて、塩素系と酸素系に分類することができます。酸素系のものには、液体と粉末があります。塩素系の漂白剤は漂白力が非常に強く、白い衣類のシミなどを除去するのに適しています。酸素系のものは色柄ものにも使えるため、日常的な使用ではこちらを使う人が多いでしょう。

酸素系の漂白剤のうち、粉末のものは液体のものよりも漂白力が強く、浸けおきなどにも適しています。塩素系のものは、酸性のものとまぜると塩素ガスが発生するため、「まぜるな危険」といった表示が義務付けられています。塩素系漂白剤を使うときは、換気にも注意しましょう。

すすぎ1回OKという表示があるものについては、すすぎの回数を減らすことができるので洗濯の時短につながります。洗剤によって、おすすめのすすぎ回数が異なります。すすぎ1回でよい洗剤の場合、洗濯機の設定を変更しておくとよいでしょう。すすぎ1回の洗剤でも、すすぎを2回しても問題はありません。

洗濯物をふんわりと香りよく仕上げてくれる柔軟剤。実は洗濯洗剤と一緒に混ぜてしまうと、お互いに効果を打ち消しあってしまいます。全自動洗濯機では柔軟剤の投入口に入れると、最後のすすぎのタイミングで柔軟剤が投入されます。二層式の洗濯機ではすすぎの水がきれいになったら柔軟剤を入れ、その後、洗濯機を2、3分回すようにしましょう。

洗うたびに衣類のUVカット率がアップするという驚きの洗剤です。外出時の洋服や屋外作業着などの洗濯に適しています。柔軟剤とセットで使用すると紫外線カット効果が上昇するそうです。

カラフルなパッケージが多い洗濯洗剤は、白やグレーといったモノトーンの入れ物に詰め替えて使うと、お洒落度合いがぐっと高まります。柔軟剤や漂白剤など中身がしっかりと分かるようにラベリングしておくのが大切です。

こちらは持ち手の部分にラベルを入れた詰め替え容器です。大容量なのに、すっきりとしたイメージに仕上がっています。

すらりと背の高いボトルなら、狭い洗濯機周りでもコンパクトに収納することができます。

漢字を使ってラベリングをしておくと、視認性が高く、誤って違うものを使用してしまうことがありません。日本語の分かりやすさも大切にしてみたいものですね。

液体洗剤と粉末洗剤を詰め替えて、まとまりのある雰囲気を作り出しています。粉末洗剤は使いやすいように、口の広い容器をチョイスするといいですね。

急いでいるときでもぱっとすぐに判別できる大きめの文字を使うと、誤って漂白剤や柔軟剤を入れてしまうことを避けられます。上下の黒いラインがあることで、真っ白い容器がクールな表情を見せていますね。

大きく口の開くプラスチック容器にオキシクリーンを詰め替えて。オリジナルの容器は丸いふたの開閉にすこし手間取りますが、こちらのプラスチック容器ならささっと開閉することができるんです。セリアの商品だそうですよ。

種類の違うジェルボールは異なるカラーのものを選べば、同じ容器に入れてしまってもすぐに見分けがつきます。衣類用、タオル用など香りや洗浄力の違いなどで使い分けてみるのもいいですね。