水はけのよい土を入れ、蒸れないように風通しのよい場所で育てましょう。
※繁殖力が非常に強いので、地植えをする場合は広い場所がおすすめです。

挿し芽でも育つので、スーパーで食用に買ったものから増やすこともできますよ。このように水に挿しておき、根が出たら土に植えましょう。直接土に植える場合は根が出るまで半日陰で育てます。

ミントの品種は非常に多いのですが、大きく分けて「ペパーミント系」と「スペアミント系」に分かれます。ミントの種類によって香りも異なるので、いろいろな種類のミントを育てて違いを楽しむのもおすすめです。

和種のニホンハッカもペパーミント系のハーブです。一般的に“ハッカ”と呼ばれるのはこの品種のこと。メントールの含有量が多く、殺菌効果に優れています。

スペアミントは、優しいフレッシュな香りが特徴です。お料理やドリンクに広く使われるハーブです。

りんごとミントを合わせたような甘い香りが特徴のアップルミントは、デザートなどの香りづけにぴったりです。

スペアミント系のパイナップルミントは、名前の通りパイナップルのような香りが特徴です。斑入りの葉は、観賞用としても好まれています。

生活に「ミント」を取り入れる方法はいろいろあります。他の草花と一緒にガラス瓶に生けても涼し気ですね。

ミントをより長く楽しむには、吊るして自然乾燥させたり、電子レンジでドライハーブにすると便利です。

ドライミントで「サシェ(匂い袋)」を作って、クローゼットや枕元に吊るして爽やかな香りを楽しみましょう。他のハーブと組み合わせたり精油をプラスしてもOK。

お水とお砂糖でミントシロップを作れば、炭酸水で割ったり、ゼリーに使ったり、夏のドリンクやデザートの楽しみ方が広がります。アイスコーヒーに入れて爽やかな風味をプラスしても◎。

ラムをベースにミントとライム、炭酸、ガムシロップを加えた夏の爽やかカクテル「モヒート」。ノンアルコールで飲みたい場合は、ラム酒なしで炭酸のみで割ってもおいしいですよ。

モロッコで日常的に飲まれている「ミントティー」。ぜひ本場の淹れ方をマスターして楽しみましょう。

耐熱のグラスにお茶を注ぎます。コップに少し入れてポットに戻すことを2度繰り返し、ミントの香りを際立たせます。高い位置から注げばより本格的♪

生ハムとイチジクにさっぱりしたミント入りのヨーグルトソースをかけて。夏のお洒落な前菜メニューの完成です！

キュウリとも相性の良いミント。インドのヨーグルトサラダ「ライタ」にミントを加えてより爽やかに。カレーの付け合せにもおすすめです。

ズッキーニにミニトマト、ツナを合えた夏野菜パスタにミントの葉を加えて♪

ミントやバジルのフレッシュな香りが爽やかな夏を演出する、冷たくてクリーミーなパスタです。

「ミントソース（ペースト）」を作っておくと、サラダやソテーにかけたり、パスタと和えたり…色々と使うことができます。

【ホワイトアスパラのアーモンドミントソースがけ】
アーモンドとにんにく、オリーブオイルで作ったミントソースで、ゆでたホワイトアスパラに歯ごたえと香りを加えて。

【帆立のミントソース 】
色鮮やかなグリーンのミントソースが食卓を華やかにしてくれます。ホタテもソースも冷蔵庫でよく冷やして食べるのがおすすめです。

【ポークソテーのミントソース添え】
ミントの葉と粒マスタード、オリーブオイル等を合わせたミントソースはポークソテーに添えて爽やかに。

今の時期はミントの生育も盛んです。ミントを生活に取入れて、夏を爽やかに乗り切りましょう。